小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1989年9月号

マイコンベーシックマガジン1989年9月号(第8巻第9号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総数は105店で先月比-2となっています。新規掲載店が2軒確認されています。

 

・その他

ゲームセンターコパⅢ(神奈川県)

がらん3(長野県)

マイコンベーシックマガジン 1989年9月号より)

 

「ゲームセンターコパⅢ」は1989年4月号から、「がらん3」は1987年10月号からいずれもゲーメストにて掲載されているため、双方とも重複掲載店となっています。

 

以下スコア欄となります。

マイコンベーシックマガジン 1989年9月号より)

 

この号におけるナムコ系店舗の掲載総数は42店となっており、最も多かった1985年5月、1986年3月の61店と比較すると2/3程度まで減少しています。

今号では北陸の老舗である「プレイシティキャロット金沢店」が姿を消しています。

また、チャレハイ通信欄はキャロット系店舗からのアクションが多いのですが、「ナムコオールドゲーム再入荷」をアピールする店舗が結構多く、ナムコゲーム全盛期であった80年台前半と比べると自社製品だけではプレイヤーの要求を満足できず、店舗規模の小ささも相まって新製品の入荷に苦しむ姿が浮き彫りとなっています。

 

 

続いてトピック店舗です。

大阪府内のキャロット系店舗の紹介が一通り終了したため、ベーマガ初期のナムコロケーション以外へ対象を移します。

「スターロイヤル」及び「センターロイヤル」の2店をピックアップします。

 

・スターロイヤル

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

2022年3月19日撮影

 

・センターロイヤル

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

2022年3月19日撮影

 

弊ブログの「ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1984年6月号」にて「プレイシティキャロット第4ビル店」を取り上げていますが、キャロットのあった第4ビルも含まれる「大阪駅前第1~第4ビル」のうち、第1ビル1階にあったのが「スターロイヤル」、第3ビル地下1階にあったのが「センターロイヤル」となります。

 

どちらもオープン時はセガの系列店でした。

1984年12月号の「ゲームマシン」誌によれば、第1~第4ビルだけで19店ものゲームセンターが存在しており、その中でセガ系である「ロイヤル」「パソピアード」で5店を数えています。

(ゲームマシン 1984年12月15日号より)

 

「ロイヤル」の名称を持つ店舗が各ビルに1箇所、「パソピアード」は第3ビルにあるため、第3ビルのみセガ系が2店を構えていたことになります。

記事を見ると、系列店で運営を必ずしも統一はしておらず、各店ごとに企画やサービスは異なっていたようです。2店のハイスコアの掲載も店舗の裁量で行われた可能性が高いと思われます。

 

「スターロイヤル」は第1ビルの1階と住所にありますが、現在の1階のテナント配置図を見てもフロアのどこにあったのか特定が出来ません。ゲームマシン誌地図の5⃣の位置から想像すると写真の居酒屋か、その隣のシャッターが降りている場所が該当しそうですが、当時のテナント配置図を確認する必要があります。

ちなみに入手している1990年の住宅地図では、第1ビル1階に「ロイヤル」の表記はありませんでした。(第2ビルの「アクティ・ロイヤル」は確認出来ました。)

 

一方の「センターロイヤル」ですが、ゲームマシン誌上では「ロイヤル」の表記となっています。第3ビルに該当するロイヤルはここしかないため、センターロイヤル=ロイヤルと判断します。

こちらは写真のように店舗は現役。通路に面した場所にはプライズ機が並べられているもののその裏側にはビデオゲーム筐体が連なる貴重な光景が広がっています。

 

ゲームマシン誌には1984年当時のロイヤル店内写真が掲載されています。

スターロイヤルの写真は掲載がありませんでした。

(ゲームマシン 1984年12月15日号より)

 

設置されている筐体はさすがにテーブルからアップライトへと変わっており、カウンターの位置も現在とは異なることから恐らく店舗名称だけが残っているといった所でしょうか。またセガアミューズメント施設運営撤退以前にロイヤルの運営からは離れており、現在は無関係となっています。

 

royalgamecenter.com

ホームページも存在しており、現在の設置機種構成も確認出来ます。サラリーマンに支持される機種を厚く揃えている印象で、場所柄その姿勢を貫いてきた結果店舗の個性と認識され、「レトロゲーム専門店」を標榜出来るレベルになったのではないかと思います。

 

ハイスコアの誌面掲載は両店共にベーマガ1984年8月号が最初となっています。

掲載の終了は「ロイヤル」の方が早く1985年5月号と1年継続しませんでした。「スターロイヤル」は1985年8月号にスコアが掲載された後、休載表記で1985年11月号に店舗欄が現れたのが最後となっています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年9月号

ゲーメスト1989年9月号(通算第36号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は97となり、1989年4月号から3桁に戻った店舗数は再度100を割り込むのですが、以後確認している時点では再度3桁の店舗数に戻ることはないようです。新規掲載店はなく、今号で掲載が終了する店舗も石川県の「コスモランド・ムサシ」のみとなっています。

 

以下スコア欄となります。

ゲーメスト 1989年9月号より)

 

トップスコア一覧のコメントにある「ウソスコアの密告電話」。

ゲーメストでは古くから嘘スコアに対する問題提起を行っていましたが、プレイヤーや店舗の信用に依存するため絶滅することは叶わず、時折密告や検証で白日の下に晒される事態が起こっていました。

嘘スコアは送る方は簡単ですが、確認や検証に掛かる労力はとてつもなく大きいため「やったもん勝ち」な面があったのは否めなかったように思います。抑止としてペナルティが必要なのかもしれませんが、特に誌面上でペナルティを設けることはされませんでした。最もばれた際には「嘘スコアラー」というレッテルが一生ついて回ることになるのですが。

 

そしてトピック店舗は千葉県を継続。セガ系店舗が続きましたが再度ナムコ系に戻ります。

千葉市の「マリンピア ナムコランド」及び市川市の「ナムコ ゲームスポット」をまとめてを取り上げます。

 

・マリンピア ナムコランド

f:id:annaka-haruna:20200805105119j:plain

ゲーメスト 1987年1月号より)

f:id:annaka-haruna:20200805110935p:plain

f:id:annaka-haruna:20200705161404j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705162013j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705161940j:plain

2020年7月5日撮影

 

ナムコ ゲームスポット

f:id:annaka-haruna:20200809150929j:plain

ゲーメスト 1987年1月号より)

f:id:annaka-haruna:20200809150952p:plain

f:id:annaka-haruna:20200808143612j:plain

f:id:annaka-haruna:20200808142450j:plain

f:id:annaka-haruna:20200808142553j:plain

f:id:annaka-haruna:20200808142657j:plain

2020年8月8日撮影

 

どちらもゲーメストへのスコア掲載開始は1987年1月号が最初となっています。

 

「マリンピア ナムコランド」ですが、京葉線稲毛海岸駅前に、イオンの「マリンピアショッピングセンター」が立地しており、その中にナムコがテナントとして存在していたようです。現在はナムコは撤退しており、3階フロアに子供向けアミューズメント施設のNICOPAが入居していますが、特に3階フロアは内装を大きく変更している形跡があるため、ナムコがNICOPAと同じ場所で営業していたかどうかは定かではありません。

 

ハイスコア集計欄には1987年1月号から掲載されたのですが、翌3月号を最後に掲載店からは姿を消しました。津田沼のサンペデックや千葉市の集計店から比較的近く、また1987年は京葉線が全線開業する前(1986年3月に西船橋~千葉みなと間が開業。蘇我および新木場まで開業するのは1988年12月)なので駅前とは言え決してアプローチは良くなかったこともあり、スコアラーが集まりにくかったのかもしれません。

 

一方の「ナムコ ゲームスポット」は、JR総武線市川駅前に立地する「市川ビル」にキーテナントのダイエーと共に営業していました。先日紹介済の津田沼「サンペデックナムコランド」と業態的には非常に近いと思われます。

 

ダイエーがイオン傘下となって以降、イオン関係のロゴを掲げる店舗が増加し、こちらも壁面にはイオンフードスタイルのロゴが掲出されていますが、建物上部には昔とは変わったとはいえまだダイエーのロゴが掲出されており、元ダイエー感がほとんど消失している津田沼モリシアと比べると往時のダイエーの雰囲気が残っています。

 

ナムコは地下1階に入居していたようですが、現在フロアは全てパチンコ店となっています。

f:id:annaka-haruna:20200808143212j:plain

f:id:annaka-haruna:20200808143032j:plain

2020年8月8日撮影

 

パチンコ店のフロア案内図や店内写真を見ていただければわかるように、地下1階のフロアは相当に広いため、ナムコがフロアの全てを使用していたとは考えにくいですが、当然にしてフロア内には昔ゲームセンターがあったような形跡は全く残っていません。

こちらはゲーメストにおいては1988年12月号までスコアの掲載は継続しましたが、その後ベーマガの1991年6月号からスコア掲載が再開された履歴があります。

マイコンベーシックマガジン 1991年6月号より)

 

しかし再掲載も長続きせず、1991年12月号までの掲載に留まっています。

 

千葉県の市川市千葉市の間には、市川、津田沼稲毛海岸京成千葉とショッピングセンター内のナムコ系店舗が数多くハイスコア集計店として名を連ねていました。

反面、千葉県にはナムコ単独店舗である「キャロット」の名称がついた店舗がゲーメストやベーシックマガジンには一切登場せず、その代替をショッピングセンター内ナムコ系店舗が果たしていたのではないかと想像されます。

しかしそのピークは短く、90年代に入る頃にはハイスコア集計店としてはほとんど姿を消してしましました。業界の方々の不断の努力でゲームセンターが徐々に社会的に受け入れられるようになっていく一方で、ショッピングセンター内店舗にゲームファンを囲い込む必要が無くなってしまったという時代の変遷を表しているのではないでしょうか。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1989年8月号

マイコンベーシックマガジン1989年8月号(第8巻第8号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は107で先月比+5と減少傾向がストップ。4軒の新規掲載店が登場しています。

 

セガ

ハイテクセガ長浜楽市(滋賀県

セガセンター京極(京都府

 

・その他

ファミリータウンメルヘンランド(愛知県)

ジャンボ&ジャイアント(大阪府

マイコンベーシックマガジン 1989年8月号より)

今回新規掲載された4店も西日本が中心です。

 

「ハイテクセガ長浜楽市」はゲーメストに引き続きベーマガでも掲載を開始。

ゲーメストは「ハイテクセガ長浜」となっていますが、入居している施設が「西友長浜楽市店」のため、どちらの名称で呼んでも差し支えないと思います。ベーマガでは正確な住所が記載されていました。

 

セガセンター京極」は京都の繁華街である新京極にあり、四条河原町交差点からも近く立地は抜群です。関西はナムコ系店舗の掲載店からの撤退が関東に比較して早く、その分80年台後半からセガ系の店舗が集計店として多数名乗り出ていた印象があります。

 

「ファミリータウンメルヘンランド」はカプコンの直営店だったようで、後に店舗名称がマジカル・カプコ→プラザカプコンと変遷した経緯があります。カプコン系のハイスコア集計店はここだけかもしれません。(調査中です。)

 

「ジャンボ&ジャイアント」は、1989年4月号から「ヤングプラザジャンボ」として掲載が開始されていましたが、近隣の「ゲームプラザジャイアント」と合同集計となっています。店舗欄記載住所がジャイアントの住所に変更となっているため、新規掲載開始の扱いとしました。

 

以下スコア欄となります。

マイコンベーシックマガジン 1989年8月号より)

ベーマガ1989年2月号の時のトピック店舗として取り上げた神奈川県の「大船キャロットハウス」は今号をもって通信欄へのコメントと共に掲載終了となっています。一時休業と記載されているのでナムコロケとして復活させる予定があったのでしょうか。

また同じくナムコロケでは熊本県の「プレイシティキャロットパーツボックス」も今号の掲載が確認している時点で最後となっています。1989年に入ってからは掲載が不定期気味になっていました。

 

続いてトピック店舗です。

大阪府内で誌面に登場した最後のキャロットである「プレイシティキャロット京橋店」をピックアップします。

 

マイコンベーシックマガジン 1985年9月号より)

2022年5月3日撮影

JR、京阪の京橋駅北口に「新京橋」というアーケード商店街があります。入って駅を背後にした左側に写真の「マンションKLM」という建物があり、その1階が店舗跡地となります。

 

(ゼンリンブルーマップ 大阪市都島区1990年より)

1990年の住宅地図ですが、マンションKLMの1階にキャロットがあることが確認されています。

こちらも「ゲームマシン」誌に営業当時の写真が掲載されていました。

 

(ゲームマシン 1985年9月1日号より)

当時の店舗外観写真は、丁度現在の3枚目写真の構図とほぼ一致しているのではないかと思われます。看板のキャラがミズパックマンなのが珍しいですね。

同誌によればオープンは1985年2月とのことで、当時の店内写真はオープン半年後程度の姿。ベーマガへのスコア掲載開始も1985年9月号が最初のため、スコア掲載が始まった頃の店内光景と見てほぼ間違いないでしょう。


当時の京橋界隈のロケーションマップも誌面に掲載されていたため、合わせて転載します。

(ゲームマシン 1985年9月1日号より)

 

国鉄京橋駅の表記に時代を感じます。また当時はJR東西線未開通のため、片町線学園都市線)は京橋の隣の片町が終点の時代でした。


そしてベーマガへのスコア掲載が開始されたものの、他の関西ナムコ直営店同様にこちらも掲載は長続きせず1987年7月号の掲載が最後となっています。

ただこちらも店舗の営業は継続しており、2001年の「全国ナムコ店舗ガイド 大阪編」には店舗写真が掲載されています。

(NOURSバックナンバー No.33 2001年夏号「全国ナムコ店舗ガイド 大阪編」より) 

これで大阪府内のナムコ系掲載店は全て取り上げたのですが、その誌面掲載期間を以下にまとめてみました。

 

なんばCITYビッグキャロット:1984/1~1988/5(4年5か月)

プレイシティキャロット道頓堀店:1984/1~1987/3(3年3か月)

プレイシティキャロット関大前店:1984/1~1991/3(7年3か月)

プレイシティキャロットガムガム:1984/1~1986/12(3年)

プレイシティキャロット第4ビル店:1984/3~1986/11(2年8か月)

(追ってゲーメスト2部集計店の履歴あり)

ビッグキャロットすみのえ:1984/3~1984/5(3か月)

プレイシティキャロットなんば店:1984/12~1987/8(2年9か月)

プレイシティキャロット京橋店:1985/9~1987/7(1年10か月)

 

90年台まで掲載が続いたのは関大前店のみで、比較的長期掲載されたのもなんばCITY店程度、あとはどこも2~3年程度で姿を消しています。関東に比較して関西のナムコ系店舗信仰が低いのもこの掲載期間の短さが起因していたように思います。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年8月号

ゲーメスト1989年8月号(通算第35号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店総数は103店と前月比+1でまだ3桁を維持。新規掲載店は先月に引き続いてセガ系列店が2店追加されています。

 

セガ

HIGH-TECH SEGA金沢(石川県)

ハイテクセガ長浜(滋賀県

ゲーメスト 1989年8月号より)

90年代前半のハイスコアシーンにおけるセガ系店舗では、先月から掲載開始となったハイテクセガ高崎と並んでハイテクセガ金沢もかなり印象に残っている店舗です。

金沢と高崎、元々ナムコのキャロットが地域スコアラー一番店として君臨していたのが、ナムコの閉店や運営方針転換を経てタイトーセガ、そしてメーカー系列店でない店舗へとスコアラーの活動の比重が移っていく経緯が非常に似通っている気がします。

 

そしてもう一つのハイテクセガ長浜。

当時のセガ系店舗としては珍しく「長浜楽市」という西友を核にしたショッピングセンター内の店舗だったのですが、掲載初月にして長浜市の店舗なのに大津市の住所が記載されているというゲーメストお馴染み誤植の洗礼を受けます。

 

この住所、同時に掲載されていた「アスター膳所店」の住所「滋賀県大津市馬場町1-13-9」をコピペしてしまったと想像されますが、「馬場町」ではなく「馬町」とコピペさえも誤植になっており、もはや雑誌以上に有名になってしまい独り歩きしているフレーズ「インド人を右に」には及ばないもののゲーメストの誤植の多さを物語るエピソードと言えそうです。

 

そして初回掲載で早速誤植を食らった影響からか、ハイテクセガ長浜店はこのあと2ヵ月間紙面に掲載されず、次の登場は1989年11月号。ここでやっと本来の住所である「滋賀県長浜市八幡東町9-1 長浜楽市内」が掲載されるのでありました。

 

以下スコア欄となります。

ゲーメスト 1989年8月号より)

先月トピック店舗にて取り上げた「ビデオインセガ船橋店」のスコア担当者、通信欄で新潟へ行くことになったと記されていますが、新潟市の「ビデオインセガ万代」へと異動になられたようで今月の通信欄に記載があります。

 

そしてセガ系店舗の話題が続いているので、トピック店舗も先月に引き続き千葉県のセガ系店舗から2店目の「ハイテクセガ柏」を取り上げます。

 

f:id:annaka-haruna:20200727224009j:plain

ゲーメスト 1987年1月号より)

f:id:annaka-haruna:20200729111213p:plain

f:id:annaka-haruna:20200705124536j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705124620j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705124743j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705124548j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705124640j:plain

2020年7月5日撮影

 

JR・東武柏駅東口に「柏駅前第一商業協同組合ビル(ファミリ柏)」が隣接しており、その地下にあります。フロア案内を見るとセガの他にも5店のゲームセンターが入居しており、同一フロア内にゲームセンターがひしめき合う現在では非常に珍しい光景を見ることが出来ます。

 

住所には「丸井地下」とありますが、マルイのテナント一覧には掲載されていません。同じフロアにあるヴィレッジバンガードイエローサブマリンはマルイのテナント一覧に存在するため、同じ建物内にあってもファミリ柏とマルイのテナントは全く別の扱いのようです。

ファミリ柏 フロアガイド:http://www.f-kashiwa.com/floor.html

柏マルイ フロアガイド:https://www.0101.co.jp/076/shop-guide/floor.html?from=01_pc_st076_facility-info_pc-left

 

現在セガアミューズメント施設運営から手を引いており、今後「セガ」の名称が入っている店名は徐々に減少していくことになるでしょうが、その中でも「ハイテクセガ」という80年台を彷彿させる名称が残っている場所は貴重と思われます。

 

ただ店舗名称とは裏腹に機種構成としては最近のゲームセンターそのもので、中央の通路を挟んで東側がほぼプライズ機、西側が専用筐体物のオンライン機で構成されており、メダルゲームが設置されていないことを除けば他のセガ店舗とほとんど変わりはありません。「ハイテクセガ」という名称に期待すると拍子抜けしてしまうこと請け合い。

ハイスコア集計店としては、集計開始3回目の1987年1月号から掲載がされていますが、確認している時点で1990年7月号の掲載が最後となっています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1989年7月号

マイコンベーシックマガジン1989年7月号(第8巻第7号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は102となり先月比-3と更に減少しています。今月は新規掲載もありません。

以下スコア欄となります。

マイコンベーシックマガジン 1989年7月号より)

 

この時点でスタートしてから5年半の年月が経過していたチャレンジ・ハイスコアのコーナーですが、今号で初めて「チャレハイ史を振り返る」と題して回顧的な記事が掲載されました。

初回参加店のリストや1回目の全国集計欄が掲載されています。

弊ブログでも該当号を既に取り上げておりますので、宜しければご覧下さい。

www.inu-inu-yeti.com

 

しかし「連載第1回」の文字があるものの、確認している時点では2回目以降の連載はありませんでした。今号は掲載店数が少なく欄が余ってしまったため差し込まれた記事だったのかもしれません。

 

トピック店舗へ移ります。

引き続き初期のナムコ関西地区の店舗から、大阪市住之江区より「ビッグキャロットすみのえ店」をピックアップします。

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年4月号より)

2022年5月3日撮影

南海なんば駅から南海本線を南下すること15分程度、住之江駅の高架下にテナント街「N.KLASS」が存在していますが、かつてここが「ショップ南海すみのえ」と呼ばれていた頃にキャロットが存在しました。

 

住之江駅は各駅停車しか停車しない駅なのですが、駅に隣接して南海の車庫と運転関係の施設が固まっている関係で、高架下には駅の規模からは不釣り合いな広いスペースがあります。

ゼンリン住宅地図 大阪市住之江区1990年より)

 

国会図書館における大阪市住之江区の住宅地図所蔵について、最も掲載年に近い年が1990年しかなかったためそちらから引用していますが、既にショップ南海すみのえ内にはキャロットの文字はありません。

ちなみに「西住之江1-1」という地番は住之江駅施設全体を指しており、高架下店舗も全て同一住所となることから住所からテナント位置は判断出来ません。正確な店舗の場所を探るには営業時のテナント配置表を確認する以外に方法がないため、もしテナント内におけるキャロットの場所をご存知の方がいらっしゃれば情報提供頂きたくお願い申し上げます。

 

そして店舗欄が誌面に初めて登場したのは1984年3月号ですが、この時は翌月からスコアが掲載される旨の案内のみとなり、翌4月号から晴れてスコア掲載に至ります。

しかし同5月号を最後にスコア欄からは姿を消してしまったため、「掲載店離脱第一号」という不名誉な記録を持つ店舗となってしまいました。

 

またスコア掲載だけでなく店舗としても非常に短命だったようです。

昭和61年(1986年)12月時点の「大阪キャロットマップ」には既にすみのえ店の記載がないことが確認されています。店舗オープン時期が判明していませんが、住之江駅が完全に高架になったのは1980年6月のため、それ以降のオープンとなると5年以下の営業期間だったのではないかと想像されます。

 

そのため店舗に関する情報が殆ど見つからないのですが、1984年初頭なので丁度店舗がスコアを掲載していた時期の大阪キャロットマップの画像がツイッター上にありましたので以下引用させて頂きます。

上記キャロットマップのすみのえの部分を拡大しました。 

 

広い敷地を活用してゴルフ打ちっ放しや卓球コーナー等も設けられており、ゲームセンターというよりむしろスポーツ施設的な店舗を目指していたようですが、店舗写真が掲載されていないため当時の店舗外観や店内を窺い知ることは出来ませんでした。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年7月号

ゲーメスト1989年7月号(通算第34号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は102と前月比-2となります。やはり掲載枠数は100店が目安のようです。

前月で9店新規が増加しましたが、今月も1店追加があります。

 

セガ

ハイテクセガ高崎(群馬県

ゲーメスト 1989年7月号より)

こちらも往年のスコアラーの方には割とお馴染みの店舗ではないでしょうか。

先月に「ゲームセンターモンテカルロ高崎」が掲載開始されていますが、番地が末尾しか違っておらず、地図上でも集計店が2店隣り合っています。また付近ではウィルトークタイトー高崎2号店も集計を継続していたため、プレイヤーも入荷したゲームにより各店を使い分けることが可能だったのでしょう。

 

以下スコア欄となります。

ゲーメスト 1989年7月号より)

 

90年台前半の東京の集計店御三家のひとつである町田の「プレジャーキャッスル」ですが、今号から近隣の「プレイタウンYOU&YOU町田店」と合同集計となります。

これ以前にも複数店舗の合同集計は存在しているのですが、いずれも同一メーカー系や系列店間におけるもので、タイトー系であるプレジャーキャッスルとジャレコ系であるプレイタウンYOU&YOUという異メーカー店舗間で合同となる事例は、ベーマガも含めて今回が初めてとなりました。

 

また「ハイテクセガ高崎」は、セガ系の新規掲載としては1988年1月号のハイテクセガ延岡から約1年半振りとなるのですが、セガ系掲載店は脱落や休載が比較的少ないのが特徴で、集計を行っていた店舗はスコア管理が行き届いていたのではないかと思います。

 

一方、1986年9月号のハイスコア集計開始から1回も休載を挟まず掲載が続いていたセガ系店舗が、前月の1989年6月号を最後に掲載店から姿を消しました。そちらが今回トピックの「ビデオインセガ船橋店」となります。

f:id:annaka-haruna:20200714171554j:plain

ゲーメスト 1986年9月号より)

f:id:annaka-haruna:20200714171631p:plain

f:id:annaka-haruna:20200705135637j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705134624j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705134352j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705135327j:plain

2020年7月5日撮影

 

別の号では、店舗住所欄に「オリンパスピル」と記されており、以前は3枚目写真のパチンコ店が所有していたビルに入居していたようですが、現在は船橋FACEという再開発ビルとなっており形跡は全く残っていません。

パチンコ店は引き続き再開発ビルの中で営業しているため、元々は地権者であったのだろうと思われます。

 

再開発ビルの定礎は平成15年となっているため、それ以前に取り壊されているはずですが、いつまでセガ店舗が存在していたのかは不明です。オリンパスビル時代にはビルの2階に店舗があったとの情報を頂いています。

 

前述のようにゲーメストハイスコア集計開始時から掲載がされ、1989年6月号まで一度も掲載を欠かさなかったのですが、1989年7月号以降復活することはありませんでした。最後の集計となった1989年6月号のハイスコア店舗通信欄に、以下の記述を発見しています。

f:id:annaka-haruna:20200714171726j:plain

ゲーメスト 1989年6月号より)

 

どうもハイスコアを担当されていたスタッフが店舗を離れてしまったようで、それに伴い掲載もストップしてしまったようです。他に理解のあるスタッフが存在すれば掲載が続いていたのかもしれませんが...特定の熱意のあるスタッフにのみ支えられているサービスはどうしても継続性に難が出てしまいます。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1989年6月号

マイコンベーシックマガジン1989年6月号(第8巻第6号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店は105となり先月比-7と大幅減となりましたが、新規掲載は1店あります。

 

・その他

がらん7(長野県)

f:id:annaka-haruna:20220417151730j:plain

マイコンベーシックマガジン 1989年6月号より)

 

長野県松本市のハイスコア掲載店と言えばプレイシティキャロット松本店が代表格ですが、ベーマガは1989年2月号で一度掲載がストップしていました。ゲーメストへの掲載は引き続き実施されていたので閉店ということではないのですが経緯は不明です。

代わりに松本市内のベーマガ掲載店として登場したのが今回から掲載された「がらん7」です。名前から察するに既に同じ長野県は駒ケ根市の「がらんがらん」、伊那市の「がらん3」の系列店と思われます。

マイコンベーシックマガジン 1989年6月号より)

今回初掲載だったからという訳ではないでしょうが店舗欄末尾に広告も掲載されていました。キャロットやウィルトーク(ウェルトークとの誤字はご愛敬)の場所までプロットしてあり対抗意識を感じます。また広告内に「ただ、ひまなだけです」という文言が入るのも今ではあまり考えられず、当時の業界のユルさが滲み出ています。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20220417150442j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150451j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150500j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150508j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150516j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150525j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150533j:plain

f:id:annaka-haruna:20220417150540j:plain

マイコンベーシックマガジン 1989年6月号より)

 

先月大きく掲載店を減らした影響か今月を最後に掲載終了した店舗は「ハイテクセガ大牟田」の1店のみで、チャレハイ通信欄にもコメントがあります。

大牟田市はハイテクセガ以前に存在したゲーメスト掲載店も2ヵ月で姿を消しているのですが、集計店消滅後地域のスコアラーは福岡市や熊本市まで足を運んでいたのでしょうか…

 

続いてトピック店舗となります。

大阪ミナミ地区に存在したキャロットのうち3軒目の「プレイシティキャロットなんば店」を取り上げることにします。

f:id:annaka-haruna:20220417153726p:plain

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年12月号より)

f:id:annaka-haruna:20220417153840p:plain

2022年5月3日撮影

なんばCITYビッグキャロット」と店名は類似していますが、南海難波駅の高架下にあったビッグキャロットに対してこちらは難波交差点に近い単独店で、位置的には道頓堀店となんばCITYの中間になります。


当時の住宅地図では「ナンバチップスビル」内に店舗の所在を確認出来ており、該当する建物は現存しています。

f:id:annaka-haruna:20220417153927p:plain

f:id:annaka-haruna:20220417153936p:plain

(吉田地図 大阪市南区1986年より)

 

住宅地図ではビルは2つの街路に挟まれており、どちらの街路からも出入りが可能な構造に見えますが、現在のマップでは難波本通に面した部分のみに「なんばチップスビル」の表記があります。しかし4枚目の裏側写真を見ると2,3階に入居している麻雀店の看板があるため、特に建屋の構造が変わったということはなさそうです。難波本通側はテナント募集の張り紙しかありませんが裏側にはダイコクドラッグの看板が残っていることから、直近ではドラッグストアとして営業されていたようです。

 

誌面への掲載は1984年12月号からのスタートとなり、近隣のなんばCITY店や道頓堀店と比較して1年程度遅れての掲載開始となっていますが、店舗のオープンは1980年のようでなんばCITY店とほぼ同一、道頓堀店よりも前となっています。近隣の2店が共に掲載を行ったことから当初は敢えて追従する必要はないと考えられたのかもしれません。

そして掲載の終了も早く、1986年12月号を最後に定期的な掲載は途切れ、1987年8月号に単発で掲載されたのを最後に姿を消しています。こちらも道頓堀店同様にゲームファンからの知名度は近隣のなんばCITY店が高く、その陰に隠れてしまったような印象があります。

 

一方店舗の営業はスコア掲載終了後も継続しており、2001年発行のナムコ㏚誌「NOURS」の全国ナムコ店舗ガイドに写真が掲載されています。20年以上営業が続いた長命な店舗だったようです。

(NOURSバックナンバー No.33 2001年夏号「全国ナムコ店舗ガイド 大阪編」より) 

 

1980年オープンというのは上記資料が元となっています。(PLABO-AV'SはなんばCITY店の後継店です。)閉店時期は判明していません。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年6月号

ゲーメスト1989年6月号(通算第32号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は先月比+2と更に増加し104店まで回復するのですが、最大の理由として一気に9店もの新規掲載店が登場したことによります。

 

タイトー

・ジョイランド松江店(島根県

f:id:annaka-haruna:20220417124238j:plain

 

その他

・ゲームプラザヴィクトリア(北海道)

f:id:annaka-haruna:20220417124255j:plain

 

・ゲームセンターモンテカルロ高崎(群馬県

f:id:annaka-haruna:20220417124312j:plain

 

・ゲームプラザサンシャイン(千葉県)

f:id:annaka-haruna:20220417124326j:plain

 

・中央プラザ(大泉店)(東京都)

f:id:annaka-haruna:20220417124341j:plain

 

・大船ビーバー(神奈川県)

f:id:annaka-haruna:20220417124411j:plain

 

・明石ラポス2Fゲームコーナー(兵庫県

f:id:annaka-haruna:20220417124445j:plain

 

アミューズ&レストメイヨー(兵庫県

f:id:annaka-haruna:20220417124502j:plain

 

・TOPGUN(鹿児島県)

f:id:annaka-haruna:20220417124517j:plain

ゲーメスト 1989年6月号より)

この中で特筆する店舗は鹿児島の「TOPGUN」。

前月でWE'LL TALK TAITO騎射場店が姿を消した直後に同じ鹿児島市の店舗として登場しますが、掲載はこの1回のみで終了。現在の鹿児島中央駅前に位置していた好立地なお店だったのですが。

この頃になると掲載希望をゲーメストに出して念願叶ったという状況が想定されるため、単発で掲載終了というケースは少なくなっており、なにか特別な事情があったのかと勘繰りたくなります。例えば店の正式な許可を取らずバイトが勝手にやったとか…

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20150811124851j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811124903j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811124913j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811124944j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811124952j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811125006j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811125014j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811125034j:plain

f:id:annaka-haruna:20150811125042j:plain

ゲーメスト 1989年6月号より)

 

ナムコ全盛期や横シューティング御三家、そしてセガ体感ゲームの時代を経てこの頃のゲームセンターを支えていたのは間違いなくアーケード版初代テトリスです。ハイスコア争いのピークは過ぎていましたが、シンプルにして飽きずプレイヤーを選ばないゲーム性でほぼ全てのゲームセンターに存在したと言っても過言でない位にヒットし、大型店では複数台設置されている光景も珍しくありませんでした。

この大ヒットにより、テトリスマザーボードだったセガシステム16A,Bの基板はその殆どがテトリスにコンバートされ、型落ちした同マザーボード用の既存タイトルを店舗で見かけることが激減することになります。

 

そしてトピックですが、千葉県集計店2店目として習志野市の「サンペデックナムコランド」を取り上げます。

f:id:annaka-haruna:20200707211111j:plain

ゲーメスト 1986年9月号より)

f:id:annaka-haruna:20200707211146p:plain

f:id:annaka-haruna:20200705140952j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705143547j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705142933j:plain

2020年7月5日撮影(以下写真もすべて同一日撮影)

 

ゲーメスト初期における千葉県の集計店としては最も有名な店舗だったのではないでしょうか。後にゲーメスト編集部員となる方を多数輩出しており、1986年9月の初回欄にも追って編集部でご活躍される方のお名前がいくつか見られます。

  

元々はダイエーをメインとしたショッピングセンターで、「サンペデック」という名称はダイエー時代のものだったようですが、2008年にリニューアルされて現在の「モリシア」に名前が変わっています。

f:id:annaka-haruna:20200705141732j:plain

サンペデック時代には6階の1フロアをナムコが占めていたようです。

現在は2階フロアにファミリー向けアミューズメント施設が入居していました。

f:id:annaka-haruna:20200705143320j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705143101j:plain

プライズ機とメダルゲーム主体で、てっきりイオンファンタジーの運営施設だと思ったのですが、店舗内に設置されていた写真の抽選ガラポンに入っていたロゴでこの施設がナムコの運営であることが確認されました。まあかつてハイスコアラーがしのぎを削ったころの形跡など全くないわけですが。

ショッピングセンター内のゲームセンターでハイスコア争いを行っているという光景は、今の方々からするとにわかに信じがたいでしょうね…

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1989年5月号

マイコンベーシックマガジン1989年5月号(第8巻第5号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店は先月比±0で112のままですが、新規掲載は1店あります。

 

・その他

ゲームセンターアメニティプラザ オズ(山口県

f:id:annaka-haruna:20220410120418j:plain

マイコンベーシックマガジン 1989年5月号より)

 

ゲーメストでは1988年1月号から、山口県は小野田市(現在の山陽小野田市)に「GAME CITY OZ」が掲載されており、こちらはその姉妹店となります。オープンした際にはベーマガの掲載店となっていました。

f:id:annaka-haruna:20220413215347j:plain

ゲーメスト 1989年5月号より)

しかしゲーメストにはオープン時に店舗外観が掲載されたものの掲載店とはならず、またベーマガは結局この1回のみの掲載に留まっています。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20220410115856j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410115904j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410115914j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410115929j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410115947j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410120013j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410120026j:plain

f:id:annaka-haruna:20220410120035j:plain

マイコンベーシックマガジン 1989年5月号より)

 

チャレハイ通信欄には新規掲載開始時によくコメントが載せられましたが、時折掲載終了や閉店の切ないコメントが掲載されることもあります。

マイコンベーシックマガジン 1989年5月号より)

香川県高松市の「プレイシティキャロット常盤店」はオリジナル26店に含まれていた由緒ある店舗でしたが上記コメントと共に今号でを消しました。近隣にあった「ビッグキャロット高松店」も1988年6月で先に掲載を終了していたため、高松市内に3軒あったキャロットのうちスコア掲載が以後継続していたのはゲーメストのみだった「プレイシティキャロット藤塚店」のみとなっています。

また、1989年3月号から掲載が開始されたばかりの「ゲームセンターセントラル永福町店」も集計終了のコメントを掲載。しかしこちらは8月号で復活し10月号まで掲載が継続しています。それでもトータル1年未満と決して長い期間ではないのですが。

 

またダイエーレジャーランド郡山店はゲーメストよりも後からベーマガへの掲載が開始されましたが、ゲーメストよりも先に今号でベーマガへの掲載は終了となっています。

 

トピック店舗へと移ります。

ナムコ関西地区のオリジナル26店から、「プレイシティキャロット道頓堀店」をピックアップします。

 

f:id:annaka-haruna:20220413224503p:plain

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年1月号より)

f:id:annaka-haruna:20220413224617p:plain

2022年5月3日撮影

大阪ミナミエリアのナムコ系店舗では、以前紹介した「なんばCITYビッグキャロット」と共に1984年1月からスコアが掲載されたお店です。グリコ看板のある戎橋から道頓堀商店街沿いに東へ向かい、かに道楽本店や食い倒れ人形といった最も振るわっている有名ポイントを抜けた場所となります。

f:id:annaka-haruna:20220413224825p:plain

(吉田地図 大阪市南区1986年より)

 

店舗住所は「道頓堀1丁目5-9」ですが、写真の「昭和大衆ホルモン」の入っているビルと隣の「牛魔」のビルが双方とも同一住所となっています。ただ1枚目写真のファミリーマートが入っているビルが「柴田ビル」として健在で、住宅地図ではその2軒隣のビルに「ゲームカーロット」の表記(間違いなく表記ミス)があることから、昭和大衆ホルモンのビルが跡地と判断しています。

 

住宅地図に地下1階の表記がありますが、店舗正面に地下への階段が見当たらないため最初は地下への入口が存在する隣のビルが跡地ではないかと疑いましたが、道頓堀側からビル裏側を確認すると地下1階の存在が確認出来ました。キャロットも1階から道頓堀方向へ下がっているような構造だったようですが、現在の店内の構造は残念ながら外観から窺い知ることは出来ませんでした。

 

ゲームマシン誌に、店舗現役時代の外観画像が掲載されています。

(ゲームマシン 1984年9月1日号より)

同誌によるとオープンは1983年6月とのことで、スコア掲載開始時点ではまだオープンして半年程度しか経過していなかったことになります。都市型店舗はナムコセガタイトーと比べると後発だったこともあり道頓堀商店街のど真ん中の店舗は期待値が高かったことが予想されますが、周囲に競合店も多い場所で且つ店舗規模では徒歩圏内になんばCITYビッグキャロットがあるため、こちらを選んで遊ぶプレイヤーは正直それ程多くはなかったのではないでしょうか。

そのためゲーマーにおいても知名度は今ひとつだったようで、ベーマガへのスコア掲載は1987年3月号を持って終了。そして1988年3月発行の「オールアバウトナムコⅡ」巻末の「ナムコ直営ゲーム・センター一覧」には既に道頓堀店の文字が無いことから、実質営業期間が5年未満の短命な店舗であったことが判明しています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年5月号

ゲーメスト1989年5月号(通算第32号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は102で先月比+2と微増。新規掲載店は以下1店が追加されました。

 

・その他

ゲームイン・クーガー(山形県

f:id:annaka-haruna:20220406224730j:plain

ゲーメスト 1989年5月号より)

1987年6月号~1988年10月号まで、同じ山形県鶴岡市に集計店「8ビット」が掲載されていましたが、近隣に場所、店舗名称を共に変えて新規オープンしています。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20150810165237j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810165735j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185333j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185341j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185351j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185400j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185408j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185420j:plain

f:id:annaka-haruna:20150810185429j:plain

ゲーメスト 1989年5月号より)

 

また前後して、比較的古くから掲載が続いていた店の脱落が目立つようになります。以下4店が今号を最後に集計店から姿を消しています。

・ゲームプラザ(千葉県 1986/9~)

ダイエーレジャーランド十和田店(青森県 1986/9~)

・WE'LL TALK TAITO騎射場店(鹿児島県 1986/11~)

・キャンパスタイトー山口県 1986/11~)

 

「キャンパスタイトー」は1987年11月号から1年半全く掲載が無かったのですがこの号に突如再掲載されました。(店舗名は「キャンパス」で住所は同一)しかし以後は復活せずそのままフェードアウト。後の3店もいずれもハイスコア集計初回もしくは2回目に初掲載された歴史があるのですが、この頃になると徐々に休載回数が増加していたため掲載店を積極的に継続する意思は既になかったのであろうと思われます。

 

そしてトピック店舗を埼玉から千葉へと移します。今号が最後の掲載になったから、という訳ではありませんが、千葉県最初のピックアップは千葉市の「ゲームプラザ」から開始します。

 

f:id:annaka-haruna:20200706222412j:plain

ゲーメスト 1986年9月号より)

f:id:annaka-haruna:20200706222450p:plain

f:id:annaka-haruna:20200705153932j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705153049j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705153242j:plain

f:id:annaka-haruna:20200705154411j:plain

2020年7月5日撮影

 

名称だけでは熊本県の店舗を想像してしまいますがナムコ系のお店です。ゲーメスト初回集計号に店舗写真も掲載されており、写真内の「GAME PLAZA」の看板上部に小さくnamcoの文字が入っていることで確認出来ます。

 

現在跡地は写真のように立派なタワーマンションが建っています。そのためゲームセンター跡地として特筆すべき点は何も残っていないため、元々この場所にあった商業施設である「千葉セントラルプラザ」について多少触れておきたいと思います。

f:id:annaka-haruna:20200706222633p:plain

 (引用:http://ssms2000.web.fc2.com/s_note1-4.htm)

 

この場所は京成の千葉中央駅が程近いのですが、以前は千葉市最大の繁華街はJR千葉駅ではなく京成千葉中央駅の方で、周辺に多数の大型店が立地していたようです。

しかし千葉そごうがJR千葉駅前にオープンした頃から人の流れがそちらに移り、また幕張新都心を含めた新しい大型商業施設が付近に出来た影響から千葉中央駅付近の商業施設は閉店が相次ぎ、付近はオフィスを中心とした街並みへ変貌していました。

「千葉セントラルプラザ」もその流れには抗えず20年程前には閉鎖していたようですが、テナントとしていつまでナムコが入居していたのかは不明です。