ハイスコア集計店マップ(マイコンベーシックマガジン1992年7月号)
マイコンベーシックマガジン1992年7月号(第11巻第7号)のハイスコア集計店マップとなります。
掲載店総数は88となり先月比-1となっています。
新規掲載が1店あります。
・その他
北習志野ゲームコーナー(千葉県)
(マイコンベーシックマガジン 1992年7月号より)
こちらですが、先月まで掲載されていた「ゲームセンター二和エコー店」が移転の上継続して掲載店となった店舗です。
(マイコンベーシックマガジン 1992年6月号より)
前月のチャレハイ通信欄に移転そしてスコア集計継続の旨が掲載されています。
以下スコア欄を掲載します。
【チャレンジハイスコア 1992年7月】
(マイコンベーシックマガジン 1992年7月号より)
今号から「ストリートファイターⅡダッシュ」の集計が開始されています。
既に対戦ムーブに移行しつつあったとはいえ、人気タイトルであることが約束されていただけにハイスコアを特にベーマガのデカ文字欄に載せることへのモチベーションは非常に高いものがありました。
無印ストⅡではドローやダブルKOを駆使して対1キャラ最大10ラウントまで消化できたことが長時間プレイの原因になってしまったこともあり、ダッシュでは最大4ラウンド(4ラウンド目は点数加算無し)というプレイ時間を考慮した仕様に。もっとも無印のスコアアタックでのラウンド消化はどうしても展開が間延びしてしまいプレイヤーにもギャラリーにもなかなか辛いものがあったため、この程度が丁度良い塩梅だったのかもしれません。
トピック店舗:セガセンター京極
トピックは場所を京都市中心部の河原町界隈へ戻し、「セガセンター京極」をピックアップします。
(マイコンベーシックマガジン 1989年8月号より)
2024年8月15日撮影
京都市中心部の河原町付近において多数林立していたゲームセンターの中で、80年台における唯一のセガ系店舗が今回紹介する「セガセンター京極」です。
場所は新京極商店街から折れた路地の先にあった「京極東宝ビル」内となります。
(精密住宅地図 京都市中京区1992年より)
「東宝」が名前に入っていることからもわかるように映画館併設のゲームセンターで、当時のテナント一覧においても地下1階は映画館となっています。セガはこのパターンの店舗が多く、集計店においても堺東のハイテクセガ103やハイテクセガ青森が同様に東宝のテナントとして営業されていた履歴があります。ja.wikipedia.org
1992年住宅地図では2階までの表記しかありませんが、建物のwikiでは地下1階以外に3,4階も映画館だった旨の記述があります。建築は1973年で、2006年に閉館後解体、跡地は写真のようにスーパーホテルとなっています。
ハイスコアの誌面掲載が開始されたのは1989年8月号からですが、それ以前の1985年当時の店内写真がゲームマシン誌に掲載されていました。
(ゲームマシン 1985年8月1日号より)
そしてベーマガにてスコア掲載が開始されたのと同時期のゲーメストにおける店舗紹介記事「ランダムピックアップ 京都編」でもお店が取り上げられています。
(ゲーメスト 1989年8月号より)
両替機の位置を見るに、ゲームマシンとゲーメストはほぼ同じアングルから撮影されているようです。店内は圧倒的にテーブル筐体が多く、追って普及するエアロシティ筐体が登場する前だったことが想像できます。
そしてゲーメスト記事内に店内ハイスコアボードのことが触れられていますが、スコア掲載店としてエントリーされるには至りませんでした。結局ベーマガのみの単独掲載店となりますが1990年9月号をもって掲載終了、掲載期間は僅か1年程度に留まっています。
京都中心部の店舗はこれまでタイトー系やビデオシステム直営移行後の京都オリンピアでハイスコア掲載の履歴があるものの、いずれも短期間で掲載終了となっていましたが、こちらも同様の経緯を辿ることになってしまいました。
【前記事】
ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1992年6月号
ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1992年6月号
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