小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 ゴルフィンググレイツ2 その2

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その1より)

・スコア争いのその後

-38で全国トップを取ったものの、結局トップは初回のみで、そこからは自分ももう一人のスコアラーもスコアは伸ばせぬままでした。

 

このゲームは、9ホールハーフ毎にコースを4つから選択するようなシステムになっており、我々は前半を上級、後半は初級を選択していたと記憶していますが、後半の17番ホールがどうしてもチップインにならず、-38でスコアが頭打ちとなってしまいました。

また中級コースが実は初級・上級よりもロングホールが1つ多く、それに伴って限界スコアが2アンダー高くなることが判明。

仮に我々の選択コースで全てパターンを完成させても限界スコアは-40で、それ以上のスコアを出すためには中級コースのパターンを1から全て作り直す必要があり、それではスコア締め切りに間に合わないことから全くプレイしなくなったように思います。

 

結局、それ程時を置かずして限界スコアの-42が他店で達成され、このゲームのスコア争いは終了することとなるのでした。

 

・初代ゴルフィンググレイツとの違い

グラフィックを初代よりも強化して登場した2ですが、上記のようにスコア争いとしてはあっさりと限界スコアが出て終了となってしまった背景として、2は完全にパターンとなってしまい、イレギュラー要素が全くなかったことが挙げられます。

初代は自分はプレイをチラ見しただけで、実は1回もプレイしたことがないのですが、初代は全く同じ条件で打っても、2打目以降の風向や風力がランダムのため完全なパターンにはならないと聞いた覚えがあります。(2は風向きや風力も全てパターンとなっていた)

元々の流通量の少なさと、特殊コンパネゲームの宿命である「基板はあってもコンパネがないとプレイが不可能」という点も相まって、地味に長期間稼働していた初代に比べるとあっという間に店舗から姿を消し、動画や資料も殆ど残っていないゲームとなってしまっているようです。

 

以上、ゴルフィンググレイツ2編は終了。

次回は今度こそサイバトラージャレコ、1993)となります。