小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 エクスバニア

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ナムコ 1992年発売

 

スト2が市場を席捲してからのナムコは、特に基板ビデオゲームは惨憺たる状況で、ブランドを随分と毀損してしまった結果、90年代前半は基板タイトル暗黒期。その象徴のような作品です。

内容は完全にボンバーマン。こんな企画が通って製品になってしまうあたりが暗黒期の暗黒期たる所以ですが、多少はアレンジが成されております。

 

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①4人のキャラで殺し合いを行い、勝ち抜けでステージクリアとなるシステム。

②チェーンという攻撃手段があり、オーブ(ボンバーマンで言う所の爆弾)に当てて自力で爆発させたり、敵キャラを突いて押し出したりすることが出来る。

 

敵の倒し方も基本ボンバーマンと一緒ですが、チェーンを使って任意にオーブを破壊し敵を爆風に巻き込む、爆風範囲に敵を押し出す、袋小路に敵を押し込んでオーブで入口に蓋をするといった攻略が可能となっています。

オーブの爆風に触れる、及びドラゴンステージに登場するドラゴンのブレスを喰らう以外のアクション(ドラゴンや敵に触れる等)で死ぬことはありません。

各ステージ開始時の移動スピード、投下オーブ数、オーブ爆風範囲はミニマムで、通路上に置いてある宝箱を壊すことで出現するアイテムを取得しパワーアップしますが、敵キャラがアイテム取得しても同様にパワーアップしています。

 

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自分のキャラ以外の3人を倒せばステージクリア。

道中にキャッスル1~8まであり、各城で3回ステージをクリアすると次の城へと進みます。残機制のため、敗北すれば残機は減りますが、ステージは次に進むシステムで、3回クリアするまでは同じ城のステージが続きます。

つまりノーミスで進めは3ステージ×8キャッスルで24ステージでクリアとなります。

 

点数システムですが、「キャラクター1人自分の設置したオーブの爆風で倒すことで1点入る」これだけです。それ以外に点数が加算される要素はありません。

敵の設置したオーブの爆風や、ドラゴンのブレスに触れて敵が倒れた場合は点数が加算されません。

これがスコア狙いに及ぼす影響として、特に高次面は敵が発狂し、敵同士が殺しあったりする状況が発生した場合に点数が入らないということがあります。

また、敢えて「キャラクター1人」という表現にしたのは、「自分の設置したオーブで自爆すれば1点入る」という非常にやらしい仕様のためですw

 そのため、序盤面では自爆による残機潰しを行って4点稼ぐ面を作りつつ、その他のステージで3点取ってクリアするのが理想ですが、ともかく高次面で敵が勝手に死ぬんですよ…

 

以上、エクスバニアは終了。

次回はバブルシンフォニータイトー、1994)を予定しています。