3.大宮駅西口エリア
今でこそ東口と大差ない、むしろ東口よりも発展している大宮駅西口エリアですが、新幹線の開通する昭和57年(1982年)までは完全に裏口で、新幹線開通後の再開発による整備で今の姿になった経緯があります。
http://www.eizou.pref.saitama.lg.jp/library/OnPhf11
(彩の国デジタルアーカイブより。大宮駅西口で写真検索すると当時の様子が垣間見えます。)
昭和58年頃になると駅舎は既に新しくなっていますが、駅前は現在とは比較にならないくらい何もなかった…が、ゲームセンターについては当時から数件営業していました。
東口に比べると圧倒的少なさでしたが。
①ゲームセンターUFO
再開発前は、駅を出ると小さなロータリーがあり、その真正面に店があった記憶があります。
その場所の地権者だったのでしょうか、再開発後も綺麗になった駅前がら移転せずにプレハブのような店を暫く構えていました。
現在は当時の面影が全く残っていないため、どの場所にあったのか記憶が曖昧だったのですが、いろいろ調べてみた所場所を特定できる写真を発見。現在のアルシェビルのある場所で間違いないことを確認しました。
(以下のリンクを別タブで見ると写真が確認できます。
有料コンテンツ: https://images.app.goo.gl/716yteWdpZJAudh87)
②ゲームコーナーいずみ
こちらも再開発前からあった店舗。西口駅前通りを真っすぐ行くと向かって左側にありました。
このお店、ゲーメストが創刊直後のコナミ特集記事でライターが「コナミの営業マンに同行する」企画があり、その時に訪問していた店舗で間違いないと思われます。記事に当時の社長が写真入りで出ていました。
(ゲーメスト、1987年1月号)
再開発後は写真の位置にこちらもプレハブ小屋のような店舗で営業を続けていました。やはり元々は地権者だったのでしょうか。比較的最近まで営業をしていたのですが、数年前に写真のビルが建ち姿を消しました。
③LALA
アルシェビルの裏側が切り欠けになっており、今は写真の磯丸水産が営業していますが、この建物が元々ゲームセンターでした。
1階は大型筐体や比較的新しいタイトルが1プレイ100円、2階は駅東口南銀座のSOSと同じように一度メダルに交換の上ビデオゲームをプレイする形態で、対戦ゲームや8ラインベット系麻雀等SOSと同じような機種構成、客層となっていました。
前述のUFOとの関係は不明なのですが、恐らくアルシェビルが建った後のオープンのため、UFOのオーナーが代替地としてこの場所に改めてゲームセンターを建てた、と考えると辻褄が合うような気がします。(憶測です)
最後はまったくやる気が感じられず2013年に閉店しました。
④アリーナ
こちらも大型店内店舗の範疇と思いましたがこちらへ。
アルシェビルの地下1階にあったゲームセンター。現在のHISの場所にありました。
今でこそソフマップを除けばファッションビルの様相であるアルシェビルですが、当初は地下1階は書店とゲームセンターでした。場所柄プリクラとプライズばかりの店舗かと思えば特にそんなこともなく、ビデオゲームも半数以上のフロアに普通に設置されており、学生を中心に結構振るわっていた印象があります。
「場所が良い」ことに甘えていたのかは定かではありませんが、特に営業的な努力は感じられず、2011年には閉店した模様です。家賃高そうですしねえ…
アルシェビルといえば、今でもビルの側面に小さいですがナムコロゴがあるのが見えます。
昔はこのロゴを見ると「ナムコ直営店」存在の証でとてもワクワクしたものですが、ここにあるのは…
プリ機コーナー「eggnam」ですって。
4階のテナント見ればまあそりゃそうよねっていう印象。
ナムコは一時プリ機市場に製品投入行っていたので、その名残なのかもしれませんが、このロゴがある店舗に入ると中にはプリ機しかないという光景は、往年のゲームファンからすると目頭を熱くせざるを得ません(´;ω;`)
その5へ続きます。