タイトルからは外れますが、これまで紹介したいりなか駅付近以外でも、八事-塩釜口と続く地下鉄鶴舞線沿線は学生街ということもあり多数ゲームセンターが立地していた場所でもあるため、この場で紹介してしまおうと思います。
いりなかについては、キャノン最前線、ICマッハ、オレンジペコ以外のゲームセンターは私の記憶にある限りは存在しません。
1.八事駅エリア
最寄の大学が中京大学と、徒歩では若干離れますが名古屋大学及び南山大学。以前は地下鉄鶴舞線のみが通っていましたが、2004年に名城線が開通し乗換駅となって以降、駅の外へ出てくる客が減ったのか昔に比べて寂れた印象があります。
①桃太郎
ゲーメスト広告欄に、独特のコピーを掲載していた「宇宙堂」という基板屋さんがあったことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(ゲーメスト、1990年1月号より)
この広告に掲載されているゲームセンターは宇宙堂の直営店だったのですが、この2店以外に八事に出店したのがここ「桃太郎」でした。
最大の特徴は、ともかくプレイ価格が安かったこと。
新作でも1プレイ50~30円、ちょっと型落ちすると1プレイ20~10円とかがざらで、出店場所も大学が近隣にある場所を狙っていたためいつも学生客を中心に振るわっていました。
反面いつも客が多く、じっくりスコア狙いをする環境ではなかったため私は1回行ったきり。当時はタイトーのWGPが置いてあった記憶があります。
2005年に閉店した模様。宇宙堂系列の店舗はそのプレイ料金の安さ故に当時お世話になったプレイヤーも多いようで、検索すると結構な数のヒットがありますね。それだけ愛されていた証拠でしょうか。
ルーツはセガ直営店舗。学生街とはいえ裏手かつ狭い店舗のためセガは撤退しましたが、その後も2回店舗名を変え現在も営業を続けています。
セガ時代からビデオゲーム主体の構成が続いていますが、現在は半数がパチスロ機に。また残っているビデオゲームはメインがガンダム、鉄拳等ですが、店舗の外にもプレイヤーの絶叫が聞こえてくる環境ということでお察し頂きたいです…
③バサラ→ポート24八事店
八事に2店残るゲームセンターのうち一つ。八事交差点に面して立地も良く、入口付近に面したプライズ機と、奥に設置されている大型筐体、ビデオゲームを含めてバランスの良い店舗じゃないかと思います。丁度訪問した時には対戦ゲームの大会中で、録画環境等も有ったりしたのでプレイヤーの囲い込みも頑張っているようです。
バサラ時代は立地の良さに甘えていたのか放置気味のお店で、特筆すべき点は何も無かったと記憶しています。
④店名不詳1
昔、この先の中京大学で模試を受けた帰りにこの付近にゲームセンターがあったのを発見したのですが、結局入店しなかったため正確な店舗位置、店名、ラインアップ等は不明です。中京大学の位置からして写真のミニミニの場所で間違いないと思うのですが…
⑤店名不詳2
イオン八事店側の飯田街道(国道153号線)沿いに商店が幾つか並んでいますが、その中に一つゲームセンターがありました。狭いペンシルビルで3階までゲームが設置されていたことから、恐らく写真のビルで間違いないと思います。
店舗面積の狭さ故か、設置されていた機械は殆どが小型のアップライト筐体。ロードファイターをプレイした記憶が残っています。
⑥プレイランド てくもぴあ
まだイオン八事店がジャスコシティ八事と呼ばれていた時代に、一度だけ中にあったゲームセンターに行った覚えがあります。その際に、
この筐体が設置してあったことをはっきり覚えており、「ひょっとしたらテクモの直営店だったのでは?」と思っていたのですが、やはりその通りだったようです。
晩年はいかにもショッピングセンター内店舗らしくプライズやメダル、子供向けゲーム機が殆どで、ビデオゲームの設置は0だった模様。2014年9月に全館がリニューアルオープンしているようなので、その際に恐らく閉店したのではないでしょうか。
今では名古屋周辺のショッピングセンターはイオンだらけになっていますが、以前の名古屋はユニー(アピタ)の牙城で、名古屋市内にあるジャスコは恐らく八事くらいしか記憶にありません。ただ歴史ある店舗も今の時代では箱が小さく、近隣住民のニーズに合わせたシニア向け店舗にシフトしたようで、ファミリー向けゲームセンターといえどもコンセプトには合わなくなってしまったのでしょうね。
その8へ続きます。