小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ゲームセンター回顧録 岐阜オアシス その1

岐阜県は、最初の仕事で担当になった場所で、1995~1998年位まで県全域を這いずり廻っていた時期があります。

その際に休憩も兼ねてあちこちのゲームセンターに立ち寄ったりしており、いずれ岐阜県単独の回顧録も書きたいと思っているのですが、その中でである意味岐阜のゲームセンターを象徴する店舗に先日立ち寄る機会があったため、単独で記事にまとめることにしました。

まだ現役のお店のため、「回顧録」とか言うと怒られてしまうかもしれませんが…

 

名古屋と岐阜を結ぶ名岐道路(国道22号)を北上、木曽川を渡って岐阜県に入ってすぐに、岐南インターという大きな交差点があります。

国道22号はここが終点。そのまま直進すると国道156号で、世界遺産にもなった白川郷を通って最後は富山県の高岡へ至る道。交差する道路は中山道の一部である国道21号で、岐阜市大垣市を通っていることから岐大道路とも呼ばれています。

この岐南インターの北西角地に店を構えているのが今回取り上げるオアシス。その外観はゲームセンターというよりもドライブインで、場所柄ドライブインとしてスタートしたものの、時代の変遷で徐々にゲームの割合が増えていったのではないかと想像出来ます。

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2019年9月22日撮影

国道に面した正面入口はこんな出で立ち。マンガ喫茶やカラオケも併設されており、まさにドライブインそのものです。

冒頭、「岐阜のゲームセンターを象徴する店舗」と記載しましたが、交通量が多いことから特にこの岐大道路沿いに最盛期は多数のゲームセンターが立地しておりました。

そのゲームセンター群はドライブイン由来と思しき影響か24時間営業を行っていた店舗が多く、その中でもオアシスが最も歴史が古いと思われることから象徴という表現を使用しましたが、その歴史的経緯と並んでオアシス店内にはとてつもなくカオスな光景が展開されており、「全盛期の岐阜の状況を伝える生き字引」としてまだ営業が続いている今こそ記録に残し、可能な範囲でここに紹介をしたいと思います。

 

その2へ続きます。