小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 エレベーターアクションリターンズ

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タイトー 1994年発売

 

1983年に発売された初代エレベーターアクションのリメイクタイトル。

初代は1983年当時ではかなりヒットしたタイトルでしたが、一回りに近い年月が経過していたこともあり、続編ではなくリメイクとしてリリースされました。タイトーアルカノイドが成功したこともあってヒット作のリメイクには積極的でしたね。

画面の色使いや音楽のせいでコミカルチックな印象があった初代と比べると、こちらは完全に硬派に寄せた造りになっており、ゲームシステム以外は全く別物といっても過言ではないでしょう。

 

半面派手さには欠けていたため、初代ほどヒットしたという感じはしなかったのですが、現在でも地味に稼働している店舗が残っているタイトルではないかと思います。

分かりやすいゲーム性と、低めの難易度で比較的長時間遊べることで支持されているのではないでしょうか。インカムとしては微妙なのでしょうが...

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ゲーム内容は「ギミックが増えたエレベーターアクション」です。

Aボタンでガンを発射、Bボタンはジャンプ、AB同時押しで手榴弾を投擲、また敵と至近距離の場合は近接攻撃となり敵を殴り倒します。

 

この「近接攻撃」が稼ぎにはとても重要で、ガンでは2発以上ヒットさせないと倒せない耐久力のある敵も一撃で倒せます。

そのため、近接攻撃で1,000点を獲得できる敵が一定間隔で湧いてくる扉の前でスタンバり、クリア可能な残り時間まで粘って稼ぐ。正直重要な稼ぎはこれだけです。

 

そしてハイスコアは初回集計で999,999点のカウンターストップにて終了。そのためスコア的には盛り上がりに欠けるゲームとなってしまいました。

自分は初月にカンストが間に合わず、全国〇名様とは言えトップを取り逃しています。

 

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ゲーメスト 1995年6月30日号より)

 

 タイトル画面は1994年の表記なのに、集計がされたのは1995年6月30日号と半年も経過しています。開発進捗や販売の都合でタイトル表記と実際の稼働開始時期が異なる場合は時折ありますが、半年もずれたのは何か理由があったのでしょうか…

 

以上、エレベーターアクションリターンズは終了。

今回追加タイトルはこれで打ち止めです。また取り上げたいタイトルがありましたら随時紹介することにします。