小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年2月号

ゲーメスト1989年2月号(通算第29号)のハイスコア集計店マップとなります。

先月に続き、今月も新規掲載店が2軒追加されましたが、総掲載店舗数は増減なく95のままとなっています。

 

・その他

ウィルトークタイトー金沢店(石川県)

ゲームタウンファンタジー(長野県)

 

金沢市は中心街に、岡山市のそれに次ぐ感じで集計店が林立しますが、その構成は非メーカー系店舗からメーカー系店舗へ徐々に推移して行きます。岡山と金沢、双方とも城下町で、中心街は駅から少々離れており、そして都市規模的にも似ているイメージがあります。

 

もう一店のゲームタウンファンタジー、住所は長野県茅野市ですが、中央自動車道諏訪インターを出て程近い場所にあるため、諏訪市の店舗という印象があります。2005年前後の長野勤務だった時に一度行ったことがあるのですが、その後も麻雀格闘俱楽部専門店を経てつい最近まで店舗は残っていた模様。

この店舗は詳細を取り上げる機会があると思うので改めることにしましょう。

 

 そしてトピックは前回に引き続きゲーメスト初期の埼玉県内店舗から、飯能市の「amusement house MARY POPPINS」を取り上げます。

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ゲーメスト 1986年11月号より)

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 2020年5月31日撮影

 

今は郊外にも大型のゲームセンターが立地している時代ですが、30年以上昔であれば客層は学生中心で、駅前に立地しているお店が圧倒的に多かった時代です。

しかしこの店舗、市中心の飯能駅はおろか隣の東飯能駅からも結構遠く、付近は今でこそホームセンターやドラッグストアが存在するもののほとんどは住宅で、実際に現地を見ると、「よくここでゲームセンターが成立していたなあ」と思わざるを得ない場所です。

建屋は現在スナックが2軒(1軒はテナント募集中)となっていますが、ゲームセンター時代の営業の形跡を外観から窺い知ることはできませんでした。入口の構造がゲームセンターのそれではないため、スナックへテナントを変更する際に内外装に大きく手が加えられている可能性が高いと思われます。ひょっとしたら1階がすべてゲームセンターとして営業されていたのかもしれません。

 

そしてゲーメストへの店舗欄掲載はハイスコア集計開始2回目の1986年11月号から開始され、一度も休載を挟むことなく続いていました。ゲーメスト初期において全国トップの実績も結構残っており、1987年6月号からの店舗間競争である☆争いでは短期間で6個を稼いでいます。地域密着で地元の有力プレイヤーが多数集まっていたのでしょう。

しかし1988年12月号を最後に掲載がストップし、以後復活することはありませんでした。その時点で閉店したのか以後も営業が続いていたのかは不明です。

ネットもない時代、各所に点在していた町の小さなゲームセンターは、一度閉店すると本当に跡形が無くなる場合がほとんどで、このお店も住所や店舗名で検索してもそれらしき情報は全く確認できませんでした。ハイスコア掲載店として誌面に住所と店舗名の記載がなければ、この場所がゲームセンターだったとは全く認識できず、誰からも顧みられないままひっそりと歴史に埋もれていたお店だったのだろうと思わざるを得ません。