小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1989年3月号

ゲーメスト1989年3月号(通算第30号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店総数は93。この号は新規掲載店も無く、小康状態といったところでしょうか。

 

動向が無い時には傾向を見る訳ですが、この時点で岐阜、福井、和歌山、徳島、沖縄の5県は未だに掲載履歴がありません。また過去に集計店が存在したのに掲載中止で空白になっている県まで広げると岩手、静岡、三重、奈良、鹿児島の5県が追加されます。

更に「県庁所在地に集計店の履歴が存在しない県」を追加すると、福島、茨城、群馬、埼玉、富山、長野、鳥取、佐賀と8県の追加。合計すると19県となり、全体の1/3以上は「県庁所在地に集計店が存在しない」と考えると、静岡のようにベーシックマガジン掲載店が主体の地域もあるにはありますがハイスコア集計店に恵まれない地域というのは存外多かったということになります。

 

そしてトピック店舗は初期ゲーメスト埼玉県掲載店から3件目、川越市の「びでおいんSAKA」をピックアップします。 

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ゲーメスト 1987年1月号より)

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2020年5月31日撮影

 

JR・東武川越駅と、西武本川越駅の間に、その両駅をほぼ直線で結んでいる埼玉県有数の商店街「クレアモール」があります。

その最も北側、本川越駅寄りに面している写真のビルに店舗は存在しました。

 

写真1枚目はクレアモールから本川越駅方面へ抜ける路地側からビルを撮影しており、現在ガールズバーになっている2階が店舗だったとの情報を頂いています。
このビルはL字型でクレアモール側にも面しており、2枚目の写真はクレアモールから撮影したもの。出で立ちが店舗然としているため、こちら側が跡地だと解釈したのですが、ゲーメスト誌上の住所に一度「一番館2階」と記載があるのを確認。ビル2階であることが間違いないことを確認しています。1階はなんとなく元パチンコ店っぽいですね。

 

1987年1月号よりハイスコア掲載が開始されましたが、1988年3月号が掲載としては最後となっています。ただ営業は続いていたようで、90年代の対戦格闘ブームの際には建屋の2階全てがゲームセンターだった時期もあったようです。

 

埼玉県有数の商店街だけあってクレアモールにはまた数店のゲームセンターが現役で営業しており、写真の建屋からモールを挟んで反対側は埼玉レジャーセンター川越店となっています。また屋上ゆうえんちが建物耐震工事の影響で営業終了となり話題となった丸広百貨店川越店も同じモールに面しています。

そしてクレアモールの反対側、川越駅寄りにもベーシックマガジンの集計店が存在した時期があり、埼玉県内でも川越市は比較的ハイスコア環境が整った場所だったのではないかと思います。