小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト(ゲーメスト1990年3,4月号)

ゲーメスト1990年3,4月号(通算42.43号)のハイスコア集計店マップですが、引き続き動向が少ない時期のため2号まとめて紹介します。

 

ゲーメスト1990年3月号(通算第42号)

集計店総数:98

 

ゲーメスト1990年4月号(通算第43号)

集計店総数:98

集計店総数は2月と比べると若干増加するのですが、新規掲載店は2ヵ月共に0で、数値の変化は掲載が不定期気味な店舗の有無の範囲に留まっています。

 

新規掲載店はありませんが、掲載を終了している店舗はいくつか見受けられます。

まず大物掲載店の脱落として、3月号の横浜市「プレイシャトー」。

横浜市繁華街の伊勢佐木町に位置し、ゲーメスト初期には全国トップを多数輩出していました。ゲーメスト、ベーシックマガジンハイスコア担当やプレイヤーを交えての「ハイスコア座談会」なるイベントを開催する程のお店だったのですが…

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ゲーメスト 1987年8月号より)

月一で座談会を実施する方向だったようですが、この後実施はされたのでしょうか。

 

また加えて下記2店がそれぞれ掲載を終了しています。

3月号:マリーン5 ナムコランド(山形県酒田市

4月号:WE'LL TALK TAITO 高松店(香川県高松市

1989年10月号で復活した高松のウィルトークタイトーですが、結局半年程度で再び姿を消してしまいました。

 

一方で、掲載希望の店舗は多かったようで、4月号に以下の記事が掲載されます。

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ゲーメスト 1990年4月号より)

実際に50号でかなりの数の新規掲載店が現れるのですが、半年前から掲載店入れ替えについての告知がされています。この改定計画についてはその内容を追跡して行きたいと思います。

 

そしてトピックは千葉県集計店を継続。

ゲーメスト初期に存在した謎の集計店2軒をまとめて取り上げます。

まずは佐倉市の「ゲームセンタートミー」から。

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ゲーメスト 1986年11月号より)

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2020年8月14日撮影

 

最寄駅は京成本線志津駅佐倉市中心部ではなく、駅付近は大半が住宅街。

線路沿いに古くからの商店が軒を連ねていますが、その中の1軒だったようです。

 

ポストに記載された住所はゲーメスト記載の住所と完全に一致したため、恐らくこの場所で間違いないと思われます。

建屋左側の写真ではシャッターが開いている部分は住居部分に見えるため、3枚目写真のガレージのような部分が店舗だったと考えるのが自然と思います。ただこのスペースでは筐体は昔のテーブルタイプでも20台は入らなさそうではあります。ゲームセンターというよりは駄菓子屋の方が雰囲気が近そうです。

 

ゲーメストへの掲載は2回目の1986年11月号より開始され、1988年4月まで継続しました。店舗がいつまで営業されていたのかは不明です。

 

続いて2軒目は、木更津市の「GAME IN YAMAYA 熱中村」。

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ゲーメスト 1986年9月号より)

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2020年8月14日撮影(以下写真も全て同一日撮影)

 

ここは地図に示された場所を訪れて唖然としました。

木更津市の中心部からは遠く離れた、JR久留里線祇園駅の駅裏にある民家です。

住所からプロットされる位置だけで判断すれは、1枚目写真左手奥の納戸のような場所に存在したことになります。民家の中には入れないので、祇園駅のホームから撮影した写真が3枚目。恐らくは3枚目写真の茶色の建屋となりそうです。

 

駅のホームからは建屋が見えますが、裏側には駅の出入口はないため、

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駅を出た先にあるこの踏切を渡り…

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踏切を渡った先を左折して細い路地に入り...

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この道幅の路地を進んだ先にあることになります。右の民家を通り越せば辺りは一面の田んぼです。いくらゲーム機があちらこちらに設置されていた時代とは言え流石に不自然極まりない場所です。

 

駅の正面には国道が面し、その先には住宅街が広がっており、商店も存在しているため、そちら側に店舗があったという状況なら考えられそうです。

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実際に駅を出ですぐの場所にはこの建屋があり、ここがゲームセンターだったということであればまだ理解はできますが、ここは明らかに住所が異なります。

他に考えられるのは、ゲーメストに記載された住所と実際の店舗住所が異なるという可能性ですが、情報を探しても他の場所に店舗があった形跡は発見できませんでした。

いずれにしろ謎が多すぎる店舗のため、些細な情報でもお持ちであれば是非コメント欄にお寄せいただけると幸いです。

 

こちらはゲーメストハイスコア集計初回の1986年9月号から掲載されましたが、3回目掲載の1987年1月号を最後に姿を消しています。