小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1984年6月号

スーパーソフトマガジン(ベーシックマガジン別冊付録)1984年6月号(第3巻第6号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

店舗数は46と、前号の44から微増しました。5月号の「GAME OVERコーナー」にて告知されていた3店が新たに追加されています。

 

ナムコ

ビッグキャロット京都(京都府

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・その他

ゲームコーナーニューオリンピア(東京都)

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ゲームセンターフェニックス(東京都)

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(画像はスーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年6月号より)

ゲーメストでは1987年1月号から登場したビッグキャロット京都はこの時点で追加されました。また、初めてメーカー系列店舗以外から集計店が出現します。

 

一方、新規3店に対して純増が2店に留まっているのは、大阪府の「ビッグキャロットすみのえ店」が早くも集計店から離脱したため。こちらが離脱第一号となります。

 

以下スコア欄となります。

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年6月号より)

先月の「GAME OVERコーナー」を見て頂ければ確認出来るのですが、当初は同じ大阪府の「プレイシティキャロットガムガム」に変わって「ビッグキャロット京都」が掲載開始されると記載されているのですが、今号にてガムガムではなくすみのえであったことが欄外にて訂正されています。

 

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年5月号より)

永らくと言っても掲載はわずか3回、しかも最初の1回目は店舗枠だけでスコアは記録されていないため実質は2回のみだったのですが…ナムコ系といえども店舗間で掲載には温度差があったということでしょう。

 

トピックですが前回に引き続き大阪の初期ナムコ系店舗から、「プレイシティキャロット第4ビル店」をピックアップします。 

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年3月号より)

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2019年6月15日撮影

 JR大阪駅の南側に、「大阪駅前第1~第4ビル」という雑居ビル群があります。

1970~80年台初頭にかけて大阪駅前再開発により建築されたもので、当時の再開発手法でよく行われた等価交換(再開発前に存在していた地権者をそのままビル内の地権者として割り当てる)により行われており、それによって入居した特に地下1,2階に存在する多数の小型店が特徴的です。

同一手法として建てられた施設として東京では「ニューしんばしビル」が有名で、雰囲気も非常に似通っていますが、規模としてはビルが4棟もあるこちらがはるかに大きなものとなっています。

 

このビル群には多数のゲームセンターが立地していたのですが、そのうち第4ビル内にナムコのキャロットが存在しました。記載されている住所は「B2-25」のため、現在のフロア割ではボディサロンと美容室に分割されており、2枚目写真通路の左手手前のテナント2軒分が跡地となるようです。

店舗は2008年まで存続していたようです。結構最近まで営業が続いていたんですね。

 

大阪には「キタ」と呼ばれる大阪駅周辺、梅田を中心としたエリアと、「ミナミ」と呼ばれるなんば駅周辺のエリアが二大繁華街として位置づけられますが、昔のナムコ系店舗においてはミナミの代表店が前回紹介した「なんばCITYビッグキャロット」だったのに対し、キタの代表店が「プレイシティキャロット第4ビル店」だったというイメージです。ただなんばCITYは現役時に来訪が叶ったのに対し、第4ビルの来訪は叶いませんでした。大阪駅付近は結構回ったのですが、第4ビルの場所が掴めなかったんですよね...

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(ゲームマシンアーカイブ1984年12月15日号より抜粋)

このビル群のゲームセンター全盛期における資料を当時の業界紙「ゲームマシン」から発見しました。「国鉄大阪駅」の表記が時代を感じさせます。

最大で20件近くのゲームセンターがひしめき合っていたのですが、キャロットも含めて閉店が進み、現在残っている店舗は3~4件と寂しくなってしまいました。生き残っている店舗には第3ビル地下1階の「ゲームセンターロイヤル」が含まれていますが、こちらも追ってベーマガハイスコア集計店として登録されるため、別の機会に取り上げることになると思います。