小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1985年2月号

マイコンベーシックマガジン1985年2月号(第4巻第2号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は107と1店減少。新規掲載も1店に留まります。

 

ナムコ

花小金井キャロットハウス(東京都)

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マイコンベーシックマガジン 1985年1月号より)

花小金井西武新宿線高田馬場駅から急行で30分弱、東京都郊外多摩地区の小平市に位置しています。

花小金井駅がある西武新宿線及び池袋線、そしてJR中央線の沿線エリア(新宿区、豊島区、練馬区、中野区、杉並区と多摩地区周辺自治体)は、黎明期から現在に至るまでハイスコア集計店に縁があるエリアで、ベーマガ初回掲載26店に都心部ナムコ系店舗として新宿及び高田馬場、そして西荻窪が登場しますが、追って東久留米(西武池袋線)、今回の花小金井、そして椎名町西武池袋線)とナムコ系店舗の掲載が続きます。

 

面白いのは、新宿や高田馬場のような山手線沿線以外ではどの店舗も微妙に主要駅を外していること。

西荻窪は吉祥寺と荻窪の間ですし、花小金井は田無と小平の間です。東久留米は市の中心駅とは言え隣接する保谷清瀬の方が乗降客数は多く、椎名町は池袋の次の駅です。

学校が近くにある、という訳でもなさそうで、どのような基準でナムコが出店場所を選定していたのかは興味がある所です。

 

以下スコア欄となります。

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(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン 1985年1月号より)

コーナー末尾に「ナムコグッズ販売のお知らせ」の告知があります。

追って全国のナムコ直営店舗で販売され、私も名古屋の星ヶ丘キャロットハウスで手にすることになるナムコグッズの数々ですが、この時期から展開され始めたようです。最初は6店のみの扱いでしたが、ナムコゲーム全盛期における人気とベーマガ誌上における「キャロット」という店舗名の認知向上も相まって全国に販売店が波及することになります。メーカーもゲームファン向けのビジネスに積極的だった時期と言えます。

 

また、休載表記になっている品川区の「ゲームプラザ荏原店」は今号が最後の掲載となりました。1984年8月号からのスタートなので半年程度の掲載期間となります。

こちらの「ゲームプラザ荏原店」の最寄り駅は東急大井町線荏原町駅。追ってハイスコア集計店として全国区の知名度となる「荏原ゲームコーナー」は隣の旗の台駅となっています。一方住所としての「品川区荏原」には「ゲームコーナーニューオリンピア」が存在していますがこちらは武蔵小山駅付近となり、店舗名と位置関係が非常にややこしくなっています。

  

そしてトピック店舗ですが、引き続きオリジナル26店より静岡県静岡市の「プレイシティキャロット静岡店」を取り上げることにします。

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年1月号より) 

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2021年2月20日撮影

 

JR静岡駅から、静岡市中心街へ通じている呉服橋通りの途中に店舗はありました。

私が以前愛知県に住んでいた時には埼玉へ帰る際に青春18きっぷを多用していたのですが、駅から近かったこともあり途中下車して何回か立ち寄っています。

 

住所では写真中央の3階が雀荘になっている建屋が該当します。1,2階フロアがキャロットとして営業されていました。

写真からも分かりますが店舗正面の間口が狭く、その分奥行きが長い店舗でグッズ販売も行っていたカウンターが2階にあったように記憶しています。

現在のビルには3つの店舗入口が存在していますが、キャロット時代は雀荘とキャロットの2つの入口しか無く、キャロット閉店後に2階が別の店舗となり入口が新たに設けられたようです。

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2021年2月20日撮影

また店舗正面の通りには地下道も設けられているのですが、地下道から直接キャロットの1階フロアに上がることの出来る階段が設けられていたのが特徴的でした。

100円ショップの更に奥にある居酒屋「徳川さん」の場所が該当しますが、現在は看板で封鎖されておりそこに階段があった形跡を窺い知ることは出来なくなっています。

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階段の該当箇所。こちらの写真はSPREAM-FKS氏からくぼやん氏を通じてご提供頂きました。お二方にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。