小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年11月号

ゲーメスト1988年11月号(第3巻第11号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店数は95で先月比-3。新規掲載店が1店あります。

 

タイトー

ウィルトークタイトー高崎2号店(群馬県

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ゲーメスト 1988年11月号より)

 

今月から掲載されたウィルトークタイトー高崎2号店ですが、先月まで掲載されていたウィルトークタイトー高崎店が代わりに姿を消しているため実質代替となっています。

両店は距離にして300m程度となっており、なんらかの理由でスコアラーの移動が起きたものと想像されます。

高崎店はベーマガでも1988年7月号にて掲載がストップしていますが、こちらは2号店の掲載には至りませんでした。

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年11月号より)


最後のページにて、今までに発売されたどんなゲームでも集計するという「バイオのギネス」コーナーの申請案内が掲載されています。
翌12月号まで申請方法が掲載されていましたが、確認した時点では誌面に集計結果は掲載されていませんでした。いわゆるボツ企画となっていると思われます。

保証人なしでも可だがチェックは行うという触れ込みでしたが掲載の基準や結果の評価に問題があったのかもしれません。どのくらいの申請があったんでしょうか…

 

トピック店舗は山梨県甲府市へと場所を移します。

甲府市内には「キャロット」の店名を冠するナムコ直営店が3店舗存在していましたが、ベーシックマガジンでは店舗別に掲載されていたのに対し、ゲーメストは3店+αの合同という形で掲載されていました。

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ゲーメスト 1987年1月号より)

 

ハイスコア集計欄は特に後年になると、紙面を確保出来ない中で掲載店舗数を増やす方法として「複数店舗の合同集計」という手法が取られるようになりますが、ゲーメスト初期においては同じく山梨の「ニュースターグループ」が4店(一時期5店)で1986年9月の初回集計開始時点から合同集計の形を取っていたことに加え、同じく山梨県のキャロットを中心としたナムコ直営店も1987年1月の初回掲載から合同集計の形で掲載されます。そのため住所欄は店舗個別ではなく、当時のナムコ甲府事業所の住所が記載されています。

 

不思議とどちらも山梨県からスタートしていますが、ニュースターグループはゲーメストスコア欄に広告記事を載せていたためスポンサー的位置付けがあり、またナムコは比較的狭い範囲で店舗が密集している事情もあったことから、偶々その両者が山梨県という場所で一致した結果であろうと推察されます。両者を合わせると最大9件のスコア集計店が甲府近隣に密集していたことになり、当時の甲府市は人口に対してスコア集計店の密度が日本一高かったエリアだったのかもしれません。

 

ベーシックマガジンには甲府市内キャロット3店舗が別々に店舗欄を設けていたため、そちらの住所を元に各店舗跡の現在を記録して来ましたが、それらについては次回にて紹介をすることにします。