小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1989年7月号

マイコンベーシックマガジン1989年7月号(第8巻第7号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は102となり先月比-3と更に減少しています。今月は新規掲載もありません。

以下スコア欄となります。

マイコンベーシックマガジン 1989年7月号より)

 

この時点でスタートしてから5年半の年月が経過していたチャレンジ・ハイスコアのコーナーですが、今号で初めて「チャレハイ史を振り返る」と題して回顧的な記事が掲載されました。

初回参加店のリストや1回目の全国集計欄が掲載されています。

弊ブログでも該当号を既に取り上げておりますので、宜しければご覧下さい。

www.inu-inu-yeti.com

 

しかし「連載第1回」の文字があるものの、確認している時点では2回目以降の連載はありませんでした。今号は掲載店数が少なく欄が余ってしまったため差し込まれた記事だったのかもしれません。

 

トピック店舗へ移ります。

引き続き初期のナムコ関西地区の店舗から、大阪市住之江区より「ビッグキャロットすみのえ店」をピックアップします。

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年4月号より)

2022年5月3日撮影

南海なんば駅から南海本線を南下すること15分程度、住之江駅の高架下にテナント街「N.KLASS」が存在していますが、かつてここが「ショップ南海すみのえ」と呼ばれていた頃にキャロットが存在しました。

 

住之江駅は各駅停車しか停車しない駅なのですが、駅に隣接して南海の車庫と運転関係の施設が固まっている関係で、高架下には駅の規模からは不釣り合いな広いスペースがあります。

ゼンリン住宅地図 大阪市住之江区1990年より)

 

国会図書館における大阪市住之江区の住宅地図所蔵について、最も掲載年に近い年が1990年しかなかったためそちらから引用していますが、既にショップ南海すみのえ内にはキャロットの文字はありません。

ちなみに「西住之江1-1」という地番は住之江駅施設全体を指しており、高架下店舗も全て同一住所となることから住所からテナント位置は判断出来ません。正確な店舗の場所を探るには営業時のテナント配置表を確認する以外に方法がないため、もしテナント内におけるキャロットの場所をご存知の方がいらっしゃれば情報提供頂きたくお願い申し上げます。

 

そして店舗欄が誌面に初めて登場したのは1984年3月号ですが、この時は翌月からスコアが掲載される旨の案内のみとなり、翌4月号から晴れてスコア掲載に至ります。

しかし同5月号を最後にスコア欄からは姿を消してしまったため、「掲載店離脱第一号」という不名誉な記録を持つ店舗となってしまいました。

 

またスコア掲載だけでなく店舗としても非常に短命だったようです。

昭和61年(1986年)12月時点の「大阪キャロットマップ」には既にすみのえ店の記載がないことが確認されています。店舗オープン時期が判明していませんが、住之江駅が完全に高架になったのは1980年6月のため、それ以降のオープンとなると5年以下の営業期間だったのではないかと想像されます。

 

そのため店舗に関する情報が殆ど見つからないのですが、1984年初頭なので丁度店舗がスコアを掲載していた時期の大阪キャロットマップの画像がツイッター上にありましたので以下引用させて頂きます。

上記キャロットマップのすみのえの部分を拡大しました。 

 

広い敷地を活用してゴルフ打ちっ放しや卓球コーナー等も設けられており、ゲームセンターというよりむしろスポーツ施設的な店舗を目指していたようですが、店舗写真が掲載されていないため当時の店舗外観や店内を窺い知ることは出来ませんでした。