小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1990年3月号

ゲーメスト1990年3月号(通算第42号)のハイスコア集計店マップとなります。

総掲載店舗数は98となり先月比+5と大きく増加しますが、新規は1店のみとなっています。

 

・その他

コミュニティスペースNTK2店合同(北海道)

ゲーメスト 1990年3月号より)

 

1987年1月号から「ゲームプラザNTK恵庭店」にて掲載がスタート、同年7月号より「コミュニティスペースNTK」として拡張移転の上掲載を継続していましたが、今度は移転ではなく既存店舗も営業を継続したまま新店を近隣にオープンさせ2店の合同集計となりました。そのため新規店と分類することは少々相応しくないかもしれませんが、掲載住所が新店となっているため新規掲載扱いとしています。

 

以下スコア欄となります。

ゲーメスト 1990年3月号より)

 

80年台後半のゲームシーンを語る上で外せない「横スクロールシューティング御三家(グラディウスダライアスR-TYPE)」の続編が全て出揃っています。(グラディウスⅢ、ダライアスⅡ、R-TYPEⅡ)1989年は殆ど初代テトリス一色だったため、大物タイトル続編に対しての期待度は相当に高かったことが想像されます。

しかし3タイトルとも前作、もしくは前々作を人気、営業的に超えることは叶いませんでした。現在一部界隈では人気があるグラディウスⅢですが、登場当時は展開の遅さや数々のバグ発生、そして止めとなった無敵技発覚と続き、その期待度の高さに反してプレイヤーはあっという間に離れてしまったのは事実です。

 

続いてトピック店舗へ移ります。

ゲーメスト初期は東京都内ハイスコア掲載店より「ゲームスカッシュ」「エースインターナショナル」の2店をピックアップします。

 

・ゲームセンタースカッシュ

ゲーメスト 1987年3月号より)

2021年12月29日撮影

 

・エースインターナショナル

ゲーメスト 1987年8月号より)

2022年1月22日撮影

 

ゲーメスト初期に東京都内のスコア掲載店が非常に少なかったことは1990年2月号の記事内でも記載しましたが、その中で多摩地区の小金井市に2軒の掲載店が確認されています。

 

「ゲームセンタースカッシュ」は、小金井市の代表駅である武蔵小金井駅前が最寄です。現在ドン・キホーテになっている長崎屋小金井店の裏手に存在しました。

ゼンリン住宅地図 小金井市1988年より)

 

長崎屋裏手付近の交差点角に「大沢ビル」1階に「インベーダースカッシュ」の存在が確認出来ます。

ビルはテナントは入れ替わっていますが2022年時点で現役で、写真1階の自転車店の場所が跡地ではないかと思われます。

1987年3月号にて初めて掲載され、6月号までは漏れなく掲載されていたものの7,8月号と店舗欄なし、9月号で再度掲載されたのが最後となっています。

 

もう一方の「エースインターナショナル」ですが、誌面記載の住所は小金井市武蔵野市の境界付近であり、場所的には東小金井駅武蔵境駅のほぼ中間となります。行ってみたところ住宅地内のアパートでした。写真のアパート銘板住所と誌面の住所は完全に一致しています。

ゼンリン住宅地図 小金井市1988年より)

 

当時の住宅地図では、丁度「梶野町2丁目」の表記左の「コーポマルエ」の場所が該当します。アパート自体は建て替えられていると思われますが区画は変わっておらず、アパートの先は袋小路です。

 

付近に東京電機大学亜細亜大学があり学生需要がありそうではありますが、この場所自体は袋小路に加えて周囲は完全な住宅地で他に商店も無いため、この場所にゲームセンターがあったとは全く思えません。恐らく「エース・インターナショナル」というのは運営会社名であり、店舗は別の場所にあったのではないかと想像されます。

 

こちらは1987年8月号が初掲載ですが9,10月号と掲載されず、11月号に掲載された後に姿を消しています。ゲームセンタースカッシュと掲載が一度も重なっていないことからスカッシュの運営会社がエースインターナショナルである可能性も考えられますが、誌面からはそれを確認出来ないため、もし店舗に関する情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ともコメントを頂きたくお願い申し上げます。