ハイスコア集計店マップ(マイコンベーシックマガジン1984年1,2月号)
スーパーソフトマガジン(ベーシックマガジン別冊付録)1984年1月及び2月号(第3巻第1号及び第2号)のハイスコア集計店マップとなります。
前号である1983年12月号のスーパーソフトマガジン内でのハイスコア集計開始の予告記事を経て、1984年1月号から実際の集計及び誌面への掲載がスタートします。
予告記事においては、「SUPER HI-SCORE CORNER」と言う名称でしたが、実際に開始された際にコーナー名は「CHALLENGE HIGH SCORE!」に変更されました。このコーナー名が略称「チャレハイ」として定着していくこととなります。
また、1月号及び2月号の2号では掲載店に変化がないため、マップは共通となっています。マップをご覧いただければわかる通り、プロットされた店舗は全てナムコ系であり、この時点では他メーカー系列店や個人店は一つもありません。
ひとつ気になる点があります。
ハイスコア集計開始は電波新聞社からナムコに話が持ち掛けられ、ハイスコア掲載用のホワイトボードといった什器も電波新聞社側にて作成されたものと「ALLABOUTベーマガ」のイベントにて聞き及んでいますが、集計に協力した各店舗はそれ以前から店舗単位でスコアの集計を行っていたのかどうか?
1980年台前半のナムコ黄金時代は主にゲームタイトルで語られますが、ナムコ系ゲームセンターにおいては1983~87年頃までが最もユーザーフレンドリーだった時期と思います。その流れはベーマガでのハイスコア集計開始が契機なのか、それ以前からナムコの店舗は特別だったのかという点についてはあまり語られている機会やサイトって無いんですよね。店舗単位で違っていたのかもしれませんが、どのような経緯でナムコ系店舗が特別視されるようになったのかは非常に興味深いテーマではあります。
以下スコア欄を掲載します。
【チャレンジハイスコア 1984年1月】
(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年1月号より)
上記が記念すべき第一回目のスコア集計店舗欄となります。
当初はマッピングだけとし、店舗欄を丸々アップすることは考慮していなかったのですが、マップだけでなく店舗欄を合わせて見て頂いた方が実感が湧きやすいのではないかと思い店舗欄もアップすることにしました。
また、スコアラー欄は徐々に「スコアネーム」と呼ばれるハンドルネームへと変化していくのですが、掲載当初は本名記載が多く、そのままブログに掲載すべきかどうかの判断に迷いました。
これについては、
・漫画やアニメのキャラ名等も含まれており、どこまでが本名であるか明確に判断が出来ない
・特に本名掲載となっている誌面は時間が経過しているものが多いため、直接的な影響は少ないであろうと判断
上記理由により特にマスクは施さずそのままアップすることにしました。ご了承をお願い申し上げます。
2月号は掲載店舗に変化はありませんが、データベース的意味を兼ねて以下アップします。
【チャレンジハイスコア 1984年2月】
(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年2月号より)
予告では27店がリストアップされていますが実際に掲載開始されたのは26店。欠けている1店は札幌市の「プレイシティキャロットハローススキノ店」で、特に掲載がされていないことに対する案内はありません。ハローススキノ店は2か月後の1984年3月号から掲載が始まります。
【前記事】
ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1983年12月号
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