小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1994年5月号/トピック店舗:ゲームセンターニュースター(三重県)

ハイスコア集計店マップ(マイコンベーシックマガジン1994年5月号)

マイコンベーシックマガジン1994年5月号(第13巻第5号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は101で先月比+2となり久々に3桁を回復しました。1991年9月号以来となります。新規掲載店も3軒あります。

 

・タイトー系

ウィルトークタイトー豊橋店(愛知県)

 

・その他

ファンタジーゾーン夢らんど(北海道)

 

ゲームピープル(大阪府)

(マイコンベーシックマガジン 1994年5月号より)

 

「ウィルトークタイトー豊橋店」ですが、タイトー系の新規掲載は1993年8月号のウィルトークタイトー高松店以来ほぼ1年振りです。

 

「ファンタジーゾーン夢らんど」は、プレイシティ24に続いて旭川市2軒目の掲載店となりました。追ってゲーメストへも掲載されることになります。

 

また大阪府泉佐野市の「ゲームピープル」ですが、翌6月号までの2回のみの掲載となっています。単発掲載で終わった近隣貝塚市のSUPER STARもですが和泉地域での短期掲載が目立っています。

 

以下スコア欄を掲載します。

 

【チャレンジハイスコア 1994年5月】

(マイコンベーシックマガジン 1994年5月号より)

ベーマガでは、トップページの総括で過去のスコア訂正についてコメントされることは度々ありましたが、今月は「ハイテクセガ大船」「プレイアイシー鶴巻店」の両店が先月号にて掲載されなかった旨のお詫びがあります。

 

確認したところ、プレイアイシー鶴巻店は1986年3月号にて初掲載の後にこれまで約8年もの間一度もスコア掲載を欠いたことが無く、結果的に初めてのスコア欄欠落は誌面側の手違いで発生したことになります。お店が休載を発生させないことにこだわっていたとすれば腑に落ちないものがあったのではないでしょうか。

 


トピック店舗:ゲームセンターニュースター

トピック店舗は三重県へと舞台を移します。

 

まずはベーシックマガジンの老舗掲載店である津市の「ゲームセンターニュースター」からピックアップします。

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

2024年8月15日撮影

三重県の県庁所在地である津市には三重大学があり、その最寄駅である近鉄江戸橋駅付近にハイスコア集計店が複数存在した履歴がありますが、その中で最も早く掲載店となったのがこちらの「ゲームセンターニュースター」です。

(ゼンリン住宅地図 津市1986年より)

近鉄江戸橋駅を降り駅前通りを西へ向かうと、駅名の由来となる伊勢街道の江戸橋を渡り国道23号へと突き当たります。

 

国道を渡った西側の大部分を三重大学の敷地が占めており、学生向けのアパートが多数立ち並ぶ中に建物はありました。店舗の前の道を更に西側へ進んでも海岸線にあたってしまうため、完全に三重大学の学生需要を想定した店舗だったのだろうと思われます。

 

1986年の地図にて所在を確認しています。ニュースターと合わせて「ユニオンリース」の表記がありますが、ゲーム機をリースする運営会社が同じ場所で営業していたのでしょうか。

 

そして2024年時点では写真のように店舗建屋は健在、跡地は自身で機器を扱い施術するセルフビューティサロンとなっています。1986年の地図で隣接している「喫茶フルール」は営業されていないものの、建屋の側面にまだ文字を残しています。

 

そして誌面への掲載はベーマガ1984年9月号から開始されました。84、85年に掲載開始された店舗は1990年までに殆どが誌面から姿を消す中で、90年台に入ってもコンスタントに掲載が継続されています。

 

立地的に学生以外の流動が存在しない場所でもあり、固定客となり得るスコアラーは大切にされていた印象で、時折全国トップスコアも輩出された地方の有力店というイメージがあります。

(ゲーメスト 1995年3月15日号より)

ゲーメストへは永らく掲載がされていなかったのですが、月2回の刊行後にスタートした言わば2部掲載店である「狙うぞハイスコア2」コーナーがスタートすると、その初回掲載店に名を連ねました。いずれは1部掲載店への昇格を目していたのかもしれません。

(マイコンベーシックマガジン 1997年7月号より)

 

(ゲーメスト 1997年7月15日号より)

 

しかしベーマガは1997年7月号、ゲーメストは7月15日号の掲載時に閉店の告知が誌面上にも掲載されています。ベーマガについては13年にも渡る長期掲載店となりました。

 

そしてこちらの閉店後、スコアラーの命脈はやはり江戸橋駅付近の別のお店で引き継がれていくことになります。やはりハイスコアというジャンルは、有力なスコア集計店(誌面掲載店)がその地域に存在することが継続する要件として非常に大きかったのではないかと思います。

 

【前記事】

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1994年4月号

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1994年4月号

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ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1994年6月号

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1994年5月号