小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 ハイパーデュエル

ちょうどこのエントリーを書いている時、世間はコロナ禍の真っ最中でハイスコア集計店の跡地を巡ることがままならない状況となってしまいました。

現地調査無くともエントリー可能な題材は無いかと探したところ、昔スコアを狙っていたのに届かなかったゲームタイトルをいくつか思い付きましたので、これを機に取り上げたいと思います。

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テクノソフト 1993年発売

テクノソフトと言えば「サンダーフォース」シリーズが有名ですが、「サンダーフォースAC」でアーケードデビューの後、アーケードオリジナルタイトルとして発売された十八番の横スクロールシューティングです。移植はセガサターン版のみで、アーケードの基板も含めて今では結構プレミアムなタイトルになっている模様。タイトーロケでは結構見掛けたんですけどね。

内容はオーソドックスで、難易度もクリアだけであればそれほど高くはありません。

キャラは2枚目画像のように3機からの選択で、それぞれに特性があります。自分は右端のオッさんキャラ「LLOYD(ロイド)」を使用していました。スペルにLが2つ並んでいるので、「エルロイド」と当時のハイテクノーベル神保町では思われており、「エルロイド」→「エロジジイ」という如何にもな渾名で呼ばれておりました…

 

ハイスコア争いですが、当時は格闘ゲームにおいてはキャラ別集計が一般化していたものの、シューティングにおいては一部人気タイトル以外はキャラ別が行われていない時代で、このゲームのキャラ別も実施されませんでした。

ロイドは火力は最も高いものの移動スピードは最遅。このゲーム、普通に進むにおいては移動速度はそれ程重要ではないのですが、破壊すると最大1万点のアイテムが出るブロックが出現する5面で回収可能なアイテムの数が自機スピードで決定的に異なるため、スコアを狙うためにはキャラ選択は移動速度最速のLISA(リサ)一択となります。そのためスコア争いは箸にも棒にも掛からないまま終了となりました。

 

その他マメな稼ぎとしては、

・ストックボーナス

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アイテムによって装着されるオプションキャラを面クリア時に残すと1機につき1万点が加算されます。オプションは、

T:トレース 戦闘機タイプで自機の動きにある程度追従

G:ガンナー ロボットタイプで敵にオートで向かっていく

の2種類から選択可能ですが、敵を自動追尾するため道中は楽になる反面ステージクリアまで残すことがほぼ不可能なガンナーではなく、トレースを取ってオプションに敵弾が当たりそうになると自機のボムでオプションを守るという謎な行動で面クリアまでオプションを持ち越していました。

よく1面でオプション消失して捨てゲー繰り返してました。

 

ちなみにパーフェクトボーナスは道中の敵全滅、スペシャルボーナスはクリア時のボム残量に比例して加算されます。

 

・3面ボスの岩

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3面ボスで地面に転がっている岩が壊せます。1個1,000点。

この岩をボスにダメージを与えないように最も壊せるキャラのためロイドを選んでいたようなものです。たかだか数千点の違いなので5面ですべて吹っ飛びますがw

 

またこのゲーム、自機が止まっている時に点数のカウンターが10点単位ですが廻っているため、余計な動きを極力避けることで地味なスコアアップとなります。すべて5面で吹っ飛びますがw

 

 あとこのゲームを語るならBGMですかね。サンダーフォースで名を馳せたテクノソフトだけに結構聴き応えある曲が揃っています。

個人的には6面の曲が好きなのですが、世間一般では4面の評判が高いみたい。

以上、ハイパーデュエルは終了。

次回はエレベーターアクションリターンズ(タイトー、1994)を予定しています。