小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年12月号

マイコンベーシックマガジン1986年12月号(第5巻第12号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は114で、先月に続いて上限を維持。

新規掲載は2店確認されています。

 

ナムコ

ナムコランド浜松西店(静岡県

f:id:annaka-haruna:20210829083123j:plain

 

・その他

ゲームセンターペガサス(埼玉県)

f:id:annaka-haruna:20210829083122j:plain

(画像はマイコンベーシックマガジン1986年12月号より)

 

ナムコが主にショッピングセンター内に出店していた「ナムコランド」ブランドからは浜松西店は3店目の掲載となりましたが、この号の単発となっています。

かつてナムコがスポンサーだった「斎藤洋美のラジオはアメリカン」の公開収録が行われた店舗で、その時愛知県在住だったため出向いたのですが、当時既にスコア集計は行なわれていなかったような気がします。施設は現在もイオン浜松西店として営業が続いていますが、ナムコは既に撤退をしていました。

 

そして埼玉県は春日部市の「ゲームセンターペガサス」ですが、現在の居住地であるさいたま市からも比較的近いため30年位前に一度訪問しています。旧市街地の細い路地を入った場所にあった駄菓子屋系ゲームセンターだったと記憶しています。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210829175059j:plain

f:id:annaka-haruna:20210829175108j:plain

f:id:annaka-haruna:20210829175117j:plain

f:id:annaka-haruna:20210829175126j:plain

f:id:annaka-haruna:20210829175136j:plain

f:id:annaka-haruna:20210829175145j:plain

f:id:annaka-haruna:20210829175154j:plain

(画像はマイコンベーシックマガジン1986年12月号より)

 

今月のスコア欄のトップタイトルは「源平討魔伝」。

色々と意見はあることは承知していますが、ナムコにとってターニングポイントと言われているゲームの一つです。それが影響したのかは定かではありませんが、今号で60店を数えたナムコ系掲載店舗は、以後徐々に減少傾向に転じます。(最大は1986年3月号の61店)

今号も前述した単発掲載の「ナムコランド浜松西」に加え、「プレイシティキャロットガムガム→プレイシティガムガム」が掲載を終了。また「プレイシティキャロットなんば店」も今号以後は1987年8月号に一度掲載されるのみで、定期的にスコアが掲載されたのは実質最後となっています。先月の「プレイシティキャロット第4ビル」に続いて関西の掲載終了店舗が目立っています。

 

トピック店舗へ移ります。

東京都内のキャロット系では貴重な山手線東側の店舗である「プレイシティキャロット田町店」をピックアップします。

f:id:annaka-haruna:20210608143454j:plain

マイコンベーシックマガジン1986年3月号より)

f:id:annaka-haruna:20210829180901p:plain

f:id:annaka-haruna:20210823162648j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823162427j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823162529j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823162548j:plain

2021年8月23日撮影

 

JR田町駅から駅前の第一京浜を渡るペデストリアンデッキを降りた目の前、写真のビルの1階が該当場所になります。

当時の住宅地図ではビル内テナント詳細まで記載されていませんが、場所はこちらで間違いないと思われます。

f:id:annaka-haruna:20210911120658p:plain

ゼンリン住宅地図 港区1988年より)

田町(三田)と言えば慶大や東工大のキャンパスがあり学生街の一面がありますが、周囲はオフィスが圧倒的に多く、どちらかと言えばサラリーマンが主客層になりそうな周囲環境です。その点では繁華街や学生街の立地が多い東京都西側の店舗と比べて、同じく東側オフィス街に位置する新橋キャロットが雰囲気的に近いような気がします。

 

スコアの掲載開始は80年台に東京都内に立地していたキャロット系店舗では最も後発の1986年3月。オープンがこれより前だったかは確認が取れていませんが、キャロットとしては新しい部類に入るのではないかと思います。

そして確認出来た最後の掲載は1991年9月。こちらも90年台初頭に掲載店から姿を消しました。立地は良いため営業は続いており、こちらも2000年のナムコ店舗ガイドに写真が掲載されています。

f:id:annaka-haruna:20210807225541j:plain

(NOURSバックナンバー No.29 2000年8月号「全国ナムコ店舗ガイド 東京編」より) 

キャロットは2000年台中頃には撤退していましたが、その場所に居抜きで「プレイマックス」というゲームセンターが営業を続けていました。

そのプレイマックスも2015年11月25日で閉店。現在田町駅付近からゲームセンターは全て消失していると思われます。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1986年11月号

【2021年9月スコア欄追加及び一部追記修正】

ゲーメストが初めてハイスコア集計欄を掲載した1986年9月号の次号、1986年11月号(通算第4号)について入力してみました。

35店から46店へ掲載店が拡大しています。

特に9月号は1店しかなかった九州地域が、11月号は7店と数を伸ばしています。

また、特にロケーションを広く展開していたナムコセガタイトーの3社についてはメーカー別に店舗を記載していますが、

1986年9月→11月

ナムコ:8店→10店 セガ:3店→3店 タイトー:1店→4店という推移。

この時期ナムコは既にベーシックマガジンに多数店舗を掲載している時期のため、ゲーメストへの掲載は各店の裁量だったのでしょうか。

セガタイトーは、元々ベーマガのチャレンジハイスコアが電波新聞社ナムコのタッグで始められたようなもののためベーマガにも掲載店は少なかったのですが、ゲーメストだからといって積極的に集計店を展開するとはなりませんでした。

 

また、掲載店舗数は増加したものの、既に2回目集計にて掲載が無い店舗が5店あります。申請忘れ等で抜けてしまい次回集計以降にて掲載が復活する店舗もありますが、「掲載してみたものの思ったような効果が出ない」「手間が増えるだけ」などという理由で即掲載を中止する店舗もあったようです。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20150423151027j:plain

f:id:annaka-haruna:20150423151143j:plain

f:id:annaka-haruna:20150422174332j:plain

f:id:annaka-haruna:20150423151217j:plain

f:id:annaka-haruna:20150423151249j:plain

ゲーメスト 1986年11月号より ZBL-らじあめ氏のブログ「ゲームとハイスコアとスコアラーのブログ」より許可を得て転載)

 

店舗写真から当時の賑わいと時代を感じることが出来ます。

この頃のゲーメストはまだ2か月に1回しか発行していなかった時期のため、次回は1987年1月号となります。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年11月号

マイコンベーシックマガジン1986年11月号(第5巻第11号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店数は3か月振りに上限の114店へ戻しました。

新規掲載店は3件あります。

 

ナムコ

秋田キャロットハウス(秋田県

f:id:annaka-haruna:20210828024518j:plain

 

・その他

ゲームセンターヤマト(長野県)

f:id:annaka-haruna:20210828024520j:plain

ヤングパレスゲームセンター(沖縄県

f:id:annaka-haruna:20210828024521j:plain

(画像はマイコンベーシックマガジン1986年11月号より)

 

ナムコ系店舗は4月号の西野、水戸、上福岡以来久し振りの店舗追加となりました。同時に秋田県最初のハイスコア集計店登録となっています。

そして初めてと言えば遂に沖縄県に集計店が登場。これでこれまでのベーマガ誌上で1軒も掲載店の履歴が無い県は6県となりました。(福島、奈良、鳥取、島根、山口、徳島)

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210828114947j:plain

f:id:annaka-haruna:20210828114956j:plain

f:id:annaka-haruna:20210828115004j:plain

f:id:annaka-haruna:20210828115013j:plain

f:id:annaka-haruna:20210828115022j:plain

f:id:annaka-haruna:20210828115031j:plain

f:id:annaka-haruna:20210828115041j:plain

(画像はマイコンベーシックマガジン1986年11月号より)

 

今月で集計店から姿を消す店舗に、大阪駅前の「プレイシティキャロット第4ビル店」があります。

店舗は2008年まで営業していたようですが、スコア掲載は思いのほか早く終了していました。大阪駅前ビル群には当時セガ系の「ロイヤル」2店もスコアを掲載していましたがいずれも1年程度で姿を消しており、以後ゲームセンターがひしめき合っていた第1~第4ビル内では、ゲーメスト2部でキャロットの掲載が復活するまでハイスコア集計店は誕生していません。サラリーマンが主体のオフィス街店舗では集客策としてスコア集計を行う意義が乏しかったのかもしれません。

 

続いてトピック店舗です。

五反田のランドマーク、TOCビル内にあった「ビッグキャロットTOC店→プレイシティキャロットTOC店」を取り上げます。

f:id:annaka-haruna:20210318125933j:plain

マイコンベーシックマガジン1985年3月号より)

f:id:annaka-haruna:20210828130653p:plain

f:id:annaka-haruna:20210823152940j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823153335j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823153345j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823153540j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823153709j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823153757j:plain

2021年8月23日撮影

 

山手線五反田駅から第二京浜国道1号)を歩くこと10分程度の場所に、卸売業者が集まった施設である東京卸売センター(TOC)ビルがあります。

このTOCビルの地下1階には飲食店や小売業者が集積しているのですが、その中にゲームセンターとしてナムコのキャロットが存在していました。 

 

f:id:annaka-haruna:20210829174257p:plain

ゼンリン住宅地図 品川区1987年より)

ベーシックマガジンへの掲載開始は当時の東京都内のキャロットにしては後発の1985年3月。オープンは1973年とのことでインベーダーブームよりも遥か前となり非常に歴史ある店舗なのですが、卸売業者専門のビル内という特殊な環境のためか、五反田に本社を構える電波新聞社から最も近い場所であったにも関わらず、チャレンジハイスコアのスタートからハイスコア集計店として登録されるまでに1年以上を要していました。

 

スコアの掲載は1993年5月号が確認された時点では最後となります。

当初は東京の特に城南地区のスコアラーに支持を得ていたようですが、90年台に入る頃に徐々に勢いが落ち、最後は寂しいスコア欄となっていたのは東京周辺の他のキャロットと同様でした。

f:id:annaka-haruna:20210807225540j:plain

(NOURSバックナンバー No.29 2000年8月号「全国ナムコ店舗ガイド 東京編」より) 

こちらもスコア掲載終了後も営業は継続しており、2000年のナムコ店舗ガイドにも掲載されています。この時点で30年近く営業が続いていたことになります。

 

私は勤務先の都合で2013~2014年の1年程度TOCに通勤していた時期があるのですが、その際にはキャロットは既に撤退していたものの地下1階にゲームコーナーが営業しており、ミスタードリラーのホリススムの装飾が施してあったことからキャロット撤退後に居抜きで別の業者が営業を続けていたようです。

結局その居抜き店舗も2014年頃には閉店し、シャッターが降りたままとなっていました。末期はプライズ機とパチスロ機程度しか設置されていなかったと思います。

www.interior-plus.jp

2013年当時のTOC地下1階テナント案内図が映ったサイトがありました。

キャロットの位置に「ゲームファンタジー」という店舗の存在が確認出来ます。

現在は文具店となっていますが、ゲームファンタジー閉店後に新たにテナントとしてこの場所へ入居したのではないかと思われます。

 

そしてTOCビルそのものも1970年の竣工から既に50年以上を経過し、かねてから耐震性に問題があることを指摘されていましたが、2023年に解体され、2027年に新TOCビルとして竣工することが決定したようです。ニュー新橋ビル共々、古くからの地域のランドマークも着々と再開発が進行し、この建物を拝める時間もあと2年程度に迫っています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年10月号

マイコンベーシックマガジン1986年10月号(第5巻第10号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店舗数は111店と先月と比較して3店の回復。新規掲載が1店あります。

 

セガ

ビデオインセガ万代店(新潟県

f:id:annaka-haruna:20210825033948j:plain

(画像はマイコンベーシックマガジン1986年10月号より)

 

何故かスコアラー欄にネームが全く掲載されていません。

並行してハイスコアの掲載が始まったゲーメストにおいては、1987年6月号から「ハイテクセガ万代」としてエントリーされますが、ベーマガには半年以上早いタイミングで登場していました。しかし初掲載はこの単発に留まり、以降1988年末に再登場するまで2年以上の空白期間が生じています。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210825124855j:plain

f:id:annaka-haruna:20210825124905j:plain

f:id:annaka-haruna:20210825124914j:plain

f:id:annaka-haruna:20210825124925j:plain

f:id:annaka-haruna:20210825124935j:plain

f:id:annaka-haruna:20210825124944j:plain

f:id:annaka-haruna:20210825124952j:plain

(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年10月号より)

 

今月で掲載店から姿を消した店舗が「ゲームセンターセントラル鷹の台店」。

1984年7月号にてナムコ系以外の店舗がまとまって13件登録されましたが、その中の一つです。

初期に掲載されたナムコ系以外の店舗はハイスコア欄からの撤退が早く、いわば「同期」である13店のうちまだ掲載が続いている店舗は既に4店しかありません。

また、「セントラル」という店名は、現在も営業が続いている「ゲームプラザセントラル(八王子及び浦安)」を連想させますが、この鷹の台店も系列だったのか気になります。

 

トピック店舗へ移ります。

烏山、経堂と合わせて世田谷区に計3件存在したキャロット系店舗の一つ「プレイシティキャロット駒沢店」をピックアップします。

f:id:annaka-haruna:20210825180112p:plain

 (スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年3月号より)

f:id:annaka-haruna:20210825181121p:plain

f:id:annaka-haruna:20210823140118j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823140617j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823135927j:plain

f:id:annaka-haruna:20210823135657j:plain

2021年8月23日撮影

オープンは1982年とのことで比較的古い店舗ですが、ベーマガオリジナルの26店には名を連ねず、1984年3月号が最初の掲載となっています。東急田園都市線(当時は新玉川線駒沢大学駅直ぐ近くの交差点角地に面しており、学生の多い場所でもあることから立地は抜群だったと思われます。

 

写真の「第二山国ビル」1階が該当場所となります。恐らく現在のauの場所で間違いないと思いますが、30年前位に一度行った時の記憶と現状が全く一致しません。角地にあったような覚えはないのですが、ビル名も住所も一致しているため人間の記憶など曖昧なものだと痛感しています。

 

当時の住宅地図においても、この場所で間違いないことが確認されています。

f:id:annaka-haruna:20210825182543p:plain

ゼンリン住宅地図 世田谷区1985年より)

 

誌面掲載は確認している時点では1992年9月号が最後となっています。

同じ世田谷区内のキャロット掲載終了は烏山が1991年10月、経堂が1992年11月のため、対戦格闘ブームの到来に伴うスコア掲載終了という類似した傾向となっています。

 

しかし駒沢店も立地が良かったためか、店舗の営業は暫く継続しました。

烏山、経堂に加え、駒沢も2000年のナムコ広報誌内に当時の写真が掲載されています。

f:id:annaka-haruna:20210807225539j:plain

(NOURSバックナンバー No.29 2000年8月号「全国ナムコ店舗ガイド 東京編」より) 
こちらも20年近くに渡り営業が続いた店舗だったようです。閉店時期は不明です。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1986年9月号

レトロゲームに関する情報が花盛りの昨今ですが、メディアやSNSが取り上げている情報といえば、当然と言えば当然ですがゲーム内容そのもののレビュー、プログラマーや作曲者などの開発者視点のものが殆どで、特にアーケードゲームにおけるプレイフィールドである「ゲームセンター」に関する記事や情報は非常に少ないのが現状です。

 

ただ、特に80年~90年代にアーケードゲームをプレイしていた我々のような世代は、ゲームそのものに惹かれてプレイしたのは勿論ですが、それが切っ掛けとなり日頃から通い詰め、プレイヤー同士が交流するゲームセンターという「場所」に惹かれるようになっていたのではないかと思います。

その頃の空気感を少しでも残すため、かつてのゲームセンターの回顧録をこのブログにまとめたりしていますが、いかんせん自身が通った範囲でしか詳細な内容は記載出来ません。何か普遍的なものを残せないか…と思い付いたのが、かつての雑誌掲載ハイスコア集計店舗をマッピングすることでした。

 

内容としては、マイコンベーシックマガジン、ゲーメストアルカディア等に掲載されていたハイスコア集計店舗の位置を、記載されている住所ベースでGOOGLE MAP上にプロットするだけの作業なのですが、以下の点で意義があるのではないかと思っています。

 

・店舗住所が記載されているため、過去にそこに店舗が確実に存在したことの証になる。また現在その場所がどうなっているのかを確認出来るし、店舗は無くてもその場所に行けば記憶が繋がることがある。

・「店舗にてハイスコアを集計する」という行為そのものがプレイヤーサイドに依拠しているため、集計していた店舗はプレイヤー寄りの運営を行っていた可能性が高い。結果として店舗のエピソードをいろいろと発掘出来る可能性がある。

 

そして、手始めにゲーメストに初めてハイスコア集計欄が出来た、「1986年9月号(通算第3号)」に掲載された店舗のマップがこちらです。

マークの色は一応ルールを決めているのですが、今後追加や変更が発生すると思われるので、ある程度固まった時点で詳細を説明する機会を設けたいと思います。

 

【以下2021年8月追記】

ゲーメスト創刊号(1986年5月号)にも店舗別スコア掲載欄が存在したことを受け、マップに追記しました。

また、追記時にベーシックマガジン編に倣い、該当号のハイスコア欄を追加してアップロードします。

スコア欄の画像は、ZBL-らじあめ氏のブログから許可を得て使用させて頂きました。

www.high-scorer.net

f:id:annaka-haruna:20150422152600j:plain

f:id:annaka-haruna:20150422152630j:plain

f:id:annaka-haruna:20150422152658j:plain

f:id:annaka-haruna:20150422152733j:plain

f:id:annaka-haruna:20150422152903j:plain

ゲーメスト 1986年9月号より)

それにしても、雑誌記載の住所を入力するだけなので慣れればそれ程手間は掛からない、問題は物量だけかな?と思っておりましたが、実際に入力してみると、

 

・30年以上前の住所なので、市町村合併区画整理等で住所そのものが変わっている場合が結構ある。

・地番が入っていない店舗があり場所が特定出来ない。

・誤植(ゲーメストではお馴染み!)

等の理由で結構検証が必要だったりして、地味に大変な作業と戦慄しておりますが、徐々にでも進捗を公開できればと考えております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年9月号

マイコンベーシックマガジン1986年9月号(第5巻第9号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

店舗数は108となり、7,8月号では別枠を設けて確保した店舗欄は本来の7ページに戻りました。総数は減少したものの新規店は中部地区から2店追加されています。

 

・その他

レジャックIN-UFO(岐阜県

f:id:annaka-haruna:20210812015128j:plain

天野スポーツゲームコーナー(愛知県)

f:id:annaka-haruna:20210812015129j:plain

(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年9月号より)

 

天野スポーツゲームコーナーは、「天野ゲーム博物館」として現在も存続し全国に名前が知られているお店ですが、ここで初めて誌面に登場しました。

当時三河在住だった私は一度お邪魔したものの、西尾市という場所は微妙に交通の便が悪いため「博物館」になるつい最近まで再訪することが無かったのですが、後々にここまで有名な店舗になるとは当時は思いもよりませんでした。

 

以下店舗欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210812105635j:plain

f:id:annaka-haruna:20210812105645j:plain

f:id:annaka-haruna:20210812105655j:plain

f:id:annaka-haruna:20210812105703j:plain

f:id:annaka-haruna:20210812105712j:plain

f:id:annaka-haruna:20210812105721j:plain

f:id:annaka-haruna:20210812105729j:plain

(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年9月号より)

 

最終頁に掲載された広告枠と、その上部の微妙な空欄から「本来ここも店舗欄となる予定だった」感が溢れています。

ちなみに先月で掲載が終了した店舗は以下3店です。

 

セガパソピアードイセザキ店(神奈川県)

・ゲームコーナーニューオリンピア(東京都)

・GAME SPOT 21(東京都)

 

掲載終了店舗が目立って多い訳ではないため、偶々掲載店からの集計用紙の到着が少なかったのでしょうか。

 

セガパソピアードイセザキ店」は7月号のエントリーで紹介した2店のうち「横浜市中区伊勢佐木町2-18-2」の方で、「ビデオインイセザキ」として掲載が始まった「横浜市中区伊勢佐木町2-11-11」の方はまだ掲載が続いています。(今月は店舗欄がありませんが…)

また、2021年1月に惜しまれながら閉店した新宿の「GAME SPOT 21」もスコアの掲載を終了。姉妹店の国分寺店の掲載はまだ継続しています。バーチャファイターのお店としてのイメージが強すぎるのもありますが、掲載終了から35年も経過していればハイスコア集計店のイメージが薄いのもやむを得ないという所でしょうか。

 

トピック店舗へ移ります。

周囲を中野区、杉並区、世田谷区に囲まれた渋谷区の北端、京王線沿線の笹塚から「プレイシティキャロット笹塚店」を取り上げます。

f:id:annaka-haruna:20210420135221j:plain

マイコンベーシックマガジン1985年8月号より)

f:id:annaka-haruna:20210812113928p:plain

f:id:annaka-haruna:20210711144214j:plain

f:id:annaka-haruna:20210711122314j:plain

f:id:annaka-haruna:20210711122240j:plain

2021年7月11日撮影

 

笹塚店は東京都内のキャロットの中では誌面掲載は遅く、初掲載は1985年8月号となり椎名町店と同期となっています。

初掲載時には何故か住所が記載されていないのですが、店舗所在地は「東京都渋谷区笹塚1-56-28 ルミエール笹塚」となります。f:id:annaka-haruna:20210812114130p:plain

ゼンリン住宅地図 渋谷区1986年より)

住所のビルはまだ現役。笹塚駅を出て徒歩1分程度、甲州街道に面した場所となっています。ゲーメスト1987年8月号「RANDAM PICK UP GAME CENTER IN TOKYO YAMANOTE」に当時の写真付き店舗紹介記事がありましたので抜粋しました。

f:id:annaka-haruna:20210815131104j:plain

ゲーメスト 1987年8月号より)

建屋内の場所が特定出来なかったのですが、記事写真を見て2階であることが確認されました。現在の「満点酒場」の場所が該当するようですが、外付け階段と入口のアーチ部分以外は殆ど面影が残っていないようです。

 

ベーマガへの掲載は1990年3月までとなりました。対戦格闘ブームよりは少し前の掲載終了となっています。ゲーメストは上記記事に紹介されたにも関わらず集計店として掲載されることはありませんでした。閉店時期は不明ですが、近隣のキャロットと比較するとスコア掲載期間も含めて短命な店舗だったようで、都心に近すぎる、2階でありかつ入口の間口が狭いといったマイナス要因があったのかもしれません。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年8月号

マイコンベーシックマガジン1986年8月号(第5巻第8号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

今月は新規掲載店はありませんが、先月に引き続き所定の114を上回る120店の掲載店数があります。以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210808105219j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105228j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105239j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105248j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105442j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105453j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105502j:plain

f:id:annaka-haruna:20210808105513j:plain

(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年7月号より)

 

先月同様に九州地区の6店が本来のスコア欄から40ページ近く離れて掲載されています。

掲載履歴のある店舗が増加し、誌面構成を変える、ページ数を増やす等の検討がされたのかもしれませんが、結局所定の7ページを上回る誌面を確保したのは先月今月の2回に留まりました。

予めページ数を増やしても誌面に空欄が出来ることは避けなければならず、実際にスコア欄には校正が間に合わなかったのか空欄が発生していたり、イラストやコメント等で穴埋めを行ったりといった状況が多発していたことは事実であり、そのようなリスクを抱えてまでページ数を増やすことは適当ではないと判断されていたのかもしれません。

 

丁度ゲーメスト誌が創刊されこちらでもスコア集計が開始され、ゲーメストも含めた掲載店の数はそれなりになったものの集計店に恵まれない地域もあり、雑誌によるハイスコア集計のパイオニアとして1990年台の対戦格闘ゲームブームに塗り替えられる前にもう少し誌面を拡充して集計店舗網を拡げて欲しかったというのが現在の感想です。

 

トピック店舗へ移ります。

先月の烏山店と同じ東京都世田谷区から、プレイシティキャロット経堂店をピックアップします。

f:id:annaka-haruna:20210808110840p:plain

 (スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年1月号より)

f:id:annaka-haruna:20210808110903p:plain

f:id:annaka-haruna:20210711141241j:plain

f:id:annaka-haruna:20210711141438j:plain

f:id:annaka-haruna:20210711141323j:plain

2021年7月11日撮影

 

前回の烏山が京王線ならこちら経堂は小田急線。こちらも新宿から15分程度の場所になります。現在は高架化が完了している経堂駅前から東京農業大学へ続く農大通りを南下すること10分程度、烏山川緑道と交わるあたりに存在していました。

 

この頃の都心付近のナムコ店舗はその殆どが駅付近に立地していたのですが、ここ経堂店は珍しく駅からは若干離れています。学生が多数行き交う商店街の沿道だったことがこの立地を可能にしていたのではないかと思います

 

店舗は写真の現在餃子の王将となっている場所が該当するようです。

1985年の住宅地図を見ると王将は既にキャロットの隣にあるため、隣接した建屋が該当するのかと思いましたが、2001年当時の写真を見ると現在の王将の位置で間違いないため、王将がキャロット閉店後にこちらへ移ってきたのではないかと思われます。

f:id:annaka-haruna:20210809115448j:plain

(東京ゲーセンマップー経堂 http://www.st.rim.or.jp/~k-nishi/tgm/kyodo.html より)

f:id:annaka-haruna:20210808125829p:plain

 (ゼンリン住宅地図 世田谷区1985年より)

 

改めて建屋を眺めると、店舗軒先や屋根に瓦があしらわれている昭和後期によく見られた造作ですが、キャロットは結構このタイプの建屋が多いように感じます。これまで見て来た中では名古屋の星ヶ丘CH、甲府の朝日町CHあたりがよく似ているのではないでしょうか。店舗オープン時にナムコが意図的にそのような意匠にしていた可能性も充分に考えられると思います。

 

f:id:annaka-haruna:20020430152654j:plain

f:id:annaka-haruna:20200320085127j:plain

(参考:星ヶ丘CH及び朝日町CH)

f:id:annaka-haruna:20210807225536j:plain

(NOURSバックナンバー No.29 2000年8月号「全国ナムコ店舗ガイド 東京編」より) 

掲載はベーシックマガジンオリジナル26店に含まれるため1984年1月からとなります。

確認された最後の掲載は1992年11月号。しかし2000年時点の店舗写真があることからもお分かりいただけるように営業は続いており、烏山店同様に2000年の全国ナムコ店舗ガイドにも写真が残っています。20年近くに渡って営業は続いたようです。閉店時期は不明です。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年7月号

マイコンベーシックマガジン1986年7月号(第5巻第7号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

今号最大の特徴は掲載店数。

123店の掲載があり、これまでのページ枠内で上限となっていた114店を初めて上回りました。それに伴い、通常7ページの枠に対して7.5ページがスコア欄に割り当てられています。

 

新規掲載店は1店のみなのですが、ちょっと扱いが難しい店舗です。

 

セガ

セガパソピアードイセザキ店(神奈川県)

f:id:annaka-haruna:20210727122438j:plain

 (画像はマイコンベーシックマガジン1986年7月号より)

横浜市の繁華街である伊勢佐木町セガ系店舗は、1984年7月号から「ビデオインイセザキ」が掲載されており、「パソピアードイセザキ」へ店名は変わりつつも住所は「横浜市中区伊勢佐木町2-11-11」となっています。(こちらを便宜上A店とします。)

しかし今回掲載された「セガパソピアードイセザキ店」は住所が「横浜市中区伊勢佐木町2-18-2」と異なっており、また「パソピアードイセザキ」も上記住所にて別にスコア欄が存在することから、これだけで判断すると店舗が2店存在することになります。(今回から掲載された方はB店とします。)

 

しかし住所は異なるもののほぼ隣接した場所となっており電話番号は共通。またスコアの内容も怒やロボレス2001等一部が同一スコア、同一プレイヤーとなっているため、別々の店舗だったのか疑わしい部分があります。

 

この状況は翌1986年8月号も続き、今度は両店でスコアは全く異なっているものの、A店の店名が「セガパソピアードイセザキ」となり、A,B両店名にほぼ差異が無くなってしまいます。

 

比較のため、1986年7,8月号の両店スコア欄を並べてみます。

【1986年7月号 (画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年7月号より)】

f:id:annaka-haruna:20210727122439j:plain

セガパソピアードイセザキ店:伊勢佐木町2-18-2

f:id:annaka-haruna:20210727122440j:plain

パソピアード イセザキ:伊勢佐木町2-11-1

 

【1986年8月号(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年8月号より)】

f:id:annaka-haruna:20210804131602j:plain

セガパソピアードイセザキ店:伊勢佐木町2-18-2

f:id:annaka-haruna:20210804131603j:plain

セガパソピアード イセザキ:伊勢佐木町2-11-1

 

この状況は結局この2ヵ月だけとなり、以後は元々存在したビデオインイセザキ由来のA店、伊勢佐木町2-11-1のみが継続掲載されています。

同一もしくは隣接した建屋で、店内で遊んでいる分には1つの店舗にしか見えないのに風俗営業許可証が複数存在しており、名義上は複数の店舗となっていたような店舗が稀に存在していたようですが、ここもそのような営業形態だったのかは気になる所です。

以下スコア欄となります。 

f:id:annaka-haruna:20210727213029j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213040j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213050j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213059j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213108j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213129j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213140j:plain

f:id:annaka-haruna:20210727213150j:plain

  (画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年7月号より)

 

冒頭で説明した通り、所定の7ページでは店舗欄が収まりきらず、20ページ近く離れた場所に9店分の欄が設けられています。

過去に掲載履歴のある店舗からの集計用紙送付が偶々重なってしまったのかもしれませんが、無理矢理誌面を確保したという印象が拭えず、離れたページに掲載された店舗は正直多少の疎外感はあったかもしれません。

 

続いてトピック店舗となります。

東京都下のナムコ系店舗は、これまで主に中央線より北側の城西地区を取り上げて来ましたが、中央線の南側である城西~城南地区にも広く店舗が展開されていました。

その中からまずは京王線の沿線に存在した「プレイシティキャロット烏山店」から取り上げることにします。

f:id:annaka-haruna:20210807230457p:plain

 (スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

f:id:annaka-haruna:20210807230540p:plain

f:id:annaka-haruna:20210711130812j:plain

f:id:annaka-haruna:20210711130150j:plain

f:id:annaka-haruna:20210711131038j:plain

2021年7月11日撮影

京王線で新宿から15分程度、世田谷区の北端に位置する千歳烏山駅北口の目の前が該当する場所となります。ベーマガオリジナルの26店に名を連ねていないのですが、アミューズメントライフ誌に初めてスコア欄が掲載された1983年4月号に店舗欄があるため、オープン及び店舗でのスコア集計はベーマガ掲載以前から行われていたことが確認出来ます。

 

f:id:annaka-haruna:20210808093500p:plain

ゼンリン住宅地図 世田谷区1985年より)

住所の「駅前中央ビル」は写真の建物が該当します。

上記1985年の住宅地図では同一住所に「中央駅前ビル」の存在が確認出来ますが、テナントの中にはキャロットの表記はありません。1985年当時には店舗が存在していたことは間違いなく、恐らく現在の「肉汁餃子製作所」の場所が該当するのではないかと思います。

 

80年台が最も活気のあった東京郊外のナムコ系キャロット店舗の風情で、付近のゲームファンが集まる地域密着型店舗だった印象ですが、90年台に入る頃には近隣キャロットと同様に徐々にスコア欄が寂しくなっていき、対戦ブームが始まったあたりの1991年10月号が最後の誌面掲載となっています。

店舗の営業はその後も継続しており、2000年8月号のナムコ広報誌NOURSの「全国ナムコ店舗ガイド 東京編」に店舗写真が掲載されています。閉店時期は不明です。

 f:id:annaka-haruna:20210807225538j:plain

(NOURSバックナンバー No.29 2000年8月号「全国ナムコ店舗ガイド 東京編」より)

余談ですが、プレイシティキャロットの跡地から京王線の線路を挟んだほぼ向かいの場所に「キャロットハウス」という総菜屋さんがあるようです。

tabelog.com

全くもって無関係だとは思いますが、名前と場所があまりにも出来すぎている気もするため取り上げてみました。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年6月号

マイコンベーシックマガジン1986年6月号(第5巻第6号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

先月に引き続き今月も114店の上限枠いっぱいを維持しています。

新規店舗は2店あります。

 

・その他

プレイゾーン ジャック&ベティ 山大前店(山形県

f:id:annaka-haruna:20210702123838j:plain

 中央ファミリーランド(神奈川県)

f:id:annaka-haruna:20210702123840j:plain

 (画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年6月号より)

 

山形県のジャック&ベティは県内に幾つか店舗を持っていたようで、アミューズメントライフ誌に山形市市街地の山形店、そして米沢店が掲載されますが、アミューズメントライフ休載後最初に誌面に現れたのはここ山大前店でした。

その後、ゲーメストには米沢店がレギュラー掲載となりますが、山大前店がゲーメストに、そして米沢店がベーマガに掲載されることはありませんでした。

 

もう一軒の神奈川県相模原市は「中央ファミリーランド」。

この時期の新規掲載店では珍しくこの号だけの単発掲載となりました。

場所は相模原市役所のすぐ近くで、「ファミリーランド」という店舗名称からしてショッピングセンター内店舗を想像しますが、住所を確認すると現在は農協関係の施設のようで、それ程新しい建屋には見えません。

この場所にショッピングセンターがあったような記事も確認出来ず、また掲載もこの1回限りで他に情報もないことから、正式な場所の把握は当時の住宅地図頼りになりそうです。

 

以下スコア欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210702214456j:plain

f:id:annaka-haruna:20210702214504j:plain

f:id:annaka-haruna:20210702214514j:plain

f:id:annaka-haruna:20210702214521j:plain

f:id:annaka-haruna:20210702214530j:plain

f:id:annaka-haruna:20210702214542j:plain

f:id:annaka-haruna:20210702214551j:plain

 (画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年6月号より) 

 

今回での掲載終了は三重県の「ビデオインスポーツタッチダウン」1軒のみ。

津市江戸橋は三重大学の最寄駅で、過去何店かスコア掲載店があった場所ですが、大学と反対側の国道23号に面していた店舗だったようです。

 

トピック店舗へ移ります。

東京都下のナムコ系キャロットは城西、城南地区への出店が殆どでしたが、希少な城東地区の店舗だった「亀戸キャロットハウス」をピックアップします。

f:id:annaka-haruna:20210702215813p:plain

(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より) 

f:id:annaka-haruna:20210702220103p:plain

f:id:annaka-haruna:20210529170307j:plain

f:id:annaka-haruna:20210529170400j:plain

f:id:annaka-haruna:20210529170421j:plain

2021年5月29日撮影

f:id:annaka-haruna:20210630223255j:plain

(TOKYO CARROT MAP ⦅昭和63年4月⦆を転載)

前回の椎名町の時もアップした、昭和63年(1988年)4月時点の東京キャロットマップですが、店舗の大半は山手線より西側に位置しているのに対し、最も東側にポツンと存在するのが江東区の亀戸キャロットです。

 

ゲームセンターは繁華街や学生街に立地することが多かったため、新宿・渋谷・池袋といった副都心を抱え、大学の立地も多かった山の手側と比較すると、どちらかと言えばオフィス街である新橋や神田、まだ純然たる電気街だった秋葉原を擁する東京の東側は山の手側と比較すると恐らく店舗の絶対数が少なく、また主な客層がサラリーマンであったこともありハイスコア集計店の数も少なかった傾向が見えます。

その中で、駅前バスターミナルに隣接しアプローチも良かった亀戸キャロットは、東京都の東側、あるいはキャロットが無かった千葉方面のスコアラーが集まっていた印象があります。

 

その後千葉方面のプレイヤーは、市川のゲームスポットや津田沼のサンペデックナムコランドが集計店となってそちらへ流れたようで、城東地区唯一の集計店として奮闘していたものの対戦ブームより前の1988年10月号が掲載としては最後となっています。

f:id:annaka-haruna:20210704123408p:plain

ゼンリン住宅地図 江東区1987年より)


当時の住宅地図を見ると、入居しているビルの名称が「松岡ビル」となっていますが、現在その名称のビルは存在しません。恐らく写真の「東州ビル」1階のセブンイレブンの場所が該当すると思われますが、相違があればご指摘を頂きたくお願い申し上げます。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年5月号

マイコンベーシックマガジン1986年5月号(第5巻第5号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店舗数は114と上限数を維持。新規掲載は3,4月号で27店登録されている関係か落ち着き、2店の登場に留まっています。

 

・その他

ゲームプラザヴィクトリア(北海道)

f:id:annaka-haruna:20210627013708j:plain

ゲームランドウイング(静岡県

f:id:annaka-haruna:20210627013709j:plain

(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年5月号より)

 

ゲームプラザヴィクトリアは最寄駅が澄川キャロットハウスと同じ札幌市営地下鉄南北線の澄川駅。キャロットは比較的早く集計から撤退する中、90年台後半までゲーメストも含めてスコアの掲載が継続します。

そしてもう一件の静岡県島田市のゲームランドウイング。店舗オーナーがゲームファン層にも理解がある方だったそうで、こちらはベーシックマガジンのみでしたが90年台中盤まで掲載が続いて行くこととなります。

 

以下店舗欄となります。

f:id:annaka-haruna:20210627104127j:plain

f:id:annaka-haruna:20210627104135j:plain

f:id:annaka-haruna:20210627104143j:plain

f:id:annaka-haruna:20210627104153j:plain

f:id:annaka-haruna:20210627104201j:plain

f:id:annaka-haruna:20210627104221j:plain

f:id:annaka-haruna:20210627104230j:plain

(画像はいずれもマイコンベーシックマガジン1986年5月号より)

 

一方今月が最後の掲載となっている店舗は以下となります。

・プレイシティキャロット久留米店(福岡県)

・ファンファクトリー中野(東京都)

・プレイタウンユー&ユー駒沢店(東京都)

・スペースキャンパスステーション(宮城県

 

黒崎に次いで九州地区のキャロットである久留米の掲載が終了。しかしこの後ゲーメストにおいて掲載が復活します。

また、ナムコ系以外の店舗で初の掲載となったジャレコ系のユー&ユー2店のうち駒沢店の掲載が終了し、三軒茶屋店のみが継続することとなります。

 

トピック店舗へ移ります。

西武線沿線ナムコ系キャロット」のうち最後に誌面に登場した「プレイシティキャロット椎名町店」を取り上げます。

f:id:annaka-haruna:20210420135220j:plain

マイコンベーシックマガジン1985年8月号より)

f:id:annaka-haruna:20210630212309p:plain

f:id:annaka-haruna:20210605130626j:plain

f:id:annaka-haruna:20210605130603j:plain

f:id:annaka-haruna:20210605130610j:plain

 2021年6月5日撮影

 

椎名町西武池袋線起点の池袋の次の駅。各駅停車しか止まらない駅前は典型的な都心付近の下町の風情で、写真を見ればお分かりいただけるように駅付近の商店が連なる車1台がやっと通れる狭い路地に存在していたようです。

店舗は非常に小さそうで、80年台後半に差し掛かる時点でこの規模の店舗をオープンさせたのは店舗が大型化に向かう流れにおいては少々疑問に思えたのですが、もともと別のゲームセンターが存在した場所にナムコが居抜きで入居したようで、まだ都市部ロケーションをナムコが拡大していた時期であったことが見て取れます。

 

しかしやはり立地が悪かったようで、後にゲーメスト編集部員となる方がバイトをされていた時期もあったようですが、近隣に巣鴨高田馬場のようなゲームファン御用達店舗も多数存在していた時期でもありあまり存在は知られていなかったようです。

そのためベーシックマガジンへのスコア掲載は、開始は1985年8月と後発にも関わらず1987年4月を最後に姿を消しています。

f:id:annaka-haruna:20210630223255j:plain

閉店時期は不明なのですが、上の東京地区のキャロットを網羅したマップには椎名町店は存在しません。昭和63年(1988年)4月時点と記載があるためそれ以前に閉店していたことが分かります。3年以下の短い期間しか店舗は存在しなかったようです。