小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年3月号

マイコンベーシックマガジン1988年3月号(第7巻第3号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は104で先月比+2となっています。2店の新規掲載店があります。

 

タイトー

ゲームセンタープレジャーキャッスル(東京都)

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・その他

ゲームイン大学院(東京都)

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マイコンベーシックマガジン 1988年3月号より)

 

トップクラスの集計店として一時代を築いた町田市のプレジャーキャッスルが登場しますが、1987年10月から掲載されていたゲーメストからは半年程度遅れてのスタートとなりました。

 

もう一方のゲームイン大学院の最寄駅は京王線の明大前。学生街かつ乗換駅であることからゲームセンターも多数立地していたようですが、新宿や笹塚が近かったこともあり当時はスコアラーからはあまり注目されていた場所ではなかったように思います。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年3月号より)

 

新規掲載店ではないのですが、1985年1月号に単発で掲載された「ゲームプラザとよなか」が今号から3年以上の間をおいて復活しました。チャレハイ通信欄に「ハイスコアを出されたお客様はポラロイドカメラで撮影、お名前と一緒に店内3か月掲示」とありますが、撮影対象がランキング画面であれば良いのですが本人顔写真掲示だったら嫌がるプレイヤーもいたのではないかと思います。またポラロイドカメラで撮影というのが時代を感じます。

 

トピック店舗へ移ります。

先月に続き北海道内のタイトー系店舗から、「ゲームセンタープラザ114」をピックアップします。

 

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マイコンベーシックマガジン 1986年2月号より)

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2021年11月23日撮影

 

JR札幌駅の北側には北海道大学の敷地が広がっています。

そしてその北大の最寄り駅として地下鉄南北線の北十二条駅がありますが、駅と北大を結ぶ道路の途中に店舗はありました。

114という店舗名は「北11条西4丁目」の住所から取られていると思われます。

1985年の住宅地図では「第3東文堂ビル」の場所が該当します。

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ゼンリン住宅地図 札幌市北区1985年より)

 

1985年時点ではまだゲームセンターとしてオープンしていなかったようです。

元々書店だった場所がゲームセンターへ業態変更したという情報を伺っています。

現在はビルオーナーが変わっているようで、建物名称が写真の「LE N-11ビル」に変更となっています。

 

ハイスコアの掲載はベーマガ1986年2月号から開始されました。

コンスタントに掲載は続いていましたが、1987年4月号を最後にスコアの掲載はストップしました。

ただ、ゲーメストの札幌シールハイクにてピックアップされており、当時の記事でも場所柄から「北大生御用達」と記されています。

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ゲーメスト 1988年5月号より)

 

ゲーメスト記事内に中2階の記述がありますが、住宅地図のテナント配置を見ると2階は現在の写真にも写る歯科医院となっているため、1階部分に中2階が含まれる構造だったようです。そのため中2階部分は天井が異常に低かったとのこと。

店舗名や記事からはタイトー系店舗であることは把握出来ないのですが、追って店舗名がウィルトークへ変更になっているとの情報を頂いたため、タイトー系店舗として分類しました。

 

1990年台まで営業は続いていたようですが、90年台後半にはテナントが変わっていたようです。現在は店舗があったであろう場所は何故か全て撤去されてビルの駐車場になってしまっています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年2月号

マイコンベーシックマガジン1988年2月号(第7巻第2号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は102となり前月比-2。新規掲載店は1軒確認されています。

 

・その他

パサデナ大阪府

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マイコンベーシックマガジン 1988年2月号より)

 

ゲーメストでは1986年5月の創刊号から1987年8月号まで、「Pasadena茨木店」として掲載されていました。また更にアミューズメントライフ時代まで遡ると1984年3月号に最初の掲載履歴があります。ゲーメストでの掲載が終了した後にベーマガで復活した形となっていますがこのパターンはあまり見た覚えがありません。

AMライフ及びベーマガでは住所が「茨木市駅前1-4-6」なのですが、ゲーメストでは「茨木市駅前1-4-1」となっています。今後住宅地図等で検証しますが現在は同一店舗として扱うこととします。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年2月号より)

 

先月の1987年度チャレンジ・ハイスコア年間集計では、アフターバーナーを筆頭としてセガ体感ゲームのタイトルが多数名前を連ねていますが、同時期のセガタイトルとして忘れてはならないのが1985年のメジャーリーグがら始まった「特殊コンパネタイプ」のラインナップです。

 

セガメジャーリーグコンパネ

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(カナヤ商会ホームページより転載)

 

セガ/SDIコンパネ

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SDI的コンパネsakenomisugi.wordpress.com

(GAME屋萬年堂殿ホームページより転載)

 

これらタイトル群はメジャーリーグを始めとしてスポーツものが最も多かったこともありハイスコア的にはあまり脚光を浴びていないのですが、SDIはシークレットボーナスを始めとしたスコア狙いの熱さや、特殊操作系を大胆かつ緻密に使うプレイスタイルの凄さもあってスコアラー界隈で話題となりました。私も当時の名古屋イエローハットでプレイを見て唖然とした記憶があります。

今号の「チャレハイ通信」でも、プレイの凄さに触発されて東京でもブームが起こったことが記されています。

ただその操作の特殊性に起因した難易度の高さは一般プレイヤーを寄せ付けず、普通のゲームセンターからは瞬く間に撤去されてしまいました。

また現在においては「操作系の再現が難しい」ため特殊コンパネ系は移植が難しく、これらタイトル群に今後触れることが出来る可能性は非常に低いものと思われます。

 

トピック店舗へと移ります。

ベーシックマガジン初期スコア掲載店舗から、北海道の「パサディナ」及び「アドベンチャー」の2店をピックアップします。

 

・パサディナ

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 (スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2020年9月21日撮影

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2021年3月28日撮影

・アドベンチャー

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 (スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2021年11月21日撮影

 

どちらも掲載開始は1984年8月号が最初となっています。どちらもタイトー系の店舗という情報がありますが、このブログ執筆時点では「アドベンチャー」については確認が取れていないためマップ上ではメーカー系列以外の店舗表記にしています。

 

「パサディナ」は、すすきの交差点の有名なニッカ看板すぐ隣「No.2グリーンビル」1階に店舗を構えていました。夜間撮影の写真を見るとニッカ看板との位置関係がお分かりいただけると思います。すすきののど真ん中のため人通りも非常に多く立地は抜群と言えます。

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ゼンリン住宅地図 札幌市中央区1985年より)

 

写真から現在の1階ビルテナントが確認出来ますが、恐らくセブンイレブンかサツドラの場所だったのではと思われます。

以前にも掲載した「ゲームマシン」誌の札幌すすきの店舗マップでは、1986年に存在が確認されています。1982年のマップには存在せず、その間にオープンしていたことが分かります。

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(ゲームマシン 1986年7月15日号より)

 

ベーマガでは1986年1月号までコンスタントにスコアが掲載されていました。

その後、ゲーメストの1986年9月号にも1度だけ掲載履歴があるので、ベーマガ掲載終了後もハイスコアの集計は継続されていたようです。閉店時期は不明です。

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ゲーメスト 1986年9月号より)

 

一方の「アドベンチャー」は北海道第二の都市旭川市初の掲載店として登場しました。

旭川駅前から伸びる目抜き通りの「平和通買物公園」から近い、地図上の「ニューゴールド」内に存在が確認されています。

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ゼンリン住宅地図 旭川市1985年より)

 

地図で見ると立体駐車場に挟まれていた建物だったようですが、現在は付近も含めて建て直され1階がパチンコ店の複合ビル「Ash」となっており、該当する建屋は残っていません。写真はバス停の場所から恐らくこの付近にあったであろうという位置で撮影しています。

こちらは1985年に入ると未掲載が目立ち始め、1985年3月号に最後のスコアが掲載された後、同8,9,11月号は休載表記のみとなりそのままフェードアウトしました。閉店時期は判明していません。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年2月号

【2022年1月スコア欄追加及び一部追記修正、トピック店舗変更】

ゲーメスト1988年2月号(通算第17号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店総数は105店と先月比-3の微減。新規掲載店は下記の1店に留まっています。

 

タイトー

ウィルトークタイトー都城店(宮崎県)

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ゲーメスト 1988年2月号より)

 

こちらの店舗、ベーマガでは1987年8月号から1989年5月号までの掲載履歴がありますが、ゲーメストへの掲載は現時点ではこの1回だけとなっています。

住所については番地までは不明瞭で、都城市の中央通り(国道沿い?)に面していたことは間違いないようですが、正確な位置のプロットには至っていません。

また、タイトー系店舗はこれまで確認できている範囲で16店の掲載履歴があるのですが、掲載が不定期だったり短期で掲載を中止する店舗が多いのが特徴で、10店を超える掲載数になることが殆どありません。ベーシックマガジンで実績があるナムコや、一度掲載が開始されると比較的律義に掲載が継続されるセガとは少々店舗事情が異なるようで、「スコア集計の維持管理を行える人員が常駐していない」という運営上の問題がナムコセガに比して多かったのではないかと想像出来ます。

そういえば、昔のタイトー系店舗は特に昼間に行くと、男女を問わずして高齢の方が一人で「店番」をしているような光景に出くわすことが多く、その状況では店舗でハイスコアを管理していくことは容易ならざることだったのではないかと思います。店舗の人件費を抑えるための方針だったのでしょうが…

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年2月号より)

コーナー内で目を引くのは当時絶頂期であった「プレイシティキャロット巣鴨店」の紹介記事。当時は3代目店長の時代だったようです。既に開始されていた店舗間トップ数(★)競争にて、初めてトータルが10個を超えたことで取り上げられました。

既に「ハイスコアラーの聖地」として確固たる地位を築いていた巣鴨は、この後も浮き沈みはあれども長年に渡りマニア向け店舗の位置づけを貫き通しましたが、インタビュー内にもあるようにこの時期は既に一部店舗ではゲームマニアの排斥が始まっていました。長時間プレイや一部客層の店舗の過度な私物化といった、マニアを囲い込み過ぎたことへの弊害が徐々に表面化しつつあった時期でもあります。
この「ゲームマニアの排斥」は特にゲームセンターの一般化を進めたいメーカー系店舗から進行し、その影響で徐々にメーカー系店舗が掲載店舗の数を減らしていくことに繋がっていきます。

 

トピック店舗へ移ります。

ナムコ系掲載ロケーションはゲーメストと比較してベーマガが圧倒的に多いですが、いくつかゲーメストのみに掲載された店舗も存在します。

その中で北海道にて最初にゲーメストのみに掲載されたナムコ系店舗「イトーヨーカドー月寒店ファミリーランド」をピックアップします。

 

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ゲーメスト 1986年5月号より)

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2021年11月23日撮影

 

ゲーメスト創刊号の「目指せゲーメスト(めさせ!ハイスコア!コーナー前身)」コーナーに掲載されましたが、この1回限りとなり本格的にスコア集計が開始された1986年9月号以降は誌面に登場しませんでした。そのためハイスコア掲載店としては非常にマイナーな存在となっています。私も調査するまで店舗の存在を知りませんでした。

 

イトーヨーカドー月寒店内2階に存在しており、昔からナムコが強みを見せていた百貨店や大型スーパー内インストア店舗となっています。

しかし現在はイトーヨーカドー自体が存在しておらず、写真のように大きな店舗の跡地が介護施設やドラックストア等複数の施設に分割されて存在しています。

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ゼンリン住宅地図 札幌市豊平区1985年より)

イトーヨーカドーとしての営業は2001年までで、その後別のスーパーが居抜きで入居しましたがそちらも2008年に撤退、その後建物が解体され現在の形となっているようです。1994年に地下鉄東豊線が開通し、付近の福住駅に規模を拡大したイトーヨーカドー福住店が出来ているため店舗としては発展的解消となるのですが、現在福住店内にはゲームセンターの存在は確認出来ませんでした。

 

一方、付近を通る国道36号(月寒通)を更に南下した清田区にあった西友清田店内にもナムコのインストア店舗があり、誌面掲載までは至らなかったもののハイスコアの店内掲示を行っていた時代があったようです。北海道、特に札幌市内のナムコ系ロケーションはファミリー向け店舗であっても一時はゲームファン層の集客にかなり積極的だったことが窺えます。

ゲームセンター回顧録 小樽・札幌ゲーセン物語展2へ行ってきました

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以前に弊ブログでも紹介させて頂いた「小樽・札幌ゲーセン物語展」ですが、その2が行われたため、再度会場の市立小樽文学館へお邪魔してきました。

 

訪問したのは2021年11月20日の土曜日。

パンフレットの表面には開催期間が「2021年7月17日~11月21日」と記載されていますが、裏面では終了日時が「10月3日」となっています。

これは2021年の全国的なコロナウイルスデルタ株の拡大を受けて小樽文学館も一時休館を余儀なくされ、休館期間分について開催期間が延長されたことに伴うものです。

私も当初は9月の連休に向かうつもりだったのですが、休館期間となってしまったことから延長期間内である11月の飛び石連休を使用してなんとか伺うことが叶いました。

 

コンセプトは前回と同一で、前回の反響が大きかったことを受け展示品やプレイアブルゲームタイトルを充実させた内容となっています。

そのため、開催への思いや展示の主旨といった部分は前回と共通していることから今回のエントリーでは省略し、変化のあった展示物を中心に紹介させて頂きます。

 

第一回の時の様子は下記にてエントリーしておりますので、よろしければ合わせてご覧下さい。

www.inu-inu-yeti.com

www.inu-inu-yeti.com

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前回は小樽駅が最初でしたが、今回は小樽の目抜き通りである「都通り商店街」の様子から。2021年11月下旬でコロナ禍がかなり落ち着き、前回訪れた2020年9月と比較すると人通りが多い印象がありました。

 

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前回のサインに「Ⅱ」の文字が加えられ、展示会の目的紹介についても前回を踏襲しつつ展示品の充実がなされたことが綴られています。

 

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今回会場で最も目に付いた展示物はこちら。歴代業務用グラディウス1~4までのポスターが一堂に並べられた光景はなかなかお目に掛かれるものではなく迫力がありました。

 

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ワルキューレファンの方が展示品を多数提供して頂いたとのことで、写真の冨士宏氏サイン入り原画を始めとして複数のグッズを展示。80年台後半のナムコヒロインと言えばやはりこのキャラですよね。

 

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「ラジオはアメリカン(ラジアメ)」と言えば当時のナムコフリーク御用達のラジオ番組ですが、パーソナリティがどなたの時代かで年齢やゲームの嗜好まである程度把握できてしまうような気がします。

ちなみに私は80年台後半の斎藤洋美さんの時代で、ナムコと言えば黄金期を経たあとのシステム1、2のタイトルがなじみの世代。これが大橋照美さんとなると80年台前半となり、ナムコ黄金期世代が該当するのではないかと思います。

30年前の斎藤さん、そして構成作家の鶴間さんの写ったグッズを非常に懐かしく眺めておりました。

 

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そしてタイトル数が大きく増加したプレイアブル筐体。チラシのリストにもあるように、今回は複数メーカーの許可を得ており前回と比較して充実したラインアップでした。私がお伺いした時にはマジェスティック12(タイトー)及びぷよぷよセガコンパイル)でしたが、まめにタイトルの入れ替えを実施されていたようで会場に足を運ぶ動機付けの一つになっていたのではないかと思います。

 

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そして前回に引き続き小樽市内のゲームセンターマップが展開され、市内主要店舗には店舗跡地の現在の光景と店舗解説文が追加されていました。店舗の跡地を写真に収めて掲示する方法は私のブログをリスペクト頂いたとのことで、非常に恐縮しております。

 

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そして展示物となったかつてのコミュニケーションノートと会場来場者のための雑記帳。私は地元ではないので場違いかなと思い前回も含めて書き込みは行っていませんが、代わりにこうしてブログに記すことで足跡とさせて頂きます。

今回はコロナ禍が落ち着いた展示期間最後の土日だったということもあり前回以上に来場者が途切れなかった印象です。

学芸員の方にもご挨拶が叶いました。アーケードゲームという娯楽に対し大げさではなく人生を賭していた我々のような世代の思いを、一見無関係である「文学館」という場所で伝える機会を設けて頂いたことに、この場をお借りして御礼申し上げます。

 

次回は来年3月頃から、通常の広い展示スペースを用いて「ゲーム本展(仮)」を企画されているそうです。何度も北海道まで足を運ぶのはなかなか厳しいものがありますが、状況が許せばまた小樽まで足を運んでみたいと思います。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年1月号

【2021年12月スコア欄追加及び一部追記修正】

年が変わってゲーメスト1988年1月号(通算第16号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店総数は108店舗。87年10,11月号の107店を1店上回り過去最大を更新。スコア欄だけに店舗数においても更新という言葉がしっくり来ます。

 

そして新規掲載店舗も先月の0から一転、7店が新たに登場します。

ナムコ

マリーン5 ナムコランド(山形県

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プレイシティキャロット表町店(岡山県

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セガ

ハイテクセガ三宮(兵庫県

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HI TECH SEGA延岡(宮崎県)

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・その他

ゲームセンターUFO(神奈川県)

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パピープレイランド(静岡県

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GAME CITY OZ(山口県

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ゲーメスト 1988年1月号より)

岡山県で満を持して(?)、「プレイシティキャロット表町店」が登場し、この号では岡山・倉敷だけで実に9店舗が掲載されます。

 

キャロットを代表とするナムコ系の店舗は、既にベーシックマガジンへ掲載していた関係でゲーメストへの掲載を見送っていた店舗も多数ありましたが、87年11月号で岡山特集があった影響でしょうか。しかし翌88年2月号までのわずか2か月で掲載がされなくなるのでありました…

 

また、「ハイテクセガ三宮」「ゲームセンターUFO」の、往年を知るスコアラーには比較的著名な両店も掲載はこの号が最初となっています。

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年1月号より)

 

ちなみに、1988年1月号のベーシックマガジンとゲーメスト双方に重複して掲載されていた店舗は28店でした。1月号の掲載店総数がベーマガ104店・ゲーメスト108店・重複が28店のため、ベーマガ単独が76、ゲーメスト単独が80となり、全国の掲載店合計は184店ということになります。

実際の掲載店総数の分布はこのトータルを見る必要があると思われるため、いずれまとめる機会は設けたいと考えています。

 

そしてトピックは引き続き松山市タイトー系店舗から、3店目となる「WE'LL TALK 市駅店」を取り上げます。

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ゲーメスト 1987年1月号より)

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2019年10月26日撮影

 

松山市タイトー系集計店で木屋町に次いで2番目に掲載が開始された店舗。松山市愛媛県、そして四国全体でも最も乗降客数が多い、伊予鉄道松山市駅前にあったため、「市駅店」を名乗っています。

住所からは写真のビルがヒットするのですが、2階の東進ハイスクールになっている場所か、テナント募集になっている半地下の場所が店舗だったように見えます。

店舗前の交差点東側は、大街道と並ぶ商店街である銀天街の入口があり人通りが多数あるのですが、交差点真下に地下道が通っているため人通りは殆どそちらに流れてしまい、駅前とは言え動線からは微妙に外れてしまっている感じがします。

 

こちらも木屋町と一緒で掲載は不定期でした。

当初から2~3か月程度間隔が空いての掲載が続いていましたが、1987年10月号から7か月間掲載が開き、1988年5月号で復活するものの長くは続かずに姿を消すことになります。

その後は木屋町及び大街道と、まだこの時点では現れていない空港通り店が掲載店として残って行くこととなります。空港通り店についてはまた別の機会で取り上げる予定です。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年1月号

マイコンベーシックマガジン1988年1月号(第7巻第1号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は104となり前月比+3。3か月振りに2店の新規掲載店が登場しました。

 

・その他

ゲームコーナーマカオ(長野県)

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モンキーハウス本館(福岡県)

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マイコンベーシックマガジン 1988年1月号より)

 

福岡の有名店「モンキーハウス本館」はこの号から掲載がスタート。ゲーメストの掲載は1988年3月号からのためこちらの方が若干早くなっています。掲載開始に当たってチャレハイ通信に編集部のコメントが入る位に当時から知られた存在だったようです。

そしてもう1店である長野市の「ゲームコーナーマカオ」、こちらも古のスコアラー界隈にとって別の意味で有名なお店なのですが、当時のスコアや噂の真贋を問うことはこのブログの主旨ではないためこれ以上は触れることはしません。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年1月号より)

 

年が1988年へと変わり、1987年の「チャレンジ・ハイスコア年間(ベストゲーム)集計」の結果が掲載されています。

改めて1987年の登場タイトルを見るとセガ体感ゲームの全盛期であったことが窺えます。ドラゴンスピリットや横スクロールシューティング御三家のR-TYPEが登場した年でもあり順当にランキングに上がっていますが、当時のセガ体感ゲームインパクトは他のゲームタイトルを凌駕していたことは疑いありません。

 

トピック店舗へ移ります。

先月に引き続き東京都内の初期メーカー系列外店舗から、「ゲームセンターUFO」「ゲームプラザ荏原」の2店を取り上げます。

 

・ゲームセンターUFO

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2021年10月16日撮影

 

・ゲームプラザ荏原店

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年10月号より)

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2021年11月13日撮影

 

両店舗共に1984年8月号にて初めて店舗欄が誌面に登場しましたが、ゲームプラザ荏原店は8,9月号共に休載表記だったため、実質は10月号が初回のスコア掲載となっています。

そして双方とも掲載期間としては非常に短期間でした。

 

「ゲームセンターUFO」はJR埼京線(当時は赤羽線板橋駅が最寄で、駅を発車した電車が最初に交差する踏切である旧中山道沿いにありました。

建物低層商業部は半地下及び中二階の構造となっており、半地下部分が現在はカラオケ店となっています。シャッター越しに見える店舗看板がいかにも昔のゲームセンター然としています。

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ゼンリン住宅地図 板橋区1984年より)

当時の住宅地図では「1F インベーダー」と表記されています。インベーダーブームの余波と、UFOといういかにもインベーダーを想起させる店舗名称のためこのような表記になってしまったようです。

スコアの掲載は1985年2月が最後となり、その後3~5月まで休載表記が続いた後に誌面から姿を消しました。スコア欄を見ると著名プレイヤー来店の形跡もあるのですが、巣鴨キャロットがオープンするとこちらへ来店する動機が少なくなったのではないかと思われます。

 

そしてもう一方の「ゲームプラザ荏原店」ですが、名称が追って登場する都内の有名店「荏原ゲームコーナー」と類似しているものの、全く別の店舗となります。

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ゼンリン住宅地図 品川区1984年より)

最寄り駅は東急大井町線荏原町駅で、荏原ゲームコーナーのある旗の台の隣となりますが、両駅間の距離は1㎞も無いため、歩いても10分程度です。

こちらの住所は誌面では「中延5-2-6」となっていますが、当時の住宅地図を確認すると駅前にある小規模な商店が林立した路地を示します。

この区画は再開発されており、低層階が商業施設になっているマンションとなっています。1984年の地図にもある寿司店がビル1階で営業を継続しており区画としては間違いないのですが、当時の区画内にはゲームセンターと思しき店舗が確認出来ません。道路を挟んで向かいに「アポロゲームセンター」という店舗が確認出来ますが、住所が明らかに異なっています。

 

そこで気になるのが、マンション隣に立っている「セントラル会館」という建屋です。

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2021年11月13日撮影

 

1階に100円ショップのダイソーが入店しているのですが、建物自体は相当年季が入っており1984年の地図でも確認出来ます。つまりベーマガ掲載時点で既に存在していたことになります。

そして気になるのがビル看板の「レジャーと御食事 エバラ セントラル会館」の文字。

「レジャー」と謳う業種と言えばパチンコ店が真っ先に思いつきますが、パチンコ店としては少々フロアが手狭です。また不動産業を営んでいることが看板社名から確認出来るため、レジャー産業且つ不動産業としてゲームセンターを営んでいた可能性は充分想像できます。

そして建物住所が「中延5-2-7」と末尾のみの違いであることから、実はベーマガ記載の住所が誤っておりセントラル会館に「ゲームプラザ荏原店」が存在していたのでは?と予想しているのですが、誌面掲載期間が1984年8月から1985年2月(84年8,9月、85年2月は休載)と短く且つその期間で住所の変更もなされていないため、どちらが正しい場所なのがこのエントリーの時点では確認が取れていません。

情報をお持ちであれば是非ともコメントをお寄せいただきたくお願い申し上げます。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年12月号

【2021年12月スコア欄追加及び一部追記修正】

ゲーメスト1987年12月号(通算第15号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店舗総数は104店。そして遂にこの号は新規掲載店舗が0になりました。

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1987年10月号より)

 

そういえば、掲載履歴の無い都道府県がこの時点で福井、岐阜、和歌山、徳島と残っているのですが、大事な県を一つ忘れておりました。

 

沖縄県」です。

沖縄の読者の方がいらしたら誠に申し訳ございません。

 

ゲーメストでの沖縄県の店舗掲載は私の記憶の範囲では思い出せないのですが、ベーシックマガジンでは存在が確認されています。先日「沖縄にハイスコア集計店は存在したのか?」という話題になり少々気になっていたのですが、0ということは無かったようです。

 

前回お休みしたトピック店舗、今回は引き続き松山のタイトー店舗群から「ジョイランド松山→ウィルトークタイトー大街道店」をピックアップします。

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ゲーメスト 1986年11月号より)

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ゲーメスト 1987年3月号より)

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2019年10月26日撮影

 

松山市中心部には銀天街、大街道という2つの大きなアーケード商店街が有りますが、店舗名が示す通り大街道アーケード街の中にありました。地方の商店街はシャッター街化が進行して久しいですが大街道や銀天街は現在でも非常に振るわっており、テナントが空いても比較的短期間で次の店舗が見つかる様で、ここの跡地も写真のように現在はカメラのキタムラが入居しています。

 

実はこの店舗が現役時代に一度訪問したことが有ります。恐らくは1990年代前半ではなかったかな…。現在の店構えでは中央部で目立っているキタムラの看板がある壁面部分は当時は無く、店に入店すると店内には2階に上がる階段があり、2階のビデオゲームをプレイした記憶があるのですが、今の店内で目視できる部分に階段は確認できないですね…。

また、アーケード天井から吊るされている逆L字型のサインは商店街共通で、「WE'LL TALK TAITO」の文字が入っていたような覚えが薄っすらと有ります。

 

昔は商店街の中にゲームセンターがあるのはお決まりのようなものだったので、ゲーセンの存在を期待して高揚していた習性からか、今でも活気のある商店街を歩くと気分が高まります。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1987年12月号

マイコンベーシックマガジン1987年12月号(第6巻第12号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

先月に引き続き今月も新規掲載は無しとなっています。

店舗総数は101となり前月比-3。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1987年11月号より)

 

今月をもって掲載が終了してしまったのが富山県ダイエーレジャーランド高岡店。

チャレハイ通信欄には11月14日に改装オープンの旨が記載されていますが、改装を機にスコア掲載が止まってしまったようです。改装により店舗管理者やスタッフが入れ替わったりすると、それまでのスコア管理が新しいスタッフに引き継がれず、そのまま掲載がストップしたような例は結構あったのではないかと思われます。

そして富山県におけるベーシックマガジン掲載店は姿を消すのですが、この後チャレハイコーナー終了まで再度掲載店が出現することはありませんでした。ゲーメストでは掲載があったのですが…

 

続いてトピック店舗となります。

東京都内の初期ベーマガ掲載店から、千代田区の「ゲームインJ&B」及び世田谷区の「ゲームファンタジー」の2店をピックアップします。

・ゲームインJ&B

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年7月号より)

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2021年10月16日撮影

 

・ゲームファンタジー

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年7月号より)

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2021年10月2日撮影


双方共に1984年7月号が最初の掲載となります。先月紹介した「ゲームコーナーニューオリンピア」「ゲームセンターフェニックス」に次いで都内の非メーカー系店舗として名を連ねました。

「ゲームインJ&B」は、スポーツ用品店街として名高い神田小川町にありました。

スポーツ用品販売大手のヴィクトリアが所有している写真のビル地下1階に存在し、当時から1~4階はヴィクトリアの売場だったことが住宅地図から確認出来ます。

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ゼンリン住宅地図 千代田区1986年より)

現在は地下も含めて「ヴィクトリアゴルフ館」となっており、ゲームセンターが入居していた頃の形跡は全く残っていません。

「J&B」はおそらく「ジャックアンドベティ」の略称で、同様の店舗名の存在が各地で確認されていますが全てが同一の会社にて運営されていた訳ではなかったようです。

つい最近まで比較的付近であるJR神田駅高架下にも「JACK & BETTY神田店」が存在しましたが、店舗オーナーが変わっても店名はそのままというパターンも多く存在しており、こちらと同一の系列だったのかどうかは確認できていません。

 

掲載は1986年1月までの約1年半となり、途中で特に掲載中止を挟むことは無かったのですが突如とストップしていました。隣の神田神保町は大学や書店も付近に多いことから学生が多く、ゲームセンターも多数林立していたエリアでしたが、一方の小川町はスポーツ用品店とオフィス街の様相で、ゲームセンターが営業するにはあまり適さなかったのかもしれません。

 

そしてもう一方の「ゲームファンタジー」は、先日紹介した「プレイタウンユー&ユー三軒茶屋店」と同じ東急三軒茶屋駅が最寄。

当時の住所を住宅地図で追うと「三茶ビル」を指し示します。「パチンコ白鳥」の表記があることから、パチンコ店がメインのビル内に店舗が存在したようです。

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ゼンリン住宅地図 世田谷区1985年より)

地図が2枚に分かれるのは丁度ページの境目になるためで、2枚目の上方に僅かに「三茶ビル」の表記が見えます。2枚目のビル前の一歩通行路を進むとその先に「ユー&ユー三軒茶屋」が存在します。

こちらは1987年2月号までの掲載となりました。同年10月まで掲載が続いたユー&ユーより先に掲載を終了しています。

現在はビルごと建て替えられて低層階が商業施設のマンションとなっていますが、ビル名の「SANCHA」に建て替え前の名称が引き継がれています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年11月号

【2021年12月スコア欄追加及び一部追記修正】

ゲーメスト1987年11月号(通算第14号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店総数は107で10月号と変化なし。この後当面は小規模な掲載店の入れ替えが続く状態となるため、100店という数字が一つの掲載店数上限の目安になっていたように思われます。

その数字が果たして適切だったのか?と今になって思える部分も正直有ります。掲載希望店舗はかなり多かったという話を聞き及んだことがあり、実際に追ってゲーメストが月2回の発行になった際に、「めざせハイスコア!2」として実質2部組織のような形態で掲載店舗を増やした経緯もあります。

「集計作業が大変だった」という事情はあるでしょうが、100店=都道府県当たり約2店と考えるとあまりにも少ないため、更に掲載店を増やす方向にシフトして「身近に集計店が存在する」状況を作った方が後々良かったのではないか、と思わずにはいられないのです。

 

さて今号の新規掲載店舗は1店のみ。

・その他

アミューズメントマリオ(岡山県

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ゲーメスト 1987年11月号より)

またしても岡山で店舗数増加。岡山県の店舗がこの号だけで7店(過去に掲載された店舗まで含めると10店)掲載されており、またこの号で丁度岡山と倉敷の店舗特集記事を組んでいることから、掲載店舗選定に何か作為的な部分さえ感じられてしまいます。 

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ゲーメスト 1987年11月号より)

ちなみに今回から掲載の「アミューズメントマリオ」はコーナー最終頁に記事があります。

しかし岡山の特集なのに、当時岡山市内集計店だった「TVプレイハウス ミッキーハウス」は取り上げていない謎。取材拒否されたのかもしれませんが。ハイスコア集計店マップの場所が正確なのか今一つ確信が持てないので、位置が分かる資料になれば有難かったのですがね…

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1987年11月号より)

今回トピック店舗はお休みします。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1987年11月号

マイコンベーシックマガジン1987年11月号(第6巻第11号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

今月の新規掲載はありません。

総数は104となり前月比+2となっています。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1987年11月号より)

 

チャレハイ通信の川沿キャロット(北海道)の欄に、「毎週水曜日カレーの日200円」の記載があります。現在と物価水準が異なるとは言え安い!反面ゲームプレイ代金は当時の100円から基本変化がないため、ゲームセンターの経営が苦しくなるのは道理と言えます。

しかしこの川沿キャロットは今月をもってスコア欄から姿を消してしまうのでありました。1987年6月に先に姿を消していた「プレイランド赤い風車」同様、どちらかと言えばドライブイン的な店舗だったためスコアラーが定着しなかったのでしょうか。

 

トピック店舗へ移ります。

今回は、チャレンジハイスコア欄で初めてメーカー系以外の掲載店となった、東京都の「ゲームコーナーニューオリンピア」「ゲームセンターフェニックス」の2店を取り上げます。

 

・ゲームコーナーニューオリンピア

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年6月号より)

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2021年11月13日撮影

・ゲームセンターフェニックス

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年6月号より)

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2021年10月23日撮影

 

共に1984年6月号にて、メーカー系列店以外で初めての掲載となった店舗です。

1984年5月号にて以下掲載の告知がされています。

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年5月号より)

 

両店とも東京23区内で、かつ武蔵小山堀切菖蒲園という山手線から少々外れた郊外の私鉄沿線の駅付近に立地している点が共通しています。

 

当時はまだインベーダーブームの残滓で小さなゲームセンターがあちこちにあふれていた時期ですが、いずれも業界健全化や店舗大型化の流れで現在はほとんどが淘汰されました。この2店も記載された住所の場所にはそれらしき形跡は全く残っておらず、また調査の結果どちらもこの記事を執筆している時点では明確な場所を特定できないでいます。

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ゼンリン住宅地図 品川区1984年より)

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google mapより住所検索)


まずは品川区の「ゲームコーナーニューオリンピア」から。

東急目黒線(当時は目蒲線武蔵小山駅前から伸びる「パルム」というアーケード商店街内に位置していました。現在でも殆ど空き店舗がない非常に振るわっている商店街として有名です。

当時から商店街内には数店のゲームセンターがあったようですが、ニューオリンピアは少々駅からは離れており徒歩10分弱を要します。

 

誌面記載の住所をgooglemapにて検索すると上記の位置となります。

この場所は現地写真と地図上の建屋の配置を見ると、丁度工事中で覆いがされている場所もしくはホビーオフの場所が該当するようです。

www.musashikoyama-palm.com

現在の商店街配置から該当する住所のテナントを検索すると、「荏原3丁目4-13」という住所はホビーオフが該当します。

しかし当時の住宅地図を確認すると、ニューオリンピアの向かいに「イセモ」という生地屋さんがあり、この店舗は現役となっています。

住宅地図ではイセモよりも武蔵小山駅に近い位置にニューオリンピアが存在するようにも見えますが、単純にその配置だけを見ると、ホビーオフ隣の「おかしのまちおか」が該当します。しかしこの場所の住所は「荏原3丁目4-14」となっています。

 

住宅地図の表記だけの問題で、恐らく地番が一致するホビーオフもしくは工事中の場所で間違いないと思いますが、正確な場所を御存知であれば是非とも情報を頂きたくお願い申し上げます。

 

こちらは1986年2月から「プレイハウスニューオリンピア」と名称が変わり、1986年8月号までの掲載を確認しています。

 

続いては葛飾区の「ゲームセンターフェニックス」となります。

こちらは記載住所で当時の住宅地図を探しても店名の存在を確認出来ませんでした。

1985年の地図をアップしていますが、1980、1983年も同様でした。

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ゼンリン住宅地図 葛飾区1985年より)

スコア欄は一貫して「堀切3-9-5」の住所となっていますが、掲載予告の時だけ「堀切3-5-9」となっています。

念のため3-5-9の場所も見てみたのですが、駅からは少々離れた川の手通り沿いの場所となり、ここでも住宅地図にはそれらしき場所は見当たりません。3-9-5は線路沿いでゲームセンターが立地するには自然な場所ため、3-5-9は誤記と判断しています。

 

「堀切3-9-5」に該当する場所は、駅のホームから撮影した2枚目写真に写る「池野靴店」から「居酒屋みっちゃん」までの3軒。

「池野靴店」は1985年当時も存在しており、隣の「そば桝屋」は中央建物の引き戸の入口と軒がいかにも昔の蕎麦屋を彷彿させるため、消去法で行くと「居酒屋みっちゃん」の場所が該当します。住宅地図では美容院となっている場所です。

この建物の1,2階のどちらかではないかと思われるのですが、店舗の掲載期間が短く1984年12月で終了していることも手伝ってか情報が少なくこれ以上特定につながる材料を見つけることが出来ませんでいた。こちらも情報をお持ちであればコメント等頂けると幸いです。