星ヶ丘キャロットハウスは2階建ての店舗で、1階が新作及び大型筐体ゲーム、そしてピンボールが数台設置されており、プレイ料金は全て100円。
正面入口を入ると、向かって左側にピンボールが並べて設置されており、その奥の左隅にカウンターが設置されていました。
1階中央付近は新作、人気作を中心にテーブル筐体が設置。
そして入口向かって右側に大型筐体ゲームが設置され、右手奥に2階へ昇る狭い階段がありました。
階段を昇って2階は1階よりも広くなっており、型落ちしたゲームを中心にこちらは1プレイ50円。2階にはアップライト筐体もジャレコポニー筐体を中心に設置されていました。
昔のゲームセンターは、特にテーブル筐体中心の時代は画面への照明映り込みを防ぐ意味からも店内は暗いのが一般的でしたが、星ヶ丘キャロットハウスは写真を見ればお分かり頂けるように外観はロッヂ風で、内装もそれに合わせたと思われる木目調となっており、非常に落ち着いた雰囲気を醸し出していました。第一印象から明らかにそれまでのゲームセンターとはかけ離れていました。
カウンター脇には、ベーシックマガジン仕様のハイスコア記入用ホワイトボードが設置。ゲーメストでハイスコアの集計を行っている事実は知っていましたが、実際に集計している店舗を訪れたのはここが初めてでした。そしてカウンターではナムコグッズの販売も行われており、ありとあらゆる光景がこれまでの自分が経験してきたゲームセンターの印象を覆すのに十分なものでした。
当時星ヶ丘で購入したリターンオフイシタ―のポスターと、ナムコオリジナルグッズの証。ただしポスターは復刻版でした。流石に30年以上の年を経て痛みや汚れが目立っております...
これも当時の星ヶ丘で入手したイシタ―のパスワードリスト。
落書きがあるのはご愛敬。
私が初めて星ヶ丘に行った時の最新作がイシタ―だったので、販促ツールとして当たり前のように設置してあったのですが、こういったツールを入手できたこと自体が当時は貴重な経験でした。
実はナムコ系列の店舗とはそれまで全く無縁だったため、イシタ―はおろかドルアーガの塔を見たのもここ星ヶ丘が初めてだったりします。
そして、私が初めて来店した日には、丁度ゲーム大会が行われており、対象のゲームの前にその結果が張り出されておりました。
現在でこそ対戦ゲームを中心にごく当たり前のように実施されているゲーム大会ですが、スト2の大ヒットによる対戦ブームが起こる5年も前のこと。その時どのようなことが行われていたのか…
その3へ続きます。