小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年1月号/トピック店舗:イトーヨーカドー月寒店ファミリーランド(北海道)

ハイスコア集計店マップ(ゲーメスト1987年1月号)

ゲーメスト1987年1月号(第2巻第1号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

創刊から1年近くを経過し、雑誌の認知度の向上及び掲載店舗の募集が実ってきたのか、この号で掲載店は前回の45店から一気に65店まで増加します。

 

新規掲載店は以下となります。

 

ナムコ

札幌そごう内ゲームスポット(北海道)

 

釧路キャロットハウス(北海道)

 

ナムコ苫小牧ステーションビル店(北海道)

 

弘前ハイローザスペースランド(青森県

 

プレイシティキャロット仙台店(宮城県

 

うすい百貨店ナムコスカイランド福島県

 

プレイシティキャロットIN甲府甲府周辺集計)(山梨県

 

ナムコ ゲームスポット(千葉県)

 

マリンピア ナムコランド(千葉県)

 

綱島キャロットハウス(神奈川県)

 

ニシザワ双葉店 ナムコランド(長野県)

 

ビッグキャロット京都(京都府

 

プレイシティキャロット久留米店(福岡県)

 

ジャスコ大分店ナムコランド(大分県

 

神宮前キャロットハウス(宮崎県)

 

タイトー

ウィルトークタイトー小田原店(神奈川県)

 

ウィルトーク市駅店(愛媛県

 

・その他

ゲームポイント・フリーウェイ(北海道)

 

ゲームプラザNTK恵庭店(北海道)

 

ゲームコーナーロム(宮城県

 

びでおいんSAKA(埼玉県)

 

ゲームセンターダイエー(千葉県)

 

インベーダーハウストップ(神奈川県)

 

プレイランド片町(石川県)

 

東海アミューズメント(愛知県)

 

ゲームセンターアスター滋賀県

 

ニューゲームビッグ(京都府

 

ゲームスポット(福岡県)

 

ゲームキャロット住吉(長崎県

 

プレイハウスアスカ(佐賀県

ゲーメスト 1987年1月号より)

 

メーカー店舗別では、ナムコ系店舗が9店から一気に20店まで増加しました。3店のセガは増減なし、タイトーは新規で2店増加したものの先月から連続で掲載されなかった店舗が2店あり4店で差し引きゼロとなっています。これまでベーシックマガジンで集計を実施しているナムコ系店舗が、プレイヤーサイドの要望もあったのでしょうがゲーメストへも対象を広げてきたと言えます。

当時全盛期で、スコア集計当初から掲載していたプレイシティキャロット巣鴨店に加え、仙台や京都といった「地方の名門」がこの号から徐々に登場します。

 

以下スコア欄を掲載します。

 

【めざせハイスコア 1987年1月】

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ゲーメスト 1987年1月号より)

 

全体では各都道府県1店以上の集計店舗数が確保されましたが、この号の時点で、秋田、山形、群馬、新潟、富山、福井、岐阜、奈良、和歌山、兵庫、鳥取、島根、徳島、高知、熊本、沖縄の16県にまだ1店も履歴がありません。また静岡、三重、香川、広島及び鹿児島は履歴はあるもののこの号では掲載店が無いため、実質21県に集計店が存在しない状況。

一方では札幌市内だけで5店、千葉県は市川から千葉までの総武線沿線だけで6店、岡山市倉敷市で4店と偏在している地域もあり、最初から募集に応じた店舗を振るいに掛けることが出来ない事情もあるのでしょうがバランスが悪い面があります。

 

トピック店舗:イトーヨーカドー月寒店ファミリーランド

トピック店舗へ移ります。

ナムコ系掲載ロケーションはゲーメストと比較してベーマガが圧倒的に多いですが、いくつかゲーメストのみに掲載された店舗も存在します。

その中で北海道にて最初にゲーメストのみに掲載されたナムコ系店舗「イトーヨーカドー月寒店ファミリーランド」をピックアップします。

 

ゲーメスト 1986年5月号より)

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2021年11月23日撮影

 

ゲーメスト創刊号の「目指せゲーメスト(めさせ!ハイスコア!コーナー前身)」コーナーに掲載されましたが、この1回限りとなり本格的にスコア集計が開始された1986年9月号以降は誌面に登場しませんでした。そのためハイスコア掲載店としては非常にマイナーな存在となっています。私も調査するまで店舗の存在を知りませんでした。

 

イトーヨーカドー月寒店内2階に存在しており、昔からナムコが強みを見せていた百貨店や大型スーパー内インストア店舗となっています。

しかし現在はイトーヨーカドー自体が存在しておらず、写真のように大きな店舗の跡地が介護施設やドラックストア等複数の施設に分割されて存在しています。

ゼンリン住宅地図 札幌市豊平区1985年より)

イトーヨーカドーとしての営業は2001年までで、その後別のスーパーが居抜きで入居しましたがそちらも2008年に撤退、その後建物が解体され現在の形となっているようです。1994年に地下鉄東豊線が開通し、付近の福住駅に規模を拡大したイトーヨーカドー福住店が出来ているため店舗としては発展的解消となるのですが、現在福住店内にはゲームセンターの存在は確認出来ませんでした。

 

一方、付近を通る国道36号(月寒通)を更に南下した清田区にあった西友清田店内にもナムコのインストア店舗があり、誌面掲載までは至らなかったもののハイスコアの店内掲示を行っていた時代があったようです。北海道、特に札幌市内のナムコ系ロケーションはファミリー向け店舗であっても一時はゲームファン層の集客にかなり積極的だったことが窺えます。

 

【前記事】

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1986年11月号

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1987年1月号

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ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年3月号

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1987年2月号