ハイスコア集計店マップ(ゲーメスト1986年11月号)
ゲーメスト1986年11月号(第1巻第4号)のハイスコア集計店マップとなります。
掲載店は35店から45店へ拡大しています。
新規掲載店は以下となります。
・ナムコ系
スコーレタウンビルキャロット(福岡県)
・タイトー系
ジョイランド松山(愛媛県)
・その他
ゲームコーナーロン(北海道)
DLL屋内遊園地一関店(岩手県)
amusement house MARY POPPINS(埼玉県)
ゲームセンタートミー(千葉県)
ゲームセンターヤマト(長野県)
ビックバーン駒ケ根店(長野県)
ゲームインプラザオリンピアン(福岡県)
プレイスポット(福岡県)
ゲームスポット大橋(長崎県)
(ゲーメスト 1986年11月号より)
特に9月号は1店しかなかった九州地域が、11月号は7店と数を伸ばしています。
また、特にロケーションを広く展開していたナムコ、セガ、タイトーの3社についてはメーカー別に店舗を記載していますが、
1986年9月→11月
ナムコ:8店→10店 セガ:3店→3店 タイトー:1店→4店という推移。
この時期ナムコは既にベーシックマガジンに多数店舗を掲載している時期のため、ゲーメストへの掲載は各店の裁量だったのでしょうか。
セガやタイトーは、元々ベーマガのチャレンジハイスコアが電波新聞社とナムコのタッグで始められたようなもののためベーマガにも掲載店は少なかったのですが、ゲーメストだからといって積極的に集計店を展開するとはなりませんでした。
また、掲載店舗数は増加したものの、既に2回目集計にて掲載が無い店舗が5店あります。申請忘れ等で抜けてしまい次回集計以降にて掲載が復活する店舗もありますが、「掲載してみたものの思ったような効果が出ない」「手間が増えるだけ」などという理由で即掲載を中止する店舗もあったようです。
以下スコア欄を掲載します。
【めざせハイスコア 1986年11月】
(ゲーメスト 1986年11月号より)
店舗写真から当時の賑わいと時代を感じることが出来ます。
この頃のゲーメストはまだ2か月に1回しか発行していなかった時期のため、次回は1987年1月号となります。
トピック店舗:あうとばあん
続いてトピック店舗となります。
関西は近大前の有名店「あうとばあん」を取り上げます。
2023年1月8日撮影
近鉄大阪線長瀬駅から近畿大学に至る沿道は、関西では阪急千里線関大前駅から関西大学へ至る沿道と並ぶ学生街で、かつては多数のゲームセンターが立地していた場所です。
駅から徒歩10分程度歩いて近大の正門が正面に見える頃になると、向かって左手にオレンジの外壁と「あうとばあん」の独特の看板が目に入ってきます。
その建屋外観はまだ営業中のようにも見え、店内の照明が点灯していたりゲーム機がまだ店内に設置されているようにも見えますが、店舗の営業は2022年3月31日をもって休止という扱いになっているようです。
コロナ渦の影響もあり大変苦しい状況なので
— あうとばぁん跡地 (@autobahn_oto) April 1, 2022
当面の間休業とさせていただきます。
上の人からお叱りを受けたので訂正させていただきます。
もともとオールドゲームが多数設置されていたことで有名な店舗でしたが、2010年頃に一度閉店の危機を迎えた後に近年は1階のみで音ゲー専門店として営業が続けられていたようです。経緯は以下のサイトに詳しく掲載されています。
そのためあまりハイスコアとは関係のないお店という認識だったのですが、ゲーメストの創刊号に単発でスコアが掲載された履歴があるため、ハイスコア集計店マップにもその店名が刻まれることに相成りました。
だた本当にこの1回のみの掲載であり、他誌にも掲載履歴がないことからどの程度に渡ってスコア集計を行っていたのかは全く持って不明です。
(吉田地図 東大阪市南西部1989年より)
ゲーメスト記載時の店名は「ゲームファム アウトバン」となっており、マップ上の店名は誌面記載内容に準じていますが、1989年の住宅地図では「あうとばあん」表記となっており記載内容が誤植の可能性が高いことに加え、この店名があまりにも有名なため記事見出しは「あうとばあん」とさせて頂きました。ご了承願います。
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ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1986年9月号
ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年11月号
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