トンガ王国も当初はコンセプトの違いを打ち出したかったのでしょうか、イエローハットに入荷していないタイトルが比較的多数導入されていました。
ギャラクシーフォースのスーパーデラックス筐体は後にも先にもこの店舗だけでしか見たことがありません。
SEGA Galaxy Force Arcade Super Deluxe (arcade demonstration) - YouTube
しかし、繁華街からも外れ学生とゲームファンしか集客出来ない立地を悟ったのか、次第にイエローハットと店舗コンセプトや客層も共通していくようになります。
ただ、80年代はスコアラー的にはトンガ王国はイエローハットより先行でゲームが入荷した場合や、イエローハットで目的のタイトルが空いていない場合の練習場程度の位置付けでしたが、スコアラーではないゲームファン層はスコアラーの雰囲気を嫌ってか、特にトンガ王国側にもコミュニケーションノートが設置されて以降はスコアラー層とスコア無関心層で棲み分けが進んだように思われます。
その後は、スコアラー御用達店舗としてのイエローハットの地位低下→閉店により、スコアラー系プレイヤーの取り込みが進み、またぷよぷよ通やティンクルスタースプライツといったニッチ層の対戦プレイヤーが他店から流入して住み着くことで中心の客層になっていった模様。
そして2002年には総商が店舗運営から撤退、近隣で「ゲームボックスQ」を経営していたオーナーが店舗運営を引き継いだことで店名が「ゲームボックスQ2」へと変化しました。
そう、何故「Q2」だったのか?というのは先に「Q1」が存在していたから。ゲームボックスQに関しては後述します。
2013年にはQ2としても閉店の危機を迎えたようですが、再びオーナーが変わることでQ3として再開し何とか生き残り現在に至っているようです。
http://aoijun.sakura.ne.jp/Q2/
Q2時代より店舗ホームページも継続されているようで、私が日常的に名古屋駅界隈へ行かなくなった1990年代後半から現在に至るまでの店舗の流れは、HPを確認頂くのが宜しいのではないかと思います。
それにしても30年超、建物や内装には一切手を加えられていないであろうこともあって正直くたびれた感が否めなくなってしまってますね…
オールドゲームが遊べる店舗が激減する中、希少な環境の一つであるはずのQ3ってあまり話題に上らないんですよ。なんとなく分かる気がしますけど…今や老舗の店舗なので頑張って欲しいのですが。
その6へ続きます。