ハイスコア集計店マップ(マイコンベーシックマガジン1988年6月号)
マイコンベーシックマガジン1988年6月号(第7巻第6号)のハイスコア集計店マップとなります。
総店舗数は105で先月比+4と増加。新規掲載店も7店確認されています。
・ナムコ系
・セガ系
ハイテク東山(北海道)
・タイトー系
・その他
ビデオランドD-51(北海道)
ゲームセンター101(新潟県)
ゲームセンターニューチャンピオン(岡山県)
ゲームセンターチェックイン(広島県)
(マイコンベーシックマガジン 1988年6月号より)
「プレイシティキャロット四日市店」はナムコ系店舗としては10か月振りの新規掲載となっています。この頃になると既にキャロット系店舗の出店は大幅に縮小されていたようです。
岡山県倉敷市の「ゲームセンターニューチャンピオン」、スーパーハングオンのスコア争いで著名でしたがようやくベーマガ誌面へ登場。ゲーメストでは1986年9月には掲載されているため2年近く遅れての掲載となりました。
一方滋賀県の「ジョイランドタイトー草津」はゲーメストには1990年10月に登場するため、約2年先んじての掲載開始となっています。
以下スコア欄を掲載します。
【チャレンジハイスコア 1988年6月】
(マイコンベーシックマガジン 1988年6月号より)
チャレハイ通信の星ヶ丘キャロットハウスの欄に「ノーマル設定以外の全国集計があるのは変では?」のコメントがあります。全国トップスコアでも例えばスーパーハングオンはイージー設定となっており、現在のルールに当てはめればトップと認められないスコアだろうと思います。
設定違いや嘘スコアについては早い段階で誌面内でも取り上げ、店舗間トップ争いの関係で比較的チェックが厳しかったゲーメストに対して、ベーマガはゲーメストと比較すると若干チェックが甘かった部分はあるのかもしれません。
トピック店舗:ゲームセンターニュー光
続いてトピック店舗へ移ります。
大阪随一の繁華街、心斎橋筋に存在した「ゲームセンターニュー光」を取り上げます。
(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)
2022年5月3日撮影
大阪メトロの心斎橋駅付近から、グリコ看板で有名な道頓堀の戎橋へ続く関西有数の商店街「心斎橋筋商店街」途中にありました。戎橋からは徒歩5分も掛からず、店舗前は常に人通りが絶えない好立地となっています。
現在の地図上にはまだゲームセンターニュー光の名称が残っていますが、ゲームセンターとしては2014年で既に閉店しており跡地はブランドショップになっています。2010年前後の営業中の店舗写真がアップされていました。
スコアの誌面掲載はベーマガ1984年8月号からスタート。1988年2月号で一旦店舗欄が無くなりますが、1989年4月号から復活し1991年9月まで掲載が継続しました。スコアラーをあまり集客しなくともよさそうな大阪都心部に立地する店舗の中では、最も長期に渡って掲載を続けていた場所となっています。
また、再掲載の際に店名が「セガニュー光ゲームセンター」へと変わっている履歴があるため、セガ系店舗として分類をしています。
(マイコンベーシックマガジン 1989年4月号より)
再掲載の際の住所がこれまでの「大阪市南区心斎橋筋2-23」から「大阪市中央区心斎橋筋2-7-4」へと変更になっていますが、大阪市南区が1989年に東区と合併して中央区となった経緯があるため、その影響による変更と捉えており店舗の場所は変わっていないと判断しています。
(吉田地図 大阪市南区1986年より)
1986年当時の南区の地図ですが、心斎橋筋2-34に「ゲームセンターひかり」の文字があります。ベーマガの当初の地番「心斎橋筋2-23」は追って「2-33」と変わっており表記ゆれである公算が高く、また当時の住宅地図と現在の地図の場所も相違はありません。
なお、セガは営業中のどこかで大阪駅前のロイヤル同様に店舗の運営から撤退しており、閉店時は無関係だったようです。
丁度こちらのほぼ真向かいである「中央区心斎橋筋2-2-19」にはかつてセガ直営店である「心斎橋GIGO」が2016年まで存在していました。閉店時点で営業期間22年とのことなので1994年のオープンということになり、その前後でセガはニュー光から撤退したと考えるのが自然と思われます。
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ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年5月号
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