ハイスコア集計店マップ(マイコンベーシックマガジン1987年3月号)
マイコンベーシックマガジン1987年3月号(第6巻第3号)のハイスコア集計店マップとなります。
今月も上限の114店を維持、これで5か月連続となりました。集計店舗数においては1986~1987年前半が最も充実していた時期ではないかと思われます。
新規掲載店も以下確認されています。
・その他
ゲームハウスファンタジア(福井県)
(マイコンベーシックマガジン1987年3月号より)
福井市内では、「バンダナ元町店」に続く2件目の集計店となりましたが、こちらは今号のみの単発掲載となっています。
福井市中心部からは離れており近隣に駅や学校も立地していないため、どのような経緯でこのお店が集計店となりプレイヤーが集まっていたのかは興味がある所です。
以下スコア欄を掲載します。
【チャレンジハイスコア 1987年3月】
(マイコンベーシックマガジン1987年3月号より)
今月の掲載を最後に姿を消す店舗が、今回単発掲載となった上記の「ゲームハウスファンタジア」以外に6店存在するのですが、「山形キャロットハウス」「プレイシティキャロット道頓堀店」とナムコオリジナル26店から2店が掲載店から離脱しています。
また、茨城県水戸市の「サントピアナムコランド」も今号が最後の掲載。水戸市は県庁所在地にありながら、以後スコア掲載店はゲーメスト2部まで現れなかったと記憶しています。
メーカー系列以外の店舗では、先月沙羅曼蛇の1,000万点寸前のスコアが掲載され話題となった千葉県我孫子市の「ゲームセンターPit Inn」の掲載が終了。同じく千葉市の「セントラルゲーム・ラッキー」も掲載ストップし、一時的に千葉県からベーマガ掲載店が消滅することとなります。反面ゲーメストへの掲載店は千葉は非常に多かったのですが。
トピック店舗:ゲームインカナザワ
続いてトピック店舗となります。
再び石川県へ戻り、金沢市内初期の掲載店から「ゲームインカナザワ」を取り上げます。
(マイコンベーシックマガジン1986年1月号より)
2021年7月23日撮影
ダイエー金沢店のあった金沢の中心街、武蔵が辻交差点の付近から「金澤表参道(横安江町商店街)」という整備されたお洒落な商店街があります。
その商店街から分かれた路地を少し入ったところに店舗は存在しました。
現在の商店街の姿は、そこにゲームセンターが存在したようには到底思えないのですが、以前は街路全体がアーケードとなっており撤去後今の形に整備されたようです。アーケード撤去前後が分かるサイトがありました。
整備前の写真を見ると、「いかにも街のゲームセンターがありそうな雰囲気」を醸し出しています。
地図の範囲では把握出来ませんが、右下に武蔵が辻交差点がありダイエー金沢店が存在、横安江商店街には「アーケード街」の文字が見え隠れしています。
隣の呉服店の建物が健在だったので、その隣の写真駐車場の場所が店舗跡地であることが確認出来ます。
ベーシックマガジンへの掲載は1986年1月からスタートしました。
既に掲載が開始されていたダイエーレジャーランド金沢店も至近距離で、金沢キャロットも含めてプレイヤーの往来があったようです。
追って1987年4月号からゲーメストへも掲載が開始されダブル掲載店となります。
(ゲーメスト 1987年4月号より)
ゲーメスト初回掲載の住所は誤植と思われます。
ちなみにこちらの店舗はセガ系に分類しているのですが、その理由はベーマガチャレハイ通信1989年6月号にて近隣にオープンしたハイテクセガを「姉妹店」と称していることを根拠にしています。
(マイコンベーシックマガジン 1989年6月号より)
ベーシックマガジンへの最後の掲載は1992年7月号。
ゲーメストは更に継続しましたが、こちらも1993年6月号が確認している現時点での最終掲載となっています。閉店時期は不明です。
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ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1987年2月号
ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年1月号
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