小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 琉球 その5

その4より)

 

「攻略法」までは至りませんが、ゲームを進めるにあたって非常に有利になる裏技が3つ存在します。順に説明します。

 

1. 12ライン全てに何らかの役を完成させる

 

【画像①】

画像①のように、縦横斜め12ライン全てに何らかの役を完成させクリアすると、次の面でボーナスラインが発生します。

 

【画像②】

 

おみくじは2面クリアで初めて引けるため、通常では1面、2面ではボーナスラインは発生しないのですが、1面を全ライン役でクリアすることで2面からボーナスラインを出現させたのが画像②です。

 

3面以降はおみくじでボーナスラインが発生するので利用価値は下がるのですが、偶数面で条件を満たしておけばおみくじのはずれを無効化出来ます。また達成時は必ずボーナスラインが2本ないし3本発生することから、ボーナスラインが1本しか出現しないという状況を回避することが出来ます。

 

問題はオールラインを狙うと役の優劣よりもともかく役を作ることを重視しなければならないため、必然的に素点が低くなること。

そのため、確実にクリア可能となった時点からオールラインを組むことが可能かどうか思慮するようにしましょう。

 

2.琉球カードをセンターに設置する

 

琉球カードは有効ラインが4本となるフィールド中央への設置が理想とその4にて解説しましたが、設置することにより大きな副次的効果が得られます。

 

【画像➂】

琉球カードをセンターに設置してクリア

 

【画像④】

「副次的効果」が現れた次の面です。違いが分かりますか?

場所はLEFT CARD欄です。拡大します。

 

【画像⑤】

ストックカード最右列の色が微妙に異なっているのが分かると思います。

隣接部分を更に抽出します。

 

【画像⑥】

この色が変わっているストック列には琉球カードが含まれています。つまり、琉球カードをセンターに設置してクリアすることで次の面の琉球カードの所在列が分かるようになります。

ただ、分かるのは列までであり、列内のどの場所にあるかまでは判断出来ません。もっともストックは最大で14枚のため、列の最後尾が琉球カードだったとしても14枚掘れば辿り着くことが出来ます。

フィールド設置枚数は25枚ですから、最大14枚であれば毎回琉球カードを掘り出すことは十分可能です。そして掘った琉球カードを再度中央に設置すれば…

 

このネタは初めてこのゲームを1コインでクリアしたSALさんよりご教示頂きました。

この場にて改めて御礼申し上げます。

 

3.同一数字のカードを四隅に設置する

 

そして最も破壊力があるネタがこちらです。

 

【画像⑦】

フィールドの四隅に同じ数字(画像⑦の場合は10)を置いてクリアします。

 

【画像⑧】

ボーナスラインが出現しますが…

 

【画像⑨】

なんと全ライン2倍!

 

【同一数字を配置する場所】

改めて、上記図の色付けした位置を同じ数字のカードにしてクリアすると、次の面は12ライン全てがボーナスラインとなります。

偶数面で成立した場合はおみくじを引きますが、はずれを含めてどの絵柄であろうが問答無用で次の面は全ライン2倍です。

画像⑦では偶々12ライン全てに役が揃っているためこちらの条件も満たしていますが、12ライン揃っていなくても四隅の条件さえ満足していれば成立します。

 

まさに最強の裏技で、前述の2項と併せて1コイン20面クリア達成に大きく寄与することになりますが、破壊力が大きいだけに以下理由により成立が困難になっています。

 

まず、同一数字のカードが4枚現れない可能性が高いこと。

下段の2枚を設置して、3枚目までは出現したものの4枚目が最後まで出現せず成立しない、選択した数字と別の数字が4枚出現したが既に手遅れ、といった状況が頻発するためなかなか条件を達成させてもらえません。

 

また素点が下がるという問題もあります。

その4でも述べましたが、ペア系の役はストレート系と比べて素点が低くなります。そして四隅を同一数字とすることは、12ライン中6ラインで既にワンペアが成立しているため、必然的にストレート系の役を作れるラインは半数しか残っていないことになります。

そのため四隅に配置できてもそもそもステージクリアが出来なかった、ということも十分起こり得るのです。

 

ちなみに四隅に琉球カードを含めても条件が成立するかを試したことがありますが、残念ながらそれは否定されています。

 

四隅配置クリアが継続しているうちは良いのですが、途中で2倍が途切れるタイミングは間違いなくやってきます。その際でもステージクリアの可能性を探るべく、その4で説明している基本的なカード配置ノウハウを把握した上で臨むようにしましょう。

今から「このゲームをクリアしよう」という奇特な方がいらっしゃればの話ですが…

 

その6へ続きます)