小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年1月号/トピック店舗:プレイシティキャロットガムガム(大阪府)

ハイスコア集計店マップ(マイコンベーシックマガジン1988年1月号)

マイコンベーシックマガジン1988年1月号(第7巻第1号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は104となり前月比+3。3か月振りに2店の新規掲載店が登場しました。

 

・その他

ゲームコーナーマカオ(長野県)

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モンキーハウス本館(福岡県)

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マイコンベーシックマガジン 1988年1月号より)

 

福岡の有名店「モンキーハウス本館」はこの号から掲載がスタート。ゲーメストの掲載は1988年3月号からのためこちらの方が若干早くなっています。掲載開始に当たってチャレハイ通信に編集部のコメントが入る位に当時から知られた存在だったようです。

 

以下スコア欄を掲載します。

 

【チャレンジハイスコア 1988年1月】

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マイコンベーシックマガジン 1988年1月号より)

 

年が1988年へと変わり、1987年の「チャレンジ・ハイスコア年間(ベストゲーム)集計」の結果が掲載されています。

改めて1987年の登場タイトルを見るとセガ体感ゲームの全盛期であったことが窺えます。ドラゴンスピリットや横スクロールシューティング御三家のR-TYPEが登場した年でもあり順当にランキングに上がっていますが、当時のセガ体感ゲームインパクトは他のゲームタイトルを凌駕していたことは疑いありません。

 

トピック店舗:プレイシティキャロットガムガム

トピック店舗へ移ります。

関大前に続いて同じ吹田市内に立地していた「プレイシティキャロットガムガム」をピックアップします。

 

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年1月号より)

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2022年3月19日撮影

 

関大前は阪急千里線沿線ですが、こちらは同じ吹田市内でもJR京都線東海道線岸辺駅、もしくは阪急京都線正雀駅が最寄となります。

店舗のすぐそばが大阪学院大学となっており、店舗の前の道路は岸辺駅へと続く学生街となっていますが、関大前と比較するとその規模は非常に小さくなっています。

 

(吉田地図 吹田市南部1984年より)

 

丁度地図の境目に位置しているため見辛いですが、1984年の住宅地図において「ゲームコーナーガムガム」の表記が確認出来ます。沿道にはもう一件ゲームセンターが存在したようです。地図の左下が大阪学院大学、右端の信号を超えて先に進むと岸辺駅となります。

 

そして2022年時点で店舗は写真のように現役です。

こちらもプレイシティキャロット関大前店と同様に、ベーマガオリジナルの26店に名を連ねています。1984年1月号に掲載された26店のうち、プレイシティキャロット伊勢佐木町店がナムコ運営のまま2022年においても営業が続いていますが、運営会社こそ変わっているもののこちらも40年近く残存している貴重な店舗となっています。

 

現在は関西でかつて複数のゲームセンターを運営していたチャレンジャーが店舗を引き継いでいましたが、2023年3月12日をもって閉店との報が入りました。

ベーマガオリジナル26店から生き残ってきた貴重な店舗がまた一つ姿を消すことになります。長年の営業お疲れ様でした。

 

誌面掲載履歴を確認すると1986年9月号から店名が「プレイシティガムガム」に変更となりましたが、キャロットの名称が外れた時点でナムコ運営から離れたということではないようです。同年12月号で掲載は終了と比較的早くスコア掲載から撤退しているのですが、チャレンジャーに引き継がれた後ゲーメスト末期にて合同集計とは言え店舗欄が再登場しています。

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ゲーメスト 1999年4月30日号より)

 

ゲーメストの廃刊後、アルカディアにてハイスコア集計がスタートした際にも合同集計にて掲載は継続していましたが、2002年4月号を最後にチャレンジャーガムガムの表記が外れアババ天神橋単独掲載となっています。

 

【前記事】

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1987年12月号

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1987年12月号

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ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年2月号

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年1月号