小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

私のアーケードゲーム履歴書 琉球 その1

月刊アルカディアの休刊後、アーケードゲームのハイスコア集計はJHA(日本ハイスコア協会)のサイトにて継続されていますが、2021年10月17日付及び2023年1月15日付の集計にて全国トップを記録することが出来ました。

 

手前味噌ではありますが、トップを記念して該当タイトル「琉球」を取り上げることにします。

セガ/サクセス 1990年発売

 

最初の2021年10月17日付の集計は自身にとってゲーメスト1994年6月30日号以来、実に27年振りの全国トップとなっています。

www.jha-arcade.com

docs.google.com

ハイスコア:530,660(20面)

 

これ以前のスコアは、ゲーメスト1996年1月30日/2月15日号に掲載された「497,230(20面)」だったため、25年に渡り更新がされていなかったということになります。

ゲーメスト 1996年1月30日/2月15日号より)

 

このゲームは全20面なのですが、1996年当時のハイスコアは「20面」の表記であり「20面クリア」ないし「全面クリア」の表記はどこにもありません。そのため「20面はクリアされていない」という前提で申請しており、私のスコアも20面をクリア出来ていません。

 

その後、2022年7月18日付の集計にて、別のプレイヤーから遂に全20面をクリアしたスコアが申請されます。ハイスコア的には1990年の発売から2022年まで実に32年間「1コインクリアが達成されていない」ゲームだったのですが、その壁が打ち破られることとなりました。

個人的には初の1コイン全面クリアを目標としていたのですが、惜しくもそちらは達成ならず。せめて1コインクリア程度はと続行し、2023年1月15日付にて1コインクリア達成及びスコアの更新に至ったという経緯です。

docs.google.com

ハイスコア:581,750(全20面クリア)

 

2022年4月25日撮影

 

スコアを申請した某店には現時点で写真の状況で設置されています。まあ基板は私の持ち込みなので「もう引いて下さい」とお願いしなければ残して頂けるとは思いますが。インストは所持していなかったのですがなんと店長が入手して下さいました。感謝です。

スピーカーに付いているシーサーはリアル沖縄にて購入し、運気が上がるお守りとして取り付けております。

店舗に設置頂いた際、常連の名だたるスコアラーの方々でもこのゲームの存在をご存じなく、「初めて見た」という感想が殆どでした。アーケードゲームとしては非常にマイナーな部類に属すると思います。

 

(画像は http://blog.livedoor.jp/t198x_2/archives/40166000.html より拝借しました)

 

さてこのゲーム、内容はパズルゲームとなります。

インストラクションカードの「琉球ルール」にあるように、5×5マスのフィールドにトランプのカードを下段から積み上げて行き、縦横各5ライン、斜め2ラインの合計12ラインにポーカーの役を作ります。

実際のポーカー同様に役の難易度で素点があり、12ラインの点数合計が各面毎のクリアノルマを超えれば面クリアとなります。

操作はカード選択のレバーとカード決定及びキャンセルの2ボタン。アクションパズルではなく典型的な思考系パズルゲームのため、操作時間よりも思考時間の方が圧倒的に長く、ゲームを終了すると極度の疲労感と糖分の不足に見舞われることになります。

 

次回はゲームの遊び方について詳細をご紹介します。

 

その2へ続きます)