小人閑居して不善を為す chapter3

一介のプレイヤーからハイスコアラー、そしてゲームセンターの中の人を経てアーケードゲームと関わること40年以上、その普通とはかなり異なるゲーマー人生を回顧するべく記事を綴っております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年12月号

マイコンベーシックマガジン1988年12月号(第7巻第12号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は102と先月比-2で2ヵ月連続の減少となりました。今月も新規掲載店はありませんが、1986年10月号に単発で掲載された新潟県の「ビデイオンセガ万代店」が2年以上の間を空けて復活掲載されています。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年12月号より)

 

この頃に発売されたタイトーの「サイバリオン」、斬新なゲームシステム、トラックボールを使用した独特の操作、高解像度モニター使用、そしてプレイヤーの操作や技量等によっても変化するシナリオやマルチエンディング採用と当時はかなりプレイヤーの期待値が高かった一作です。

 

しかし今月のプレイシティキャロット巣鴨店のコメントにもありますがナムコは全国で導入された店舗がたったの2店、セガ系店舗でも私の知る範囲では見掛けたことがありませんでした。結果としてタイトー系の店舗稼働が中心となるのですが、その流通度の低さ故に期待度の高さの割にはヒットしたとは決して言い難いタイトルとなってしまったと思われます。

 

そして流通度が悪かったことがもたらした別の影響として、特にナムコ系店舗において「プレイヤーの間で期待度の高い新作が直営店に殆ど入荷しない」という印象が特にこのゲームをきっかけとして付いてしまった感があります。それは既に一部店舗で始まっていたゲームマニア排除の店舗方針と合わせ、徐々にナムコ系店舗からプレイヤーが離れていくことに繋がっていく一因となったのではないかと考えます。

 

続いてトピック店舗です。

横浜市中心部のセガ系店舗から「ビデオインイセザキ」及び「パソピック」の2店をピックアップします。

 

・ビデイオンイセザキ

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年7月号より)

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2022年2月12日撮影

 

・パソピック

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年7月号より)

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2022年2月12日撮影

 

前回は横浜伊勢佐木町ナムコロケーションを取り上げましたが、今回はセガロケーションとなります。関内駅を挟んで伊勢佐木町側と、反対方向の馬車道にそれぞれ立地していたのが今回取り上げる「ビデオインイセザキ」「パソピック」の両店です。

 

「ビデオインイセザキ」はプレイシティキャロット伊勢佐木町店同様、関内駅から伸びるイセザキモール付近に立地しましたが、モールには直接面しておらず路地を少々入った場所にありました。

店舗の住所を当時の住宅地図で確認すると、「日晴ビル」の場所が該当します。ビルテナント一覧は記載されていませんでした。

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ゼンリン住宅地図 横浜市中区1985年より)

 

こちらの場所は現在更地となり写真のコインパークとなっています。

ハイスコアの誌面掲載はベーマガ1984年7月号からスタート、コンスタントに1985年9月号までは掲載が続いたもののその後は不定期となり、1987年4月号が最後の掲載となっています。ゲーメストへの掲載履歴はありませんが、同誌の横浜シールハイクの回に取り上げられており当時の店舗外観一部が確認出来ます。

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ゲーメスト 1987年1月号より)

 

ゲーメストでは「パソピアード伊勢佐木」として紹介されていますが、ベーマガ誌上では1986年5月から「パソピアードイセザキ」の表記となり、同8月号からは「セガパソピアードイセザキ」へと店名が推移しています。

 

また、1986年7,8月号の2号のみ、当初からの住所である「伊勢佐木町2-11-11」とは別に「伊勢佐木町2-18-2」という住所で2店分の欄が記載されています。この点については弊ブログの「ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1986年7月号」にも記載していますので、当時のスコア欄を再掲します。

 

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マイコンベーシックマガジン 1986年7月号より)

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マイコンベーシックマガジン 1986年8月号より)

 

ちなみに「伊勢佐木町2-18-2」という住所は当時の住宅地図上では確認が出来ず、また現在のGoogleMapでも該当場所が存在しません。そのため弊ブログにおいては同一店舗として扱いますが、何か情報をお持ちの方は是非ともお寄せ願います。

 

一方の「パソピック」は関内駅を挟んでイセザキモールとは反対方向の馬車道沿いに立地していました。写真の「ニューイナズマビル」1階に存在したことが当時の住宅地図でも確認されています。

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ゼンリン住宅地図 横浜市中区1985年より)

「ニューイナズマビル」と、それに隣接する「アートビル」は外観では一つの建物にしか見えないのですが、名義は別になっているようで4枚目写真のようにビル名称の銘板が2枚並んでいます。「パソピック」はニューイナズマビル側の1.2階で、1階は現在ファミリーマート、2階は飲食店になっています。

 

こちらもビデオインイセザキ同様、ゲーメストにおいてはスコア欄は掲載されませんでしたが横浜シールハイクにて店舗が取り上げられています。

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ゲーメスト 1987年1月号より)

商店街である伊勢佐木町側と比較すると、馬車道側はオフィス街となっており客層も大きく異なっていたようです。

また「パソコンのショールーム」である旨が記事中にあり、且つ住宅地図でも2階が「セガパソピックショールーム」と記載されているため、2階フロアがショールームとして使用されていたことは間違いないようです。

パソコンショールームとのことですが、時期的に考えるとこの辺を展示していたのでしょうか…

sega.jp

こちらのスコア欄掲載はビデオインイセザキよりも早く1985年11月で終了しています。閉店時期は判明していません。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年12月号

ゲーメスト1988年12月号(第3巻第12号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店数は90で先月比-5、88年で最も少なくなりまた1987年7月号の81店以来久々の低い水準となっています。新規掲載店はありません。

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年12月号より)


集計タイトルの増加でトップスコア掲載欄が不足してきたのはゲーメストベーマガ共通で、双方とも追って欄を拡げてタイトル数やキャラ別集計の増加に対応しますが、申請数の少ないタイトルについてベーマガは欄外にまとめていたのに対してゲーメストは「ハイスコア番外地」という欄を別途設けました。その番外地が最初に登場したのが今号です。

この欄に掲載されたトップスコアは店舗間競争である☆の給付対象になりません。「番外地の一番下希望」というネームに反応する古のスコアラーの方は結構いらっしゃるのではないかと想像します。

 

トピックですが、前回甲府市ナムコ直営店合同集計について取り上げましたが、今回は各個別店舗を見ていきたいと思います。 

まずは全体図から。

甲府市中心部付近に3店のキャロットが2km程度の間隔で存在していたのがお分かり頂けると思います。以下各店舗毎に紹介します。

(以下、店舗欄は全てマイコンベーシックマガジン 1987年1月号より 写真は2020年3月20日撮影となっています。)

 

①朝日町キャロットハウス

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3店のうち、唯一中央本線の北側に位置していました。朝日町通りという商店街にあり、付近に飲み屋街もあるため店舗が成立したのかもしれません。また甲府駅から最も近い店舗と思われます。

跡地を見ると店の外観に昔のキャロットぽさが残っていると思うのは私だけでしょうか...

 

②プレイシティキャロット甲府中央店

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甲府市中心市街地にある岡島百貨店前から旧甲州街道国道411号)を東に向かうと程なく跡地に到着します。住所は中央町ですが、商店街からは離れており周囲は事務所の方が多いという場所です。

1987年1月号のベーシックマガジンには掲載されているのですが、1986年1月には欄がなく、他の2店より後にオープンした可能性があります。掲載をしていなかっただけかもしれませんが...

この店舗、15年位前に仕事で甲府の町中を歩いていた時に偶然跡地を発見したのですが、その時には店舗の壁面(恐らく2枚目写真の箇所)に「PLAY AND GAME」の文字とキャロットの人参マークを消した跡がハッキリと残っており、今回訪問した時にも残っていることを期待したのですが残念ながらその形跡はありませんでした。

 

善光寺キャロットハウス

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甲府市内キャロット3店舗のうち最も謎が多いお店です。

まずは住所。

紙面には「善光寺町1-18-16」と表記されていますが、現在の地図では該当する住所は存在しません。「善光寺1丁目18-16」であれば地図の位置がヒットするため、ここで間違いないであろうとの推定で場所を特定しています。建屋に地番表記が付いていたため合わせてアップしました。

ちなみに「善光寺町」という字名は「善光寺〇丁目」とは別に存在していますが、地図で言うと中央本線のずっと北側の山の方であり、その場所にゲームセンターがあるとは到底思えない場所になっています。

次にその立地。

甲府の市街地からは大きく外れており、近くにある善光寺駅は1時間に1~2本程度しか停車しないローカル線身延線の駅。山梨学院大関連施設が多数立地している酒折駅からも微妙に遠く、現地へ赴くと「本当にこの場所にキャロットがあったのか?」と思わざるを得ません。

最後に現況。

建屋は健康食品会社が退去した跡地ですが、写真を見ての通り事務所用の構造で店舗として使用していたとは考えにくいため、キャロットの閉店後に建て替えられた可能性も考えられます。

定礎があれば建築時期が把握できたのですが見当たらず、写真の建屋がいつからここに存在しているのかは不明。

 

この善光寺キャロット、今回調査して「現役の時はどのようなお店だったのか」興味が湧きました。当時の情報や写真をお持ちの方がいらっしゃれば是非ともご提供頂きたくお願い致します。

 

また、甲府中央店の備考欄に「富士見店」の文字が見えます。

ゲーメストには「大丸富士見店」という表記がありますが、住所情報等が一切無いため、「大丸 甲府」で検索してみると、甲府市及び近郊のパチンコ店及びボーリング場である「DAIMARU」がヒットします。

しかし現在の甲府市富士見町、もしくは富士見通り沿いにそれらしき施設は見当たらなかったため、以前存在したパチンコ店もしくはボーリング場併設のゲームコーナーだったのではないかと思われます。

 

補足:善光寺キャロットハウスについて今回記事リライト前のゲーメスト1988年7月号のエントリーの際にコメントを頂いておりましたが、今回リライトに伴いコメントと記事の内容が合わなくなってしまったため7月号のコメント非表示とさせて頂いております。誠に申し訳ございません。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年11月号

マイコンベーシックマガジン1988年11月号(第7巻第11号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店総数は104と先月比-8と大きく減少してしまいました。新規掲載店はありません。

3店が先月号を最後に姿を消していますが、その中でゲームセンタータイリョウ(宮城)はゲーメストとの重複掲載店であり、ゲーメストも1988年9月号を最後に掲載がストップしているためコメントや通信欄に記載はありませんが閉店が疑われます。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年11月号より)

 

スーパーハングオンのトップタイムを2ヵ月連続で見落としていることに関する謝罪がトップスコア欄講評に掲載されていますが、それなら欄外ではなくせめて正規欄に掲載しても良かったのではないかと思います。まあ今更なんですが…

 

続いてトピック店舗です。神奈川県の店舗紹介へと移ります。

ナムコオリジナル26店のうちの一つである横浜市の「プレイシティキャロット伊勢佐木町店」をピックアップします。

 

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年1月号より)

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2022年2月12日撮影

 

JR、地下鉄関内駅から南西方向に伸びる横浜を代表する歓楽街の伊勢佐木町モールの中に店舗はあります。2022年時点で店舗は現存。ハイスコア初掲載の1984年1月から既に38年以上営業が続いていることになります。

調査継続中ではありますが、「キャロット」のブランドで営業していた店舗で現在も残存しているのはプレイシティキャロット巣鴨店とここ伊勢佐木町店のみであり、且つベーマガオリジナル26店の中で営業が継続している唯一の店舗となっています。

 

スコア掲載はベーマガのみでしたが、ゲーメストの横浜シールハイクにて店舗が紹介されており当時の店舗外観を確認することが出来ます。

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ゲーメスト 1987年1月号より)

 

現在の写真と見比べると、店舗名称が「ナムコ伊勢佐木町店」に変わっていることは勿論ですが店舗の間口が当時よりも広くなっており、隣接していた店舗の部分も吸収して面積が拡大されたことが確認出来ます。拡張されたとは言え最近のゲームセンターの規模からすると決して広くはないのですが以前はこの半分の面積しかなかったということであり、誌面の「狭い」というコメントも止むなきかなという印象です。

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ゼンリン住宅地図 横浜市中区1985年より)

当時の住宅地図を確認すると、位置や建物名称は同一なのですが建屋住所が「長者町7-113」となっていることが分かります。地図をよく見ると建屋左下に町境を示すラインが掛かっており、丁度キャロットの位置している場所だけが「伊勢佐木町3-95」になっているようです。

 

ベーマガへの掲載以降、一時は複数のスコア掲載店が存在した横浜の代表格店としてスコアラーにも認識されていたと思いますが、ナムコの店舗営業スタンスの変化の影響か、また店舗の狭さは如何ともしがたかったのか80年台末に向かうにつれスコア欄が淋しくなって行き、1990年8月を最後として掲載はストップしました。立地は良いので場所柄ゲームマニアを囲い込む必要があまりなかったのかもしれません。

鉄拳の全盛期には自社人気IPを前面に押し出した運営を行っていた時期もあったようですが、現在設置されているマシンの殆どはプライズマシンとなっており、ショッピングセンター内のファミリー向けゲームコーナーと大差ない製品ラインアップとなっていました。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年11月号

ゲーメスト1988年11月号(第3巻第11号)のハイスコア集計店マップとなります。

掲載店数は95で先月比-3。新規掲載店が1店あります。

 

タイトー

ウィルトークタイトー高崎2号店(群馬県

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ゲーメスト 1988年11月号より)

 

今月から掲載されたウィルトークタイトー高崎2号店ですが、先月まで掲載されていたウィルトークタイトー高崎店が代わりに姿を消しているため実質代替となっています。

両店は距離にして300m程度となっており、なんらかの理由でスコアラーの移動が起きたものと想像されます。

高崎店はベーマガでも1988年7月号にて掲載がストップしていますが、こちらは2号店の掲載には至りませんでした。

 

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年11月号より)


最後のページにて、今までに発売されたどんなゲームでも集計するという「バイオのギネス」コーナーの申請案内が掲載されています。
翌12月号まで申請方法が掲載されていましたが、確認した時点では誌面に集計結果は掲載されていませんでした。いわゆるボツ企画となっていると思われます。

保証人なしでも可だがチェックは行うという触れ込みでしたが掲載の基準や結果の評価に問題があったのかもしれません。どのくらいの申請があったんでしょうか…

 

トピック店舗は山梨県甲府市へと場所を移します。

甲府市内には「キャロット」の店名を冠するナムコ直営店が3店舗存在していましたが、ベーシックマガジンでは店舗別に掲載されていたのに対し、ゲーメストは3店+αの合同という形で掲載されていました。

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ゲーメスト 1987年1月号より)

 

ハイスコア集計欄は特に後年になると、紙面を確保出来ない中で掲載店舗数を増やす方法として「複数店舗の合同集計」という手法が取られるようになりますが、ゲーメスト初期においては同じく山梨の「ニュースターグループ」が4店(一時期5店)で1986年9月の初回集計開始時点から合同集計の形を取っていたことに加え、同じく山梨県のキャロットを中心としたナムコ直営店も1987年1月の初回掲載から合同集計の形で掲載されます。そのため住所欄は店舗個別ではなく、当時のナムコ甲府事業所の住所が記載されています。

 

不思議とどちらも山梨県からスタートしていますが、ニュースターグループはゲーメストスコア欄に広告記事を載せていたためスポンサー的位置付けがあり、またナムコは比較的狭い範囲で店舗が密集している事情もあったことから、偶々その両者が山梨県という場所で一致した結果であろうと推察されます。両者を合わせると最大9件のスコア集計店が甲府近隣に密集していたことになり、当時の甲府市は人口に対してスコア集計店の密度が日本一高かったエリアだったのかもしれません。

 

ベーシックマガジンには甲府市内キャロット3店舗が別々に店舗欄を設けていたため、そちらの住所を元に各店舗跡の現在を記録して来ましたが、それらについては次回にて紹介をすることにします。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年10月号

マイコンベーシックマガジン1988年10月号(第7巻第10号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店数は112と先月+7と大きく増加、8月号の110を上回り年内最多となりました。

新規店も3店が新たに加わります。

 

セガ

ハイテクランドセガ五所川原店(青森県

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・その他

ゲームセンターUFO(神奈川県)

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ダイエーレジャーランド八木店(奈良県

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マイコンベーシックマガジン 1988年10月号より)

 

ゲーメストでは既に青森、弘前と掲載されていた青森県のハイテクセガですが、ベーマガで最初に登場したのは五所川原。青森や弘前と比べると人口規模でも相当に小さい街ですが、敢えて重複掲載は避ける意図があったのかもしれません。

7月に開店したばかりだったようで、新任女性店長のチャレハイ通信欄への意欲溢れるコメントが目に付きます。

 

相模原市のゲームセンターUFOは88年1月から掲載が開始されていたゲーメストに続いてベーマガへも登場。近隣の町田と並んで80年台後半以降のスコアシーンで度々登場する掲載店としてお馴染みだと思います。またダイエーレジャーランド八木店はベーマガ初の奈良県の掲載店となります。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年10月号より)

永らく掲載店のなかった奈良県が初登場となったことで、ベーマガに掲載履歴の無い県は鳥取、徳島、佐賀の残り3つとなっています。ゲーメストは1988年10月時点で鳥取と佐賀には掲載があるため、どちらにも掲載店が無い地域は徳島県のみとなりました。

 

続いてトピック店舗となります。

先月に引き続き愛知県内の初期掲載店舗から2店、半田市の「プレイシティドンキーハウス」及び小牧市の「プレイプラザハスラー」をピックアップします。

 

・プレイシティドンキーハウス

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2021年5月3日撮影

 

・プレイプラザハスラー

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2020年7月24日撮影

知多半島に位置する愛知県半田市醸造業の街として有名で、ミツカンが本社を構えている場所でもあります。市の代表駅である名鉄知多半田駅から歩いて5分程度の場所にスーパーのピアゴ(以前のユニー)半田店があり、その裏手駐車場に面した写真の建屋に「知多文化センター」の文字があり1986年の地図でも確認出来るため場所の特定が出来ています。

 

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ゼンリン住宅地図 半田市1986年より)

地図では建屋中央がドンキーハウスの場所となっているため、現在の居酒屋の場所が店舗跡地となると思われます。建屋の前は現在ピアゴ半田店の平面駐車場となっていますが、当時の住宅地図を確認すると以前は立体駐車場だったようです。

 

ここは情報によればナムコのレンタルロケだったようで、ハイスコア掲載がされていたのはレンタル店におけるナムコの販売促進策の一環だったのかもしれません。百貨店やスーパー以外のロケーションではナムコタイトーセガと比較して店舗数が少なく、自社レンタル店活性化のためスコア集計のような運営ノウハウも合わせて展開していたと思われます。

 

1984年9月の開始から知多半島唯一のスコア掲載店として地道に掲載は継続し、1990年1月号まで掲載を確認しています。閉店時期は判明していません。

 

そしてもう一方の「プレイプラザハスラー」はドンキーハウスと同じく1984年9月号から掲載が開始された同期店です。先月紹介した豊橋市のゲームコーナーUFOや江南市のゲームコーナーエースも同時に掲載開始されており、東海地方の掲載店が一気に増加した時でもあります。

 

小牧市の中心は名鉄小牧線小牧駅付近に拡がっていますが、こちらは駅からは大きく離れており名神高速の小牧インターが近い国道41号に面した郊外店でした。

また店舗名に「ハスラー」が含まれることからわかるようにビリヤードを併設していた店舗であったことが過去のチャレハイ通信欄において確認されています。

 

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ゼンリン住宅地図 小牧市1985年より)

 

当時の住宅地図と確認すると、「弥生タウン」という小規模店舗が集まった建屋に「プレイプラザハスラー」の文字が見えます。

しかし現在は同じ場所にそれらしき建屋は残っておらず、跡地に3~4件の建物が新たに建てられたように見えます。

住宅地図のプレイプラザハスラーの下に「中華料理 天草」の文字が見えますが、現在地には「中華料理 天華」が営業しており、天草は天華の誤記で弥生タウン建て替え後同じ場所で営業が続いていると考えると辻褄が合うように思います。

 

こちらも1984年9月スタートから掲載を重ね、一度の休載も挟まないまま1989年6月号まで継続、7月号で初めて休載の後に8月号で復活しますがその号が最後の掲載となりました。

スコアラー欄は1984年当時であれば本名表記も普通だったのですが、時を経てスコアネーム表記が一般化した後もこちらは頑なに本名表記で、後年にローマ字表記にはなったもののその方針は貫かれていました。それだけが原因ではないでしょうがスコアラーからは敬遠されていたのかもしれません。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年10月号

ゲーメスト1988年10月号(第3巻第10号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店数は98で先月比+2となりましたが、今月も新規掲載店は0のままです。

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年10月号より)

 

弊ブログでも取り上げた埼玉県は大宮の「ハイテクセガ大宮」が個人申請で唯一誌面に姿を現したのが今号で、グラディウスⅡ4番のゲーメスト初回1,000万点達成でした。

 

そのグラディウスⅡ初回1,000万も含めて今号で結構気になったのは個人申請の多さです。

個人申請の店舗は当時ベーマガのみに掲載していた名称もちらほらと見受けられます。まだこの頃はスコア掲載の格付けとして歴史のあるベーマガゲーメストという構図が多少は残っていた時期かもしれません。

 

続いてトピック店舗となります。

北海道オホーツク地方の中心都市北見市に存在した掲載店から、「まるい店」及び「ファミリーランド」の2店を取り上げます。

・まるい店

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ゲーメスト 1986年5月号より)

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2021年11月21日撮影

 

・ファミリーランド

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ゲーメスト 1988年7月号より)

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2020年9月20日撮影

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2021年11月21日撮影

 

「まるい店」は1986年5月号のゲーメスト創刊号のみに掲載された店舗です。

住所は「北見市大通東1丁目」のみしか記載されておらず、住宅地図を確認したところ当時の北見駅前に「〇いデパート」の存在を確認。住所は「大通東1丁目」と「北1条東1丁目」にまたがっていますが、大通東1丁目内に他にゲームセンターに該当するような店舗が見当たらないことから、〇いデパート内のゲームコーナーと判断しています。

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ゼンリン住宅地図 北見市1984年より)

 

しかしスコア欄を見ると、ボンジャック(テーカン)の備考欄に「2日間」の記載があります。百貨店内のゲームコーナーであれば大規模小売店舗法も生きていた当時で24時間営業はあり得ないため場所が異なるという推測も出来るのですが、地図情報を重視したいと考えます。情報がありましたら是非お寄せ下さい。

 

「まるい」と聞くと東京のマルイや北海道であれば丸井今井が思いつくのですが、そのいずれとも関係なく北見が地場の卸売業者が運営していた独立系の百貨店だったようです。

ja.wikipedia.org

しかし北見駅前に東急百貨店がオープンした影響で1986年7月に店舗を閉鎖。つまりゲーメストのスコア掲載から数か月後には店舗は閉店していることになります。

その後建物は東急に売却され「駅前プラザHOW」として再オープンしていますが、その際にゲームコーナーが引き継がれたのかは分かりません。

その「駅前プラザHOW」も1998年には閉館し建物は取り壊され、現在は写真の北見信金本店ビルとなっています。

 

2021年に現地調査に向かった際、丁度「北見駅開業110周年写真展」が北見駅待合室で行われており、その中に在りし日の〇いデパートの姿を確認することが出来ました。

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2021年11月21日撮影

 

一方、1988年7月号から記載が開始された「ファミリーランド」。

こちらもまるい店同様に、北見駅前に立地する「〇正デパート」の中に立地していました。1984年の住宅地図でも、〇いデパートのはす向かいに〇正デパートの存在が確認出来ます。

 

単発の掲載に留まったまるい店に対し、こちらは1992年6月まで4年間に渡りスコアの掲載が続きました。オホーツク地域唯一のハイスコア掲載店としてプレイヤーの支持を得ていたのではないかと思われます。

 

掲載終了後ですが平成14年(2002年)まででデパートの営業は続いていたようです。その後永らく建屋はそのままだったようですが2012年に跡地に写真の学習塾兼マンションである「一燈ビル」となって現在に至っています。店内ゲームコーナーがデパートの閉店まで残っていたのかは判明していません。

 

現在は建屋も完全に消失していますが、店舗のあった一番街の街路案内にはまだ〇正デパートの存在を確認出来ています。

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2021年11月21日撮影

 

下の1丁目街路案内の中央から右側付近を拡大したのが3枚目写真です。

至近距離にあり百貨店内ゲームコーナーという共通点も多かった両店ですが、最後に両者の位置関係が分かる写真をアップしておきます。

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2021年11月21日撮影

 

左に元〇いデパートの北見信金、右にある志学館の建物が〇正デパート跡となります。正面をそのまま進むと北見駅ロータリーとなります。

また、ルートインホテルの場所も元々は「金市館」というこちらも百貨店が存在したようで、北見駅前のかつての賑わいが想像できますが、現在は商店街も空き店舗が多く中心市街地の空洞化が進んでいるのはここも同様のようでした。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年9月号

マイコンベーシックマガジン1988年9月号(第7巻第9号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店数は105。先月の反動か先月比-5と減少数が大きくなっていますが、特に掲載が終了している店舗が多い訳ではなく今号の掲載が抜けている店舗が多いことに起因しているようです。新規掲載はありません。

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年9月号より)

 

トップスコア欄に「特別掲載」として枠が設けられたのが、全国で初めて達成されたグロブダーナムコ)1コイン1~99面クリア。

ランクイージー、5機設定、5万点エブリという設定をもってしてもゲーム発売から4年近くの歳月を要し、基本はニューゲームタイトルしか取り上げることのなかった当時のトップスコア欄においてもコメント付きでその偉業が称えられています。

 

現在でも時折1コイン1~99面クリア達成の報がSNSに上がる程難易度が高く、クリアすること自体が非常に価値のあるゲームですが、最初にガリバーとしてそれを達成することの厳しさが約4年という歳月に詰まっているのではないかと思います。

 

トピック店舗は中部、東海圏の初期ベーマガ掲載店へと移ります。

愛知県は豊田市の「フラッシュイントヨタ」、及び豊橋市の「ゲームコーナーU.F.O(遊びの広場U.F.O)」をピックアップします。

 

・フラッシュイントヨタ

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2021年5月3日撮影

・ゲームコーナーU.F.O(遊びの広場U.F.O)

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(スーパーソフトマガジン⦅マイコンベーシックマガジン別冊⦆1984年9月号より)

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2021年2月21日撮影

「フラッシュイントヨタ」は1984年8月号、「ゲームコーナーU.F.O」は同9月号から掲載が開始されました。星ヶ丘キャロットハウス、及びプレイシティキャロット豊橋店のナムコ系店舗を除くと愛知県では最も初期に掲載が開始された2店となります。

 

フラッシュイントヨタの場所は、東名高速の豊田インターチェンジが比較的近いものの最寄駅から徒歩で行ける距離ではないのですが、付近に聖心寮というトヨタ自動車の大型社員寮があるためその入居者が主要客層だったのではないかと予想しています。

 

私は1984年から1991年まで豊田市に在住していましたが、当時の自宅からは10㎞以上ありかつ駅からも遠かったこともあって、この場所を訪れたのは調査に向かった今回が初めてでした。

 

「松美ビル」という建屋は写真のように現存しており、1階がテナントスペースになっていることからこのいずれかに店舗があったと思われますが、どの場所に存在したかは外観からは既に分からなくなっています。

 

1984年中は毎月スコア欄が掲載されていましたが、1985年に入ると欄が無い号が現れ最後にスコア掲載があったのは1985年3月号。その後4,5,8,9月号は店舗欄はあるものの休載表記のため実質半年程度の掲載に留まりました。閉店時期は判明していません。

 

一方の「ゲームコーナーU.F.O」はプレイシティキャロット豊橋店に次いで豊橋市2店目の掲載店となりました。

キャロットは豊橋駅前に位置していましたが、こちらは中心市街地からは大きく外れており、正面の道路をもう少し東へ向かうと静岡県に入ってしまいます。県境付近は1987年まで「多米峠道路」という有料道路でした。

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ゼンリン住宅地図 豊橋市1985年より)

 

隣にある「喫茶LUCK」は現在も「LUCK CAFE」として営業が続いており、隣地は空き地となっています。最初は現在の税理士事務所の建物が跡地かと思いましたが、当時の住宅地図では駐車場の後方に建屋が存在していないため、既に当時の建屋は無くなっているものと思われます。

 

1984年9月号から掲載開始され、11月からは店名が「レジャーの広場U.F.O」へと変化、1985年に入っても掲載は続きましたが、85年11,12月と休載表記が続いた後にフェードアウトしました。閉店時期はこちらも不明です。

 

豊橋、豊川付近はドライブイン的ゲームコーナーが多かった地域ですが、渥美半島方面に「オートレストランUFO」という店舗が最近までありました。

plaza.rakuten.co.jp

場所や店舗名からしてこちらと関係がありそうですが、なにかご存知の方がいらっしゃれば情報をお待ちいたしております。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年9月号

ゲーメスト1988年9月号(第3巻第9号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店数は96で先月比-4となりました。先月に引き続き新規掲載店は0となっています。

以下スコア欄となります。

 

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ゲーメスト 1988年9月号より)

 

毎月掲載されている「ヒットゲームBEST10」で今月トップとなるのは先月のグラディウスⅡを抑えてナムコワールドスタジアムファミスタをアーケード向けにリビルドさせヒットしました。

その他にもトップ10に合計4タイトルをナムコが占めており、丁度システム1,2の双方が出揃った1987~89年あたりをナムコの第二次黄金期と捉える向きもあります。

 

しかしハイスコアシーンにおいては点数のないワールドスタジアムは勿論のこと、ファイナルラップもあまり話題にはならなかった気がします。ファイナルラップって多人数でワイワイと楽しむ分には良いんですが、一人プレイはあまり面白くないんですよね…

 

続いてトピック店舗です。

北海道の初期ゲーメスト単独掲載店の続きですが、札幌市を離れて十勝の中心帯広市へと移ります。「ミッキー稲田店(コインスナック稲田)」をピックアップします。

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ゲーメスト 1986年5月号より)

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2021年11月22日撮影

 

帯広市南部の郊外には「イトーヨーカドー帯広店」を始めとして商業施設が集まるエリアがありますが、イトーヨーカドーの正面を通る「稲田通り」と国道236号が交わる交差点の付近に店舗は存在した模様です。

ゲーメスト初回掲載では「ミッキー稲田店」となっていますが、1986年9月の2回目掲載及び住宅地図上では「コインスナック稲田」と表記されており、ドライブイン的な店舗であったと思われます。

住所表記が1986年当時と変わっており、誌面記載の住所(1986年9月号:帯広市稲田8線4番地22)ではイトーヨーカドー帯広店の駐車場付近を指すため、当初はイトーヨーカドーの敷地に飲み込まれてしまったのかと思いましたが、当時の住宅地図を確認した所写真の場所に辿り着きました。現在の住所は帯広市西3条南35丁目1となっています。

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ゼンリン住宅地図 帯広市1986年より)

 

住宅地図の建物配置と比較すると当初は1,2枚目写真の1階が飲食店となっている建物が跡地かと思いましたが、裏手にいかにもドライブインを彷彿させる三角屋根の建屋が残っており、この建屋で間違いないことを確信しました。もし異なっているようであればご指摘を願います。

建屋は現在は食肉加工業者の事務所となっており、元々の入口の扉は残っているものの使用されていません。また閉店後に衣料店として使用された形跡が三角屋根の部分に薄っすらと残っています。

 

ゲーメスト創刊号からスコアは掲載され、4か月の期間が空いたため創刊号のみの掲載に留まった店舗も多数ある中、次の1986年9月号にもスコア欄は残りましたが、結局この2回のみの掲載となってしまいました。以降北海道の十勝地域は1990年台後半までハイスコア掲載店は現れませんでした。

 

また、帯広市の「コインスナックミッキー」と検索すると、比較的近年まで残っていたこちらの店舗がヒットするようです。

jihanki.michikusa.jp

稲田店と同一系列で、他にも帯広周辺に複数の店舗が存在していたようですが、現在は全て姿を消しています。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト マイコンベーシックマガジン1988年8月号

マイコンベーシックマガジン1988年8月号(第7巻第8号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

掲載店数は110で先月比+3。3か月連続の増加となり1987年4月号以来の110を回復、最盛期に近い数字まで戻して来ました。新規掲載も4店あります。

 

セガ

ハイテクセガ豊川店(愛知県)

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ハイテクセガ神戸店(兵庫県

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ハイテクセガ大牟田店(福岡県)

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・その他

ゲームランド花丘(長崎県

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マイコンベーシックマガジン 1988年8月号より)

 

セガ系店舗が3店一気に新規掲載されているのが目立ちます。

現在も僅かに残っている(この記事執筆時点でセガは店舗運営から撤退したので、直に消滅すると思われます)ハイテクセガの店舗名称は1980年台後半から使われるようになりました。ナムコが「キャロット」の名称で統一していたのとは対照的にセガタイトーは店舗名がまちまちでしたが、ナムコに追従するような形てセガは「ハイテク(ランド)セガ」、タイトーは「ウィルトーク」のブランドで店舗展開を行うようになります。

合わせて大都市郊外や地方都市への出店が行われており、神戸は別ですが豊川や大牟田と言った県庁所在地ではない場所や郊外の駅前等にセガタイトーの直営店舗が多数展開された時期でもあります。都心部とは違って集客が容易ではないことからこの時期はまだゲームマニアに寛容な店舗も多く、1980年台前半のキャロット全盛期に対して80年台後半はセガタイトー系店舗をホームにしていたスコアラーも結構多かったのではないかと思います。裏を返せばそれだけナムコの勢いが落ちていたということですが…

 

以下スコア欄となります。

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マイコンベーシックマガジン 1988年8月号より)

 

掲載店数が増加したことで、チャレハイ通信欄がレギュラーとなった1987年9月以降初めて18店まるまる店舗欄で埋められたページが現れました。

 

また、セガ系以外で唯一今月から掲載が開始された長崎市の「ゲームランド花丘」、チャレハイ通信欄に「スコアラーのみんなも大喜び」とあります。

待望の掲載店デビューと思しきコメントですが、地図を見てもらうと判るように近隣に別の掲載店が2店も存在しており、スコアを申請できる環境は充分にあったと思います。ただその2店のスコア履歴はまるでチャレンジハイスコア開始当初のスコア欄の如く頑なに本名記載となっており、スコアネームが既に浸透していたこの時期においては寧ろスコアラーに敬遠されていたのではないかと想像されます。

 

続いてトピック店舗です。

東京都内の初期ベーマガ掲載店では貴重な城北地区の掲載店となる足立区の「サンシャインゲームセンター」をピックアップします。

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マイコンベーシックマガジン 1986年3月号より)

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2021年10月23日撮影

 

東武伊勢崎線、及び大師線西新井駅が最寄となります。駅前ロータリーを抜けて直ぐの場所にある写真の「伏見ビル」1階が店舗跡地となります。

 

1986年の住宅地図を見ると道路配置は大きく変わっていませんが、店舗前の道を挟んで向かい側の敷地は当時は日清紡西新井工場となっており、現在は工場跡地が再開発されショッピングモールへと変貌しています。

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ゼンリン住宅地図 東京都足立区1986年より)

 

先に述べたように東京都の城北、城東区域は城西や城南と比べてキャロットが稀少だったこともあり掲載店舗数が少なく、掲載されても短期間で姿を消していた店舗が多い中、1986年3月の掲載開始から1991年9月と比較的長期に渡って掲載が継続しました。スコアラーの集まりも良く近隣だけでなく東武線沿線を中心とした埼玉県方面からの来店もあったようで、レベルの高いスコアが度々登場しています。

 

また、ゲーメストへは創刊号に店舗欄が存在していました。

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ゲーメスト 1986年5月号より)

 

しかしゲーメストへの掲載はこの一度きりとなりました。次回の店舗別スコア欄が現れるのが4か月後である9月号となった影響か創刊号だけの掲載となった店舗は多く、ここもその一つとなっています。

また括弧書き店舗名の「ゲームブティックサンシャイン」は、当時有名だった「ゲームブティック高田馬場」をリスペクトして付けられたとの話を伺っていますが、ベーマガ誌面ではこの名称は一度も現れませんでした。かつてはゲームグッズの店舗販売を行っていた時もあったようで、全盛期のナムコ直営店のような店舗を目指していた姿勢を垣間見ることが出来ます。

ハイスコア集計店マッピングプロジェクト ゲーメスト1988年8月号

ゲーメスト1988年8月号(第3巻第8号)のハイスコア集計店マップとなります。

 

総店舗数は100で先月比-3となっています。今月は新規掲載店はありません。

以下スコア欄となります。

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ゲーメスト 1988年8月号より)

ヒットゲームベスト10のランキングでトップに輝いているのは当時絶頂期であったグラディウスⅡ。丁度ニューバージョン(7万エブリ→15万エブリ)が登場した直後でしたが、このバージョンアップがプレイヤーの反発を買ったと記されています。しかし7万エブリでは永久パターンとなってしまうため営業的にやむを得ない判断でもあり、その点に触れていないのはあまりにもプレイヤーサイドに偏り過ぎているのではないかとも思えます。

永久パターンが発覚したタイトルは後々ゲームの評価が下がってしまう傾向があるのも事実で、このバージョンアップが無かったら現在に至るまで名作の扱いを受けることは叶わなかったのかもしれません。

トピック店舗へ移ります。

先月に引き続き北海道内のナムコ系以外初期ゲーメスト単独掲載店として、札幌市の「ハイテクセガ平岸」をピックアップします。

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ゲーメスト 1987年6月号より)

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2021年3月28日撮影

大通駅から地下鉄南北線で10分程度、南平岸駅から平岸通(国道453号)へ出て通りを北へ向かった写真のマンション1階が跡地となります。北海道初のセガ系掲載店でもあります。

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ゼンリン住宅地図 札幌市豊平区1989年より)

写真のマンション1階で現在は洋菓子店及びラーメン店に分割されていますが、セガの時には分割されずに平岸通に面した部分を全て使用していました。

ゲーメストの札幌シールハイクでも店舗が取り上げられ、そこから営業中の店舗外観が確認出来ます。

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ゲーメスト 1988年5月号より)


この店舗名を聞くと咄嗟に「スーパーハングオン」が思いつく方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。スーパーハングオンミニライドオンタイプの特にエキスパートコースでトップスコアが度々掲載されたため、お店の代名詞にもなっていたように思います。

ゲーメスト本文中でもスーパーハングオンの件が触れられていますね。

 

また地下鉄の駅名が「霊園前」になっていますが、これは1994年に現在の南平岸に改称されています。

 

また、1989年9月号からは「ハイテクセガ南7条店」との2店合同集計となります。

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ゲーメスト 1989年9月号より)

 

こちらはゲーメスト誌面に一度も住所が記載されなかったため場所が不明だったのですが、「札幌・小樽のゲーセン情報リスト」に住所が記載されていました。

seesaawiki.jp

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ゼンリン住宅地図 札幌市中央区1989年より)

 

手前の線路は札幌市電となっており、路面電車から店舗の姿を確認出来たようです。

郊外住宅地の趣ですが、札幌市内は澄川や新琴似のような中心街から若干離れた場所でも広くゲームセンターが分布していた地域だったことが分かります。

こちらはまだ調査を行えていないため、いずれ改めて現地に伺う機会を設けたいと思います。

掲載終了は1990年8月号で、2店合同集計のまま幕を閉じています。閉店時期は双方ともに判明していません。